かぐや姫の物語

かぐやひめのものがたり|----|----

かぐや姫の物語

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レビューの数

200

平均評点

76.5(1231人)

観たひと

2032

観たいひと

156

(C)2013畑事務所・GNDHDDTK

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / ファンタジー / ドラマ
製作国 日本
製作年 2013
公開年月日 2013/11/23
上映時間 137分
製作会社 スタジオジブリ=日本テレビ=電通=博報堂DYMP=ディズニー=三菱商事=東宝=KDDI
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声 5.1ch

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督高畑勲 
脚本高畑勲 
坂口理子 
原案高畑勲 
企画鈴木敏夫 
製作氏家齊一郎 
製作名代大久保好男 
プロデューサー西村義明 
人物造形・作画設計田辺修 
作画監督小西賢一 
撮影監督中村圭介 
美術監督男鹿和雄 
音楽久石譲 
主題歌二階堂和美
(「いのちの記憶」ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
動画舘野仁美 
色指定垣田由紀子 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

竹から出てきたかぐや姫が美しく成長し、男性たちからの求婚をかわし、やがて月に帰っていく様を綴った『竹取物語』を題材にしたアニメ。監督・原案・脚本は「ホーホケキョ となりの山田くん」以来14年ぶりの新作公開となる高畑勲。『風に聞け』で第36回城戸賞に入選した坂口理子が脚本に参加。本作では先に声の収録をし後から作画を行うプレスコを採用。かぐや姫の声を「神様のカルテ」の朝倉あきが、幼なじみの捨丸の声を「横道世之介」の高良健吾が、かぐや姫を育てる翁の声を2012年に他界した「海軍特別年少兵」の地井武男が、媼の声を「マルサの女」の宮本信子が担当。制作は「風立ちぬ」「おもひでぽろぽろ」のスタジオジブリ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

竹から出てきたかぐや姫が美しく成長し、男性たちからの求婚をかわし、やがて月に帰っていく様を綴った『竹取物語』。日本最古の物語と言われている『竹取物語』を題材に、姫が犯した罪と罰を描く。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2014年1月下旬号

日本映画時評:第299回 映画に流れる時間の不思議さについて

2013年12月下旬号

読む、映画:「かぐや姫の物語」

REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評:「かぐや姫の物語」

2013年12月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「かぐや姫の物語」

【巻頭特集】偉才 高畑勲の到達点「かぐや姫の物語」:ロングインタビュー 高畑勲(原案・脚本・監督)

【巻頭特集】偉才 高畑勲の到達点「かぐや姫の物語」:スタッフの証言(1) 西村義明(プロデューサー)

【巻頭特集】偉才 高畑勲の到達点「かぐや姫の物語」:スタッフの証言(2) 男鹿和雄(美術監督)

【巻頭特集】偉才 高畑勲の到達点「かぐや姫の物語」:スタッフの証言(3) 久石譲(音楽)

【巻頭特集】偉才 高畑勲の到達点「かぐや姫の物語」:作品評

【巻頭特集】偉才 高畑勲の到達点「かぐや姫の物語」:高畑勲を語る(1) 大塚康生

【巻頭特集】偉才 高畑勲の到達点「かぐや姫の物語」:高畑勲を語る(2) 小田部羊一

【巻頭特集】偉才 高畑勲の到達点「かぐや姫の物語」:高畑勲を語る(3) ユーリ・ノルシュテイン

キネ旬戯画 映画という名のアニメーション:第42回 ファンタジーに対する世代間の刺激的ぶつかりあい

2013年9月下旬号

【巻頭特集】2013年秋冬目玉作、総ざらい お楽しみはこれからだ!!:「かぐや姫の物語」&ジブリ・ワールド 砂田麻美(「夢と狂気の王国」監督)が語るジブリ

【巻頭特集】2013年秋冬目玉作、総ざらい お楽しみはこれからだ!!:「かぐや姫の物語」&ジブリ・ワールド 西村義明(「かぐや姫の物語」プロデューサー)が語る狂気の制作現場

2024/09/19

2024/09/28

71点

購入/DVD 


絵が素晴らしい

他作品のようなリアルなアニメーションとは異なり、絵がシンプルな画風にも関わらず、動く映像にしても違和感を感じさせない。まるで画集を見ているかのような美しさがある。

2024/02/10

2024/02/11

86点

テレビ/無料放送/読売 テレビ 


2度目も最高!

2度目の鑑賞。感想等のレビューについては、前回とほぼ一緒。何度観てもジブリ作品は最高だね。

2022/08/14

2022/08/14

95点

映画館/東京都/グランドシネマサンシャイン池袋 


生きている喜び

ネタバレ

9年前に映画館でこの映画を観た時、次回この映画を観るのは絶対に映画館で観ると決めていた。今回この機会を得たことがとても嬉しい。
まずは、この映画は、印象的なシーンが多い。
特にかぐや姫が竹から生まれて(?)から、歩き始めるぐらいまでが表現が丁寧で、特に翁が歩き始めた姫を後ろから呼び感極まって泣いてしまう、このシーンが微笑ましく、何故か泣いてしまった。また中盤で(このシーンが恐らくこの映画で一番有名だが)姫が自分が見せ物的に扱われていることを知って、怒って生まれ故郷(?)に帰るシーンのアニメーションの線の粗さ、姫の表情、月の描写が凄まじい。
内容は(この竹取物語を扱う上では仕方がないが)姫と大臣たちとの贈り物のやり取りの件は少し退屈であるが、(個人的に思う)大きなテーマとしてはやはり「生きる」ことと自然との共生ではないだろうか。
竹取物語の製作は平安時代と言われているが、当時、遣唐使として唐から空海や最澄が持ち帰って、後に唱えられる「草木国土悉皆成仏」の精神が見てとれる。間違いを承知で言うと、人間も草も石も同じものに帰するもので、それらは平等であり何も違わないんだということ。この映画から、生きることの素晴らしさと自然との共生、これを強く感じる。
かぐや姫は、月に帰る時、記憶を消されてしまうが、月に帰る途中で見せる涙は地球で過ごした自然との共生と生きることの素晴らしさを懐かしんでいるようである。

2022/02/18

2022/02/18

78点

その他/ツタヤレイクタウン店、、Blu-rayレンタル 


高畑勲

高畑監督の最終作。
「竹取物語」は、原本・作者不詳。
日本最古とも言われる昔話である。
そんなストーリーにケチをつけるのもなんだが、やっぱり終章は面白くない。
このアニメ作品では、その終章も仏教に感化されたかのよう。
「月の世界」とは仏教だったんですか。
いったい何なのでしょう。
ヒロインが可哀想ですね。

「かぐや姫」の名付け披露宴で、ヒロインの怒りと哀しみで画調が突然変わる。
この作品の最大の見せ場になったが、このシーンをもっと拡大活用して、全篇にもっと冒険して欲しかった。

地井武男さんが翁の役で出演されてる。
認識なかったが、地井さんの声の出演ではあるが遺作である。
亡くなられてから1年4カ月後に作品が封切られた。
改めて、「ありがとう。」の言葉を贈ります。

2021/11/14

90点

映画館/新潟県 


【漆黒に浮かぶ孤独な星】

資本・物質主義の高まりが、人を鬱・引きこもりにするのだろうか…。

自然回帰・質素讃美を 躍動煌め高らかに謳うと同時に、地位・名声・資産それぞれの執着心への陰鬱な眼差しが印象深い。
全篇徹底されたラフなタッチが、それら肯定的及び懐疑的訴求を際立たせてゆく。

荒涼した心象の象徴としての、遠くかけ離れた地-月-。 人類が作り出した巨大制度[結婚]の呪縛や 男性恐怖症等、副次的主題の散りばめ方も素晴らしい。




《劇場観賞》

2021/09/09

2021/09/09

75点

選択しない 


ジブリのアニメは今ひとつ絵に馴染めなかったのですが、この表現は素晴らしい。物語よりも絵を追いかけました。展開はかなり変えてあるのでいっそラストもハッピーエンドにして欲しかった。