高畑監督の最終作。
「竹取物語」は、原本・作者不詳。
日本最古とも言われる昔話である。
そんなストーリーにケチをつけるのもなんだが、やっぱり終章は面白くない。
このアニメ作品では、その終章も仏教に感化されたかのよう。
「月の世界」とは仏教だったんですか。
いったい何なのでしょう。
ヒロインが可哀想ですね。
「かぐや姫」の名付け披露宴で、ヒロインの怒りと哀しみで画調が突然変わる。
この作品の最大の見せ場になったが、このシーンをもっと拡大活用して、全篇にもっと冒険して欲しかった。
地井武男さんが翁の役で出演されてる。
認識なかったが、地井さんの声の出演ではあるが遺作である。
亡くなられてから1年4カ月後に作品が封切られた。
改めて、「ありがとう。」の言葉を贈ります。