蛇のひと

へびのひと|----|----

蛇のひと

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レビューの数

10

平均評点

72.2(121人)

観たひと

181

観たいひと

30

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 2010
公開年月日 2010/9/25
上映時間 102分
製作会社 WOWOW
配給 角川シネプレックス
レイティング 一般映画
カラー カラー
アスペクト比 16:9
上映フォーマット HD
メディアタイプ ビデオ 他
音声 不明

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督森淳一 
脚本三好晶子 
音楽中島靖雄 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演永作博美 三辺陽子
西島秀俊 今西
板尾創路 今西の幼なじみ
劇団ひとり 漫画家の卵
田中圭 社員
勝村政信 里中
ふせえり 保険勧誘員
佐津川愛美 里中の妻
北村有起哉 原田
奥貫薫 原田の妻
河原崎建三 義太夫の師匠
國村隼 伊東部長
ムロツヨシ 陽子の婚約者
石野真子 伊東部長の妻

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「人のセックスを笑うな」の永作博美と「ゼロの焦点」の西島秀俊共演のサスペンス。会社の金を横領して行方不明になった課長の捜索を命じられた女性社員が、彼の人間関係を追う中で、予想もしなかった事実に突き当たる。“第2回WOWOWシナリオ大賞”受賞のドラマを期間限定で劇場公開。監督は「重力ピエロ」の森淳一。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

とある朝。会社員、三辺陽子(永作博美)が出社すると、社内は大変な騒ぎになっていた。部長の伊東が自殺したというのだ。しかも課長の今西(西島秀俊)まで行方不明だという。陽子はとりあえず、葬儀の手伝いに行くが、伊東の妻、牧子の口から出てくるのは、何故か今西の話ばかり。葬儀の後、副社長から呼び出された陽子は、今西が会社の金を横領して逃亡した可能性があると聞かされる。しかも、伊東部長がその証拠を握っていたというのだ。今西が伊東を殺したのではないか……?今西の人柄を知る陽子は、あんないい人がそんなことをするはずがないと思いつつ、会社の命令で今西の捜索を開始する。今西の友人を順番に訪ねて行く陽子。今西に振られた後、今西の友人と結婚し、DVが原因で離婚した女性。今西の言葉に従ってマンションを購入したものの、ローンの支払いで疲れ果てた夫婦。今西の仲裁を受けて、愛人と妻と3人で住むことになった友人。みんなどこかしら不幸になっていた。今西を知る人物を訪ねるうちに、彼が一体どんな人間だったのか、陽子には分からなくなっていく。更に、恐ろしく、悲しい今西の過去を知ったとき、陽子はある衝撃の事実に気づき、愕然とする……。そして、思いがけない場所でようやく今西を発見した陽子は……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023/07/30

2023/07/30

-点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


2019/08/18

75点

選択しない 


不気味さがよい

全編に漂う不気味さ。静かな映画なのに、見終わった後にも残るざわざわ感。
西島秀俊の関西弁が、かっこいい。
忘れた頃にまた見たくなる、クセになる映画。

2018/12/24

85点

選択しない 


こわい

とてつもなく完成度の高い映画だった
キャストや演出、ストーリー展開、素晴らしい。

ある人物を追い求め、過去を照らし出しながら本性を暴いていく。
この手法は演者と演出が巧みでないと盛り上がらない。
その点で飽きる事なく観れたのは、今西を演じた彼の魅力が大きいのかもしれない。

仕事が出来て、優しくて、話しやすいのに、どこを見ているのか分からない。
そんな不思議な佇まいの今西と関わった人々を通して、フィルターを取り除いていく。

見終わってから尾を引くのは、彼の本当の真意や部下である三辺との関係性がいまいちハッキリしないからだろう。

心の中に住まう蛇って所謂、プライドのようなものかな?
人ってプライドを傷をつけられると、意地になっちゃう。
そんなシンプルなものでもないのだけど、、

どちらにせよ、ラストシーン今西があそこにいた理由、2人が交わした会話、深読みすればするほど怖いです。

観た人のそれぞれの心の中に静かに入り込んでかき乱す、そんな性質がこの映画にはある。

2018/04/14

2018/04/17

70点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


邪のひと。

ネタバレ

へびのひと、蛇のひと、じゃのひと、邪の人という意味でも語られているようだが、イブを誘惑して知恵の実を食べさせた蛇をもイメージしているのだろう。

言葉で誘導して人を不幸な道に誘導していく同僚の足跡を辿っていくストーリー。浄瑠璃という語りの世界で人格が形成された人物が、語ることで人の心理の奥を揺さぶってくる。少し、黒沢清の「CURE」を彷彿させるのは、黒沢清作品所縁の西島秀俊主演だからか。

主人公の永作博美のことを、蛇のひと西島秀俊がどう思っているのかで最後まで引っ張り、失われた覗きプリズムが人の心によって戻ってくる辺りに作品としての情感がある。

2016年

2016/05/05

90点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/スマホ 


めちゃいい

永作の演技が好きなのかな。ひきこまれる

2016/04/02

2016/04/02

70点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


面白い

子役が惜しい。非常に大切なシーンをストーリー上子供にゆだねるしかないのはわかるが、大人陣の芝居達者ゆえかどうしても興が醒める。一昨日視た「ババドック」と図らずも同じテーマだったことが僥倖。