4Kデジタル修復版で鑑賞。いやー、これは映像がすごく美しくて、話は限りなくどうでもいいんだけど、映像を眺めるだけでも価値がある。また、シネスコの横長の画角を活かしきった大道具と人間の配置が素晴らしい。そして何より照明の当て方が最高で、暗闇の中に浮かぶスタイリッシュな映像が圧倒的に美しい。芥川也寸志の音楽もとても良い。途中にちょこっと流れるジャズ風の音楽も時代を感じさせるね。長谷川一夫の出演映画三百本目を記念した映画ということだけど、さすがにもう少し若い時分にやってほしかった感はある。とはいえ、貫禄はものすごい。純情可憐な若尾文子さん、ハスッパな山本富士子さんはどちらも超美人で眼福。市川雷蔵がむちゃくちゃ若いねえ。