ターミネーター2

たーみねーたーつー|Terminator 2: Judgmant Day|Terminator 2: Judgmant Day

ターミネーター2

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レビューの数

147

平均評点

84.2(1519人)

観たひと

2566

観たいひと

47

(C)1991 - STUDIOCANAL - Tous Droits Reserves

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル SF / アクション
製作国 アメリカ
製作年 1991
公開年月日 1991/8/24
上映時間 137分
製作会社 パシフィック・ウエスタン・プロダクション/ライトストーム・エンターテイメント作品
配給 カロルコ/東宝東和
レイティング PG-12
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

未来から送り込まれたサイボーグと人間との戦いを描いた「ターミネーター」(84)の続編。製作・監督・脚本は前作同様、「アビス」のジェームズ・キャメロン、エグゼクティブ・プロデューサーも前作に引き続いてのゲイル・アン・ハードと、今回新たに加わつた「トータル・リコール」のマリオ・カサール、共同脚本はウィリアム・ウィッシャー、共同製作はB・J・ラックとステファニー・オースチン、撮影は「ゴースト ニューヨークの幻」のアダム・グリーンバーグ、音楽は前作と同じブラッド・フィーデルが担当。出演はアーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリックほか。後に16分のシーンが追加された「特別編」が製作されている。2017年8月11日より、3D化された「ターミネーター2 3D」が公開される(配給:キノフィルムズ)。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

あれから10年後の1994年、人類滅亡の日は3年後に迫っていた。表面上は平和に見えるロサンゼルスの街に、未来から2体のターミネーターが送り込まれてきた。1体は未来社会を支配しているミリタリー・コンピューター、スカイネットにより送り込まれたT1000型(ロバート・パトリック)。未来の指導者となるべく運命づけられた少年ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)を抹殺するという使命を与えられたT1000は、形状記憶擬似合金で構成されていて、触れることでどんな物体にも変化でき、しかもその戦闘能力は以前の101型をはるかに上回っていた。もう1体は未来のジョン・コナー自身が送りこんだT800型(アーノルド・シユワルツェネッガー)で、少年ジョンを守ることを使命としてインプットされていた。その頃、ジョン・コナーは養子に出され、その母サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は、1997年8月29日に核戦争が勃発し人類が滅亡するという危機を人々に訴えようとして精神病院に送り込まれていた。ジョンを狙いT1000の執拗な追跡が始まった。オートバイに乗ったジョンを、姿を変えながらどこまでも追いかけるT1000。その前にT800が立ちふさがり、その場はジョンはかろうじて命びろいをする。「君を守るためにやってきた」と告げるT800にジョンは驚くが、心を開き、精神病院に閉じ込められたサラを救い出そうと病院に向かう。病院を脱走しようとしているサラは厳重な警備を死闘の末に抜け出し、息子ジョンと再会する。以前自分を殺そうとしたターミネーターにうりふたつのT800を初めは疑ったサラだったが、次第に彼を信じるようになり、共に人類を滅亡の危機から救おうと行動を開始する。メキシコで武器を調達し、サラは単独で研究所員マイルス・ダイソン(ジョー・モートン)の家を襲撃する。未来の人類滅亡の危機を招くことになる革命的な新型コンピューター・チップの研究をストップさせるためだ。しかし駆けつけてきたジョンと、マイルスの家族たちに止められたサラはマイルスに研究所を破壊するように懇願する。サラの言葉を信じたマイルスと共に、サラ、ジョンとT800は研究所の厳重な警備に命を危険にさらされながら、保管されていたターミネーターの腕とチップの盗み出しに成功した。そして再びT1000の追跡が始まり、戦いはT800とT1000の死闘となる。機関銃の連続発射にもぐにゃりと体の形を変え再生しては攻撃してくるT1000だったが、遂に溶鉱炉に追いつめられ、溶けて壮絶な最期を遂げた。サラは未来の悲劇を生む腕とチップも溶鉱炉に投げ入れたが、ジョンの命を守り続けたT800も、夕ーミネーターの研究素材として人類滅亡の危険性を秘めている。そのことを知っているT800は、「行かないで」と泣き叫ぶジョンとサラに別れを告げ、溶鉱炉の中に自ら沈んでいくのだった。人類滅亡の危機を回避し、再び平和が街に訪れた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024年9月号

COMING Old Pictures 旧作紹介:「ターミネーター2」

1992年3月下旬号

特集 「ターミネーター2」ビデオ&コンプリート・スクリーンプレイ 発売記念特集:書評

特集 「ターミネーター2」ビデオ&コンプリート・スクリーンプレイ 発売記念特集:ロバート・パトリック インタビュー

1991年9月下旬号

外国映画批評:ターミネーター2

外国映画紹介:ターミネーター2

1991年8月下旬号

グラビア《Coming Attractions》(新作紹介):ターミネーター2

特集 ターミネーター2:

特集 ターミネーター2:SFX雑談 品川四郎×渡辺麻紀

特集 ターミネーター2:アーノルド・シュワルツェネッガー インタビュー

特集 ターミネーター2:ジェームズ・キャメロン インタビュー

特集 ターミネーター2:リンダ・ハミルトン インタビュー

特集 ターミネーター2:スタン・ウィンストン インタビュー

1991年7月上旬号

グラビア《Special Selections》:ターミネーター2

2025/05/06

2025/06/02

80点

映画館/神奈川県/イオンシネマ海老名 
字幕


僕らは恐ろしい未来に近づいているのかも

ネタバレ

【午前十時の映画祭で鑑賞】
未来から現代に送り込まれた旧型のターミネーターが、将来の人類とコンピューターとの戦争で人類のリーダーになる子どもを抹殺すべく送り込まれた最新型のターミネーターから、その子どもを守ろうとする。
前作のヒットを受けて作られた続編。通常、続編というと正編(前の作品)よりは見劣りしてしまうことが多い。ところが、本作品は正編に勝るとも劣らない。大規模な超大作になって戻ってきた。I'll be backが現実になった。
今、見ると公開時(1991年)には絵空事にしか見えなかったものにリアリティーを感じた。
例えば、物語の前提となっている人類とコンピューターの戦争。公開時はコンピューターが人類を敵と見なすなんて100パーセントありえない空想だったが、AI技術が進んだ今はひょっとすると…なんて思える。
で、そのコンピューターを飛躍的に発展させたのが半導体メーカーの生み出したチップだというのは、その業績の見込みだけで株式市場を動かすほどの今をときめくあの半導体メーカーを思い浮かべてしまう。
いや、未来の戦争で攻撃機が無人で無差別に攻撃してくるというのは、もう現実になっているではないか。
ターミネーターの未来にリアリティーが出てきた。僕らは恐ろしい未来に近づいているのかも…。製作から30年以上を経て見た今回はそんな感想も湧いてきた。
鉄腕アトムの未来が好きなんだけど。

2025/05/20

2025/05/20

90点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズららぽーと横浜 


どうすればよかったか

流石に古臭さは感じるが、やはり相当に面白い。そしてやはりサラ・コナーが相当にうざい

サラ・コナーの思慮に欠ける勝手な行動から、騒ぎがどんどん大きくなる。

さて、どうすれば良かったか?
ダイソンを迷わず殺せば、世界は変わったのか?否。

結局、ダイソンが死んでも、ターミネーターは存在しつづけた。
(ダイソンが死んで、スカイネットがなくなれば、ターミネーターの存在自体が消えるということだと思っています)

なぜか?

結局、ダイソンのような人を一人殺したとしても、代わりの誰かが同じようなことを始めてしまい、人類は破滅の道を進むということだろうか?

色々考えたんだが、成人したジョー・コナーが送り込むべきは、ジョー・コナーが生まれる前の世界で、与えるミッションは、旧ターミネーターの手の部品を回収することだったんではないだろうか。
その上で、自分の存在が消えるまで、ダイソンを殺したり、スカイネット社を破壊したりするミッションを与えるのが正しかったのではないか。

それでも人類は破滅の道を進むのだろうか

2025/05/17

2025/05/17

-点

映画館/東京都/イオンシネマ多摩センター 
字幕


機械化した人間、人間化した機械

"Hasta la vista, Baby"

午前十時の映画祭15にて鑑賞。
1984年のサラ・コナー抹殺計画は阻止され、後の人類抵抗軍指導者ジョン・コナーが誕生する。サラ(演:リンダ・ハミルトン)はウェイトレスを辞め、来たる核戦争に備え南米各地でサバイバル術を身に付ける。
しかしそれから約10年後、サラによって語られる未来の世界の話は周囲に理解されず、サラは精神病棟に収容され、ジョン(演:エドワード・ファーロング)は養父母と暮らしていた。そんな中再び2029年の世界から最新型ターミネーターT-1000(演:ロバート・パトリック)と、'84年の世界に続いてT-800(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)がタイムスリップする。T-1000は機械軍の指示に基づきジョン・コナー少年を抹殺しようと試みる。一方でT-800は意外な目的でジョンに接近しようとしていた。
所謂"ターミネーター"はこっち。前作の低予算ぶりから一転し、当時の最高額である1億200万USDが製作費としてかけられたが、前作以上の大ヒットによって余裕で回収に成功した。言うまでもないが、"溶鉱炉ミーム"の元ネタである。
前作以上に面白かった。細かいことを言えば、前作でカイルが「タイムマシンは自分が派遣された後破壊された」と話しているので、T-1000にしろT-800にしろどうやって来たんだ?と疑問は残るがこまけえこたぁいいんだよ(それにカイルは破壊されるところを見ていないという苦し紛れの言い訳もできるっちゃできる)。そして引き続き全体的には脚本の構成が巧い。
シュワ映画の中でも特に「面白かった」の一言以外余計なコメントはいらないのが本作なので、個人的に感じたことをつらつらと。
可哀想だなと感じてしまった人物が1人いて、それはサイバーダイン社の開発部長ダイソン(演:ジョー・モートン)である。少なくともここまでのテーマは"未来に起こる事態を過去にタイムスリップして未然に防ぐ"ことなのだが、もしダイソンの開発が人類にとっての厄災ならば、サラやジョンの存在もまた「機械にとっては」厄災なのである。未来改変が阻止されてまた一方では未来改変が成功してしまうのは実に人類のご都合主義な気がしてならなかった。劇中サラが回想しているように、物語の中で最も人間臭いのは実はT-800なのではないかということを、ダイソンを通じてサラが証明してしまっている。未来を変えるだけの知能を有してしまったがために災難に巻き込まれたダイソンとその家族には同情を禁じ得なかった(一応彼にも隠し事はあるにせよ)。
コマンドー(1985)よろしく、こちらでも滅茶苦茶なパワープレイによって話を進めるシュワちゃんは、日常考えにくい状況の中で「アメリカ人が憧れる父親像」を見せているような気がしてならない。しかしアメリカは強くなり過ぎた。現代のアメリカ人に泣く気持ちは理解し得るのか?そんなことを考えた。

2025/05/06

2025/05/06

83点

映画館/東京都/グランドシネマサンシャイン池袋 
字幕


風貌が変わったリンダ・ハミルトンの魅力満載

午前10時の映画祭にて久しぶりの映画館鑑賞。映画館で観るのは公開時以来だとは思うが、テレビ放送、有料チャンネルなどで何度も観ているのでストーリーはほぼ覚えていた。
最高の娯楽作品の一つ。

はじめて観た学生時代は液体金属のT1000に度肝を抜かれて、友人と驚きを語り合ったのをた今でもよく覚えている。
サラ・コナーが入院していた施設で、T1000が鉄格子をすり抜けるシーンをはじめて観た時はキャメロン監督作品の特撮技術にほんとビックリしたなぁ。

今回の鑑賞では今更の新発見はあまりなかったが、面白い映画であることは今なお変わらない。
リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーの前作から様変わりした鍛え上げられた風貌と前作以上に魅力的な筋肉になったシュワルツネッガーがとても印象的。

特に入院施設内て裸足のまま静かに駆ける様子と施設から抜け出し南部(メキシコかな)で武装準備しているリンダ・ハミルトンはとてもカッコいい。
観るたびにこの映画のために体を仕上げたサラ・コナーの魅力が増していくなあ。

2025/01/05

2025/01/06

85点

テレビ/無料放送/BS日テレ 
字幕


何度観ても面白さが色褪せることがない。第1作の衝撃性を超えることは普通は難しいのだが、J・キャメロンの偉才をあますところなく見せたアクションSF映画の傑作ですね。

2024/12/30

2024/12/30

85点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/テレビ 
字幕


めちゃくちゃ面白い

個人的にパート1はそんなに面白いと思わなかったのですが、今作はとても面白かったです。
ストーリーや展開がきちんとしているのはもちろん、ターミネーターの戦い方がものすごく演出や映像にこだわって作られていて、単純にかっこよかったです。
そして何よりも、ジョン・コナーとシュワルツネッガーが演じるの方のターミネーターとのやり取りが“人間というものを描いていて”素晴らしかったと思います。