両手を広げ広い空に希望を見出す2人、真っ黒な海に垂直に沈んだタイタニック号誰もが知るシーンの数々がまさか映画館の大スクリーンで観ることができるとは思わなかった。
夢と希望に満ちた前半、沈みゆく中で絶望と悲鳴が立ち込める後半どのシーンも頭に残るアイコニックな作品だと再認識した。
ジャックとローズの短い期間ながらも確かに永遠に続く愛、一生を捧げた老夫婦の最期、幼い子供たちに安心させる御伽話と温かいハグをした母親、最後の最後まで美しい音色を奏で続けた楽器隊どの人にも当たり前のように人生があり、突如終わりを知った時の生き様に毎度胸が打たれる。
中でも楽器隊の最後の演奏シーンは毎回号泣してしまう。
自分の仕事に誇りを持ち、最高の仲間と人生が終わるまで真摯に向き合う姿に胸が締め付けられる。
これは幸せな人生だと思った。
タイタニックは現代でも爆発的な人気を誇り、永遠に語り継がれるこれぞ不朽の名作だと今は言い切れる。