アビス

あびす|The Abyss|The Abyss

アビス

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レビューの数

38

平均評点

71.8(278人)

観たひと

529

観たいひと

21

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ / ラブロマンス
製作国 アメリカ
製作年 1989
公開年月日 1990/3/24
上映時間 140分
製作会社 20世紀フォックス
配給 20世紀フォックス
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

深海に潜む生物体との遭遇を描くアドベンチヤー・ロマン。製作はゲイル・アン・ハード、監督・脚本は「エイリアン2」のジェームズ・キャメロン、撮影はミカエル・サロモン、音楽はアラン・シルヴェストリが担当。出演はエド・ハリス、メアリー・エリザベス・マストラントニオほか。後に171分の完全版が発表されている。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

深海。アメリカ海軍の原子力潜水艦が謎の物体に襲われ、救助活動の基地として選ばれたのは海底油田採掘用試作品住居<ディープコア>だった。バッド・ブリッグマン(エド・ハリス)を始めとする9人のクルーのもとに、コフィ大尉(マイケル・ビーン)が指揮する海軍のダイバー・チームと、ディープコアの設計者リンジー(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)がやって来る。実はバッドとリンジーは離婚間近の夫婦で、ふたりは事あるごとに対立するのだった。そんな折、クルーのジャマー(ジョン・ベッドフォード・ロイド)が救助中に巨大な光る物体を目撃し、ショックで昏倒してしまう。そしてリンジーも、その光を見た。一方コフィたちは、バッドたちに無断で原潜から何かを回収する。その頃海上は嵐に襲われ、基地を結ぶ連絡ケーブルが切れた挙句、音信不通となり、クルーからも犠牲が出た。被害状況を調べるために外に出たリンジーは、海溝から姿を現わしたあの光る物体と再び接触するが、バッドたちはその事を信じない。やがてリンジーは、コフィが原潜内から回収したものが核弾頭であることを知り激しく詰め寄るが、彼は潜水病とストレスからの緊張感で狂気の世界に入り始めていた。そんな時、光る訪問者がやって来てクルーとコミュニケーションをとり始めるが、それによってコフィの狂気はエスカレートし、海溝で核弾頭を爆発させようとする。その危機を救ったのは昏睡から醒めたジャマーで、バッドは潜水艇で海中に出たコフィを追ってリンジーと共に、必死の追撃戦を展開する。激しい戦いの末に、コフィの艇は海溝に落ちてゆき、水圧で爆死した。バッドとリンジーを乗せた艇も損傷が激しく、バッドが潜水ヘルメットをかぶってディープコアまで到着した後、溺れたリンジーを蘇生させるのだった。そしてバッドは、海溝に落ちた核弾頭の起爆装置を解除するため、液体酸素で満たしたヘルメットと潜水服を着て、底知れぬ深淵へと潜ってゆく。そして彼は起爆装置のコードを切断することに成功するが、液体酸素はディープコアに戻るまでなかった。こうして死を迎えようとしているバッドを救出するのは、あの光る巨大な物体だった。やがて嵐は去り、地上と交信が再開され、リンジーたちはバッドが生きていることを知り歓喜する。そしてふたりは夫婦としての絆を取り戻すのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1993年11月上旬号

グラビア《New Release(新作映画紹介)》:アビス 完全版

1993年9月下旬号

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1990年4月下旬号

外国映画批評:アビス

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1990年2月上旬号

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1990年1月下旬号

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1990年1月上旬号

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特集 アビス:プロダクション・ノート

1989年12月上旬号

グラビア:アビス

2024/10/17

76点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


LOVE YOU WIFE

ネタバレ

これはジェームズ・キャメロン版『未知との遭遇』といった感じだろうか。
『ターミネーター』や『エイリアン2』のような脅威の存在はないものの、冒頭からラストまでスリリングで飽きさせない展開はさすが。

アメリカの原子力潜水艦が正体不明の物体に接近され、コントロールを失い沈没するまでの冒頭のシーンがショッキングだ。
艦内はあっという間に浸水し、手を打つ間もなく乗組員たちは犠牲になっていく。
この水の恐怖はこの後もずっとつきまとうことになる。

アメリカ政府は海底で石油発掘を行っているバッド率いる作業員と、SEALの特殊部隊隊員に潜水艦の乗組員の救助を要請する。
海上では凄まじい勢いのハリケーンが接近していた。

このハリケーンによって海上の支援船と石油プラットフォームを繋ぐケーブルが破損し、バッドたちが海底に取り残されてしまうという絶望的な状況が作り出される。
そして作業員の一人は調査中の潜水艦内で謎の光に接し、意識を失ってしまう。
またバッドの別居中の妻で、プラットフォームの設計者でもあるリンジーも、まるでUFOのような形をした謎の生命体と接触する。
この時点では謎の生命体が悪意あるものなのか、そうでないのかは分からない。

それよりもバッドたちにとって脅威となるのが、SEALの司令官コフィの存在だ。
実は乗組員の救助は表向きで、彼らの本当の目的は潜水艦から核弾頭を回収することだった。
やがて外部との通信が遮断されたストレスと、神経症によってコフィは正気を失っていく。

この映画の中で水は恐怖の象徴であり、また神秘の象徴でもある。
プラットフォーム内に筒状の水の形で、未知の生命体がバッドやリンジーと接触するシーンは印象的だ。
そしてこの生命体の接触によって完全にコフィは狂い出し、核弾頭を海底に撃ち込もうとする。

バッドとコフィの対決は息つく暇もなく、この作品の中で一番のアクションシーンの見せ場だろう。
そんな人間同士の醜い争いを、ただ未知の生命体は静かに見つめるだけのようだ。

今では地球のあらゆる場所に高次元の存在がいるという話は、オカルトだけの世界に留まらなくなっている。
彼らは何らかの形で地球人に気づきをもたらそうとしているのだろう。
この映画の中では彼らの目的も真意も分からないが、ラストシーンの壮大さはやはり『未知との遭遇』を思わせる。
そしてラストシーンの後に続く人類の物語が気になった。

2024/03/08

2024/03/08

75点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/テレビ 
字幕


映像への挑戦

ネタバレ

じっくりと丁寧に映像を見せる作品として面白かったです。
こんなこと本当にできるのかな?ってシーンはいくつもありましたし、あまりにも何も説明をしない終わり方にはちょっと“逃げ”を感じさせるところがありましたが。

2024/01/24

2024/01/24

67点

選択しない 


感動作風

原潜事故の救助チームの活躍をSFXを駆使して描いた海洋SF作品。知的生命体が登場してから話のトーンが変わり、妙に感動作風になるが、あまり響かなかった。

2022/09/12

2022/09/13

80点

テレビ/無料放送 
吹替


アルマゲドン+E.T.+宇宙戦争2005

ジェームズ・キャメロン監督による、SF・深海・復縁・パニック・ファンタジー。
🚢🚁・・・🐁🧔・・・👨‍🚀👩🎙️🕯️🕯️・・・🦋👽・・・🌊🏙️・・・🛳️🚶‍♂️🛸
海底油田採掘のプロフェッショナル、バッド(エド・ハリス)をはじめ9人のクルーは原潜事故の救出に動員される・・・。

(舞台は深海のため、派手さはないが細部まで作り込まれた力作と思う。)
(「人類よ、大人になれ!」のメッセージにこめた反戦SF映画・・・。)

2021/10/17

2021/11/26

60点

選択しない 
字幕

海中石油採掘の機械(リグ)の規模すげー!
リンジー自ら低体温症になるのわかってて、相手に提案するなんてかなりの勇気の持ち主。
海溝に降りていくシーンは緊張するな…
アビスの案内で海底をぐんぐん進む映像、海底版2001年宇宙の旅、IMAX導入ムービーの海底バージョンって感じ。
生命体達からの警告、バッドとバッドから伝え聞いたディープコアの面々にはしかと通じているけど、もっと世界的にそれを広めないことには効果がないのでは。ていうか浮上してきてバッドとリンジーが抱き合って終わりって、わざわざ浮上してきてくれたその目的は何なんだ
生命体にがっつり出会うまでが長かった。生命体のビジュアル・基地?はきれいですごい映像だった。

2020/11/21

2020/11/22

77点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


クリオネ。

息つくひまない展開で3時間とは思えない。密閉空間、深海、水の恐怖と水圧の恐怖、そしてパラノイアの恐怖。でもそんな映画的恐怖は、現実に起きている争いとどこが違う?映画の方が怖くて、現実は安全?CGがとか最後蛇足だとかいろいろあるようだけど、大事なのはメッセージが伝わったかどうか。