ロード・トゥ・パーディション

ろーどとぅぱーでぃしょん|Road to Perdition|Road to Perdition

ロード・トゥ・パーディション

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レビューの数

60

平均評点

73.5(514人)

観たひと

880

観たいひと

79

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2002
公開年月日 2002/10/5
上映時間 119分
製作会社 ザナック・カンパニー(20世紀フォックス映画=ドリームワークス・ピクチャーズ 提供)
配給 20世紀フォックス映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/DTS/SDDS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ギャング世界の掟と、父と息子の絆を描いた人間ドラマ。監督・製作は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス。脚本は「13デイズ」のデイヴィッド・セルフ。撮影は「アメリカン・ビューティー」のコンラッド・L・ホール。音楽も「アメリカン・ビューティー」のトーマス・ニューマン。美術は「バーバー」のデニス・ガスナー。編集は「ムーラン・ルージュ」のジル・ビルコック。衣裳は「プリティ・ブライド」のアルバート・ウォルスキー。出演は「キャスト・アウェイ」のトム・ハンクス、新進子役のタイラー・ホークリン、「メッセージ・イン・ア・ボトル」のポール・ニューマン、「A.I.」のジュード・ロウ、「トゥームレイダー」のダニエル・クレイグ、「アニバーサリーの夜に」のジェニファー・ジェイソン・リー、「アメリカン・スウィートハート」のスタンリー・トゥッチ、「スウィート・ノベンバー」のリーアム・エイケンほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1931年冬、イリノイ州ロックアイランドの町。アイルランド系ギャングの殺し屋、マイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)は、ボスのジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)に息子のように愛されており、ルーニーの実の息子コナー(ダニエル・クレイグ)はそれを苦々しく思っていた。やがてコナーは、サリヴァンの妻アニー(ジェニファー・ジェイソン・リー)と次男ピーター(リーアム・エイケン)の命を奪う。サリヴァンは生き残った長男ジュニア(タイラー・ホークリン)と共にシカゴへ旅立ち、コナーへの復讐を誓う。サリヴァンよりも実の息子の保護を選んだルーニーは、殺し屋マグワイア(ジュード・ロウ)を派遣。やがてサリヴァンは、かつて父のように慕ったルーニーを射殺。コナーも射殺。そしてサリヴァンは息子を連れて海辺の家へ逃げるが、マグワイアに撃たれてしまう。瀕死の状態でマグワイアを射殺するサリヴァンだったが、息子の腕の中で息絶えるのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2002年12月上旬号

日本映画紹介/外国映画紹介:ロード・トゥ・パーディション

2002年11月上旬号

劇場公開映画批評:ロード・トゥ・パーディション

2002年10月上旬号

特集 「ロード・トゥ・パーディション」:トム・ハンクス インタビュー

特集 「ロード・トゥ・パーディション」:サム・メンデス監督 インタビュー

特集 「ロード・トゥ・パーディション」:映画界をリードするドリームワークス

特集 「ロード・トゥ・パーディション」:リチャード・D・ザナック インタビュー

特集 「ロード・トゥ・パーディション」:ディーン・ザナック インタビュー

特集 「ロード・トゥ・パーディション」:作品評

2002年9月下旬号

SPECIAL SELECTION:「ロード・トゥ・パーディション」

2025/10/22

2025/10/23

75点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
吹替


トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ダニエル・クレイグの共演!

この3人が演じているというだけで、点数が上がります。
ストーリー自体は渋くて、マフィアの物語なんだけど、映像美もあって、いい映画だなと思えちゃう。

2025/10/11

2025/10/11

90点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
字幕


マフィア版子連れ狼。ラストは泣けてしょうがない。トム・ハンクス、ポール・ニューマンは勿論、サイコパス的ダメ息子なダニエル・クレイグや気持ち悪さが最高なジュード・ロウとか、配役も見事。親子愛、非情なマフィアの世界、スタイリッシュな殺人シーン(特にバスルームのシーンは痺れる)、色んな要素が終始落ち着いたトーンで描かれてサム・メンデスの力量を感じる傑作。

2025/06/10

2025/06/10

70点

テレビ/無料放送/名古屋テレビ 
吹替


面白かったです!

単純なギャングの抗争ではなく、父と子の絆が徐々に深まっていくという作品。キャストの顔ぶれがすごくって、それだけでも十分楽しめるね。なかなか面白かったですぞ。

2024/01/09

91点

VOD/Disney THEATER 
字幕


父と子

ネタバレ

子供の目線から描かれたマフィア映画であり、父と子の絆を描いた物語でもある。
妻アニーと二人の息子マイケルとピーターと共に暮らすマイケル・サリヴァンは、良き夫・良き父でありながらマフィアの殺し屋という裏の顔も持っていた。
マイケルとピーターは父親の仕事を知らされていない。
時折家を訪ねるマフィアのボスのジョンも、二人にとっては優しい祖父のような存在だ。
ただ、マイケルは父親が何か秘密を隠していることに気づいており、自分があまり愛されていないとも感じ取っていた。
ある夜、マイケルは自動車に忍び込み、父親の本当の仕事を知ろうとする。
そして彼は眼の前で人が射殺される瞬間を目撃してしまう。
ジョンの一人息子であるコナーが癇癪を起こして、予定外の殺しをしてしまったのだ。
父親の本当の姿を知りショックを受けるマイケル。
マイクは「今見たことを誰にも言うな」とマイケルに口止めする。
さらにジョンからも「秘密を漏らすなよ」と念押しされてしまう。
失態をジョンに責められたコナーは、父から寵愛されているマイクへの嫉妬と口封じのためにアニーとピーターを殺し、マイクにも差し金を向ける。
妻子の死を知ったマイクは、生き残ったマイケルと共に復讐を決意する。
実の息子と息子同然のマイクとの間で板挟みになったジョンは、最終的にコナーを守ることを選ぶ。
こうして狙われの身になったマイクとマイケルは、逃亡と復讐の旅に出る。
とても静謐な作品だが、画面から伝わってくる緊迫感に圧倒される。
また計算されたカメラアングルも美しく、作品としての完成度はかなり高いと感じた。
何より父と子のドラマがとても深い。
マイケルは自分のせいで母親と弟が殺されてしまったと自責続けることになるのだが、マイクはマイケルの行動を一切咎めず、彼を全力で守り抜こうとする。
マイクがマイケルに対してうまく愛情を示せなかったのは、彼が自分と似た者同士であることを感じ取っていたからだった。
二人の関係性が父と子としてだけではなく、仕事の相棒としても変化していく過程が印象的だった。
映画の構成力も素晴らしいが、演じる俳優の技巧も際立っていた。
なるべく感情を殺す演技に徹したマイク役のトム・ハンクス。
コナーとマイクの間で揺れ動くジョン役のポール・ニューマンもまた良き父親としての顔と非道なマフィアの顔を見事に表現している。
サイコパスな殺し屋マグワイヤを演じたジュード・ロウも印象的だった。
豪雨が降りしきる中、銃声が一切消された中でマイクがジョンのファミリーを襲撃するシーンは圧巻。
ジョンが殺される直前にマイクに向けて言った「お前で良かった」という言葉がとても切なく心に響いた。
ジョンはマイクに「自分たちは天国には行けない」と告げる。
マイクは「しかしマイケルにはその道が残されている」と返す。
マイクは確かに悪党だったかもしれないが、最後まで息子を悪の道から救おうとし続けた。
マイケルにとっては最後までマイクはたった一人の父親だった。
切ない物語ではあるが、父と子の絆に心を打たれる名作だ。

2002/09/24

2024/01/01

62点

その他/試写会 
字幕


正統派

ネタバレ

正統派。
古典的ともいえる、懐かしく美しい作品。

ポール・ニューマンが美しい。
父の悲哀がにじみ出ている。
そして子役もいい。

[2002.09_鑑賞記録より転載_試写会(コルトンプラザ)]

2022/05/02

2022/05/02

70点

購入/DVD 
吹替


ギャング組織の年老いたリーダーにポール・ニューマン。血の気の多い息子にダニエル・クレイグ。奇妙な殺し屋にジュード・ロウ。そして復讐を果たしながら息子と叔母の住むパーディションまで旅をする父親がトム・ハンクス。顔合わせの妙を楽しむ。脇もなかなかの顔ぶれ。往年のギャング映画とは一味違った異色のロード・ムービー。いろいろな意味で印象深い。