タイタニック(1997)

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タイタニック(1997)

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レビューの数

148

平均評点

82.1(1651人)

観たひと

3179

観たいひと

85

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス
製作国 アメリカ
製作年 1997
公開年月日 1997/12/20
上映時間 189分
製作会社 ライトストーム・エンターテインメント作品(20世紀フォックス映画=パラマウント映画提供)
配給 20世紀フォックス映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 DTS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

北大西洋上で氷山に衝突し、20世紀最大の海難事故となった豪華客船タイタニック号の悲劇を、ラヴ・ストーリーの要素を交じえて描いたスペクタクル超大作。ほぼ原寸大に再現されたタイタニック号をはじめ、総製作費2億ドルという巨費を投じたゴージャスな雰囲気が見どころ。監督・脚本は「ターミネーター2」「トゥルーライズ」のジェームズ・キャメロン。SFXはキャメロン自身が設立した特撮工房のデジタル・ドメインがあたった。製作はキャメロンと「トゥルーライズ」のジョン・ランドー。製作総指揮のレイ・サンチーニ、撮影のラッセル・カーペンター、美術のピーター・ラモント、編集(キャメロンも参加)のコンラッド・バフ(「ダンテズ・ピーク」)とリチャード・A・ハリス、特殊効果コーディネーターのトーマス・L・フィッシャーは「トゥルーライズ」に続いての参加。共同製作はアル・ギディングス、グラント・ヒル、シャロン・マン。音楽は「身代金」「デビル」のジェームズ・ホーナー。衣裳は「レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い」のデボラ・L・スコット。スタント・コーディネーターは「ゴールデンアイ」のサイモン・クレーン。海洋部門コーディネーターは「ウォーターワールド」のランス・ジュリアン。主演は「ロミオ&ジュリエット」のレオナルド・ディカプリオと「日蔭のふたり」のケイト・ウィンスレット。共演は「トゥルーライズ」のビル・パクストン、「真夏の出来事」のビリー・ゼーン、「悪魔のような女」のキャシー・ベイツ、「許されざる者」のフランシス・フィッシャー、「ユージュアル・サスペクツ」のスージー・エイミス、「ファースト・ワイフ・クラブ」のヴィクター・ガーバー、「ゴースト&ダークネス」のバーナード・ヒル、「アナコンダ」のジョナサン・ハイド、「マウス・オブ・マッドネス」のデイヴィッド・ワーナー、「透明人間」(33)の老女優グロリア・スチュワートほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

現代。1500人の乗客とともに北大西洋3773メートルの深海に眠るタイタニック号の引き上げ作業が行われていた。作業を指揮しているのは行方不明となった宝石「碧洋のハート」を発見し、一攫千金を狙うラベット(ビル・パクストン)。船内の金庫から見つかったのは、若い女性を描いた一枚の絵だけだった。その女性が裸の胸につけていたのが「碧洋のハート」。この模様をテレビで見た100歳の女性ローズ・カルバート(グロリア・スチュアート)が孫娘のリジー(スージー・エイミス)とともにラベットに会いに来る。彼女はタイタニック号事故の生存者で、問題の絵のモデルだという。悲劇の航海の模様が、ローズの口から語られていく。1912年。イギリスのサウサンプトン港から処女航海に出ようとするタイタニック号に、賭けで勝ってチケットを手に入れて三等に乗り込んだ画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)がいた。17歳のローズ(ケイト・ウィンスレット)は上流階級のアメリカ人で、大資産家で婚約者のキャル(ビリー・ゼーン)、ローズの結婚を強引に決めた母親ルース(フランシス・フィッシャー)、コロラドの富豪夫人モリー・ブラウン(キャシー・ベイツ)と一緒に一等船室に乗る。ローズが愛の無い結婚と上流社会の退屈な生活を憂いて、船の舳先から飛び降りようとしたのを助けたのがジャックだった。ジャックはローズの家族から食事の招待を受け、上流階級の生活を垣間見る。同時に二人は激しい恋に落ちた。4月14日、ローズは家族から逃れてジャックと二人だけで過ごし、ジャックはローズをモデルにデッサン画を描く。その後キャルが差し向けた追手から逃れながら船の中で二人は結ばれた。ローズの心が自分から離れたのを知ったキャルは、ジャックに「碧洋のハート」を盗んだと濡れ衣を着せ、彼に手錠をかけて船室に閉じこめる。深夜、船は氷山に船体を傷つけられ、停止する。浸水が始まり、沈没が確実となり、救命ボートが降ろされるが、ボートは全乗客分はなかった。女と子供が優先してボートに乗せられるが、ローズは船底のジャック救出を優先し、結局ジャックや多くの乗客、乗員とともに船に取り残される。船は沈み多くの乗客が海に投げ出された。二人は船の残骸の木切れにつかまったまま冷たい海の中、救出を待つ。しばらくして救助のためボートが戻ってきたが、既にジャックは凍死していた。ローズは最後の力を振絞り救助を求めた。ルース、モリー、キャル、タイタニック号を建造したホワイト・スター・ライン社の社長J・ブルース・イスメイ(ジョナサン・ハイド)は助かったが、船長のE・J・スミス(バーナード・ヒル)、設計者トーマス・アンドリュース(ヴィクター・ガーバー)らは海に消えた。現代。老いたローズはラベットには言わずに隠し持っていた「碧洋のハート」を海に沈める。彼女の心はあの絢爛なタイタニックの船内に戻り、再会したジャックとローズを船員と乗客たちが祝福するのだった…。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2012年9月上旬号

MOVIE at HOME お家でDVD & Blu-Layを:DVDコレクション 「タイタニック ブルーレイ スペシャル・エディション」

1998年8月下旬特別号

上半期決算特集 コラムで読む上半期の人・話題・事件:「タイタニック」大ヒット決算

1998年6月上旬号

HOT SHOTS:「タイタニック」

1998年5月上旬号

巻頭特集 第70回アカデミー賞のすべて:「タイタニック」ブームの裏側

1998年4月上旬春の特別号

劇場公開映画批評:タイタニック

1998年2月下旬決算特別号

外国映画紹介:タイタニック

1997年12月上旬号

巻頭特集 タイタニック:レオナルド・ディカプリオ インタビュー

巻頭特集 タイタニック:ジェームズ・キャメロン監督 インタビュー

巻頭特集 タイタニック:プロダクション・ノート

巻頭特集 タイタニック:ディカプリオ フィルモグラフィ

巻頭特集 タイタニック:作品評

2024/03/09

2024/03/10

82点

購入/ブルーレイ 
字幕


絢爛

一大スペクタクル映画とはこういうものかという、まさに総合芸術の見本としての事実を改めて認識させられた。後半の沈没シーンは凄いの一言。極限時の人間の醜さも適度に描き、パニック映画の定石もしっかり踏襲されている。
ビル・パクストンの表情が良い。当時鼻についたレオやケイトは、今観ると全く気にならなくなっているのは歳のせいか。舳先のシーンなんかどれ程のカップルが真似したのだろうね。
ジェームズ・ホーナー不朽の音楽はキャリア集大成。「アポロ13」「ブレイブハート」を発展させた透明感のあるスコアは、それらのエッセンスを随所に感じとることが出来、大いに楽しめる。
ただ、全然好きな映画ではないのだ…。

2024/01/13

2024/01/13

75点

VOD/Hulu/購入/テレビ 
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映画館がいつも満席だったことを思い出します。

レオナルド・ディカプリオのかっこよさに驚きました。
映画としては、色々な意味でキレイすぎるところもありますし、構成や演出など どこか未完成で不完全な気がします。
ただ、そういったことも含めて 当時の “時代” にピッタリと合って大ヒットしたのかなと思いました。

2023/02/23

2024/01/08

85点

映画館/東京都/新宿バルト9 
字幕


【DolbyCinema3D・字幕】タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター

2023/11/24

2023/12/03

82点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


また観た

タイタニックの沈没に若い男女の恋愛を絡めて、より悲劇性を高めた結果、尺は長くなったが見ごたえのある映画になった。

2023/07/01

2023/07/09

70点

テレビ/無料放送/東海テレビ 
吹替


ジェームズ・キャメロンらしい作品だったということ

個人的に変なこだわりがあるので、世間でヒットしたものは観ない。もちろん以前から好きな監督やキャストなどの作品がたまたまヒットしている時は何を置いても観るのだけれど。
なので(?)この『タイタニック』は、公開当時にはジェームズ・キャメロンのこともレオナルド・ディカプリオのことも、その他のことでも特に心動かされるところではなかったので、こんなに世間でヒットしているものは誰が観てやるかと思っていた。
その後、ジェームズ・キャメロンについてはいろいろ思うところがあり、そうなると今度はこの『タイタニック』も観ておいても良かったなあと思うようになり、実はDVDを買ってもあるのだが、何分上映時間が半端ないのでこれまで観るタイミングを逃していた。
それがテレビで放映されるじゃないですか。前後編と分けられてしまって2週にわたって放映されるというのが少し気になったけれど、こんな機会でもなければもうあとは老後の楽しみになってしまうと思って、改めて観ることにした。
前後編にわけられてしまい、途中でコマーシャルが入るのである種の高揚感というか興奮が途中で収まってしまうのは仕方ないことだったけれど、それを抜きにしても、これが恋愛ドラマとして捉えられてヒットしたというのが意外に思えたというのが正直なところ。まったくの思い込みだったのだけれど、ただタイタニックが処女航海で遭難してしまった、その時タイタニックに乗り合わせていた男女の悲恋の話だとばかり思っていたのだけれど、そうではないですね。
それは最初と最後やストーリーの途中で挟み込まれる現代のタイタニック探査チームや100歳を超える生存者の語りがあり、実はこちらがメインのストーリーではないかと思えたのだ。もちろん生存者がなぜ生存し、その後何十年も生きてきたのかということの背景にタイタニックの遭難とその時にあった悲恋があるのだから、例のディカプリオが出てくるエピソードが重要と言えば重要なのだけれど。
と言うようなことを考えると、この『タイタニック』はある意味極めてジェームズ・キャメロンらしい作品だったということのように思えてくる。ジェームズ・キャメロンが単なる恋愛映画を作るわけないじゃない、とかえって納得してしまった。

1998/01/10

2023/04/21

50点

映画館/神奈川県/ワーナー・マイカル・シネマズ海老名 
字幕


タイタニック(1997)

長い…お尻が痛かった。