レゴアニメ音楽ドキュメンタリー。

数々のヒット曲を送り出し、自らのファッションブランドでストリートの流行を牽引する等、音楽界やポップカルチャー界で特別な存在であるファレル・ウィリアムスが、少年時代からポップカルチャー界のアイコンになるまでの道のりを、インタビュー素材をレゴを素材としたアニメーション化した独特な作品。

洋楽も邦楽も、映画音楽以外はほとんど知らないことと、ポップカルチャーについても無知な私はファレル・ウィリアムスの名前を聞いても、ピンとくるものは何もないのだが、「LEGO ムービー」を2014年に見て、水を含めた全てをLEGOブロックで表現する緻密さに驚嘆した印象が今も残っていることもあり、LEGOブロックで作られたユニバーサルの地球ロゴで始まるアートアニメドキュメンタリーの作り込みを楽しみつつも、ウィリアムスのサクセスストーリーには途中集中力を失いかける。

しかし、成功者が嵌る罠に気づいた後の主人公の行動などに普遍性を感じる。また、前例のないポップな作品であることも確か。