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人も歩けば

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  • 平均評点

    70.7点(43人)

  • 観たひと

    68

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/2/9
上映時間 99分
製作会社 東京映画
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督川島雄三 
脚色川島雄三 
原作梅崎春生 
企画奥田喜久丸 
製作佐藤一郎 
撮影岡崎宏三 
美術小島基司 
音楽真鍋理一郎 
録音酒井栄三 
照明伊藤盛四郎 

キャスト

出演フランキー堺 砂川桂馬
沢村いき雄 成金義平
沢村貞子 成金キン
横山道代 成金富子
小林千登勢 成金清子
桂小金治 木下藤兵衛
春川ますみ ナミ子
森川信 日高泥竜子
淡路恵子 佐倉すみれ
前田純子 フク
加東大介 並木浪五郎
三遊亭小円馬 板割鉄太郎
奥村恵津子 鈴ちゃん
藤木悠 金田一小五郎
立岡光 岸公助
ロイ・ジェームス バブ近藤
八波むと志 ゴジラの八
南利明 ラドンの松
由利徹 アンギラスの熊
若水ヤエ子 南小路寛子
瀬良明 福田
稲吉靖 大久保
永井柳太郎 細井
武智豊子 梅占堂
越智令子 少女
織田照子 犬を連れた女
西原純 楽士
田中章三 バーテン

解説

梅崎春生の同名小説を映画化したコメディで、「貸間あり」の川島雄三が脚色、監督した。撮影は「夜霧の決闘」の岡崎宏三。

あらすじ

キャバレーのドラマー・砂川桂馬は、年に似合わず強い将棋が取り持つ縁で銀座裏のなじみの質屋、将棋マニヤの成金義平の婿となった。ところが義平は祝い酒ののみすぎから結婚式の当夜、ポックリ。かくて桂馬は帳場に座ることになったがそこはドラマーの悲しさ、すっかり大損をして姑のキンに主人の座から追われてしまった。その上嫁の富子にまでないがしろにされる始末。わずかに富子の従妹・清子のあたたかさにはげまされて化粧品会社のセールスマンとなった。ようやく小づかい銭にありついた桂馬はセクシーな未亡人・すみれの新橋の飲み屋「すみれ」のなじみ客となったがその頃から桂馬のあとを一人の男がつけはじめた。キンの指し金で桂馬の行状をさぐっていた成金屋の常連、私立探偵の金田一小五郎だった。ある日、桂馬は「すみれ」のマダムにぞっこんの「八卦湯」のおやじ日高泥竜子から近く大金が入ると卦を立てられポケットの宝クジをつかんでニッコリ。ところがホロ酔いかげんで帰宅した桂馬は彼のあとがま気取りでデレデレしていた古道具屋の藤兵衛をなぐって藤兵衛のスクーターに乗って家出することとなった。かくてドヤ街のベットハウス「浪々荘」での桂馬の生活がはじまった。カケ将棋でセシメた金で桂馬をしたう政治家志望のチンピラ、板割の鉄太郎をカタギにしようと大盤ふるまい--ともかく平和なドヤ生活も、鉄太郎がスクーターを乗りにげしたり、宝クジがカラクジだったりで多難。すっかり泥竜子のせいと思い込んだ桂馬は泥竜子にたのみ込んで三助稼業。その合間に泥竜子のコる新興宗教の助手もやる。一方桂馬の家出した成金家にはある日二世のバブ・コンドウなる人物があらわれ、アメリカにいる桂馬のおじから遺産、九千万円が彼におくられているという。期間は三十日以内。すっかりあわてたキンや富子の桂馬さがしがはじまった。ところが桂馬はこれをスクーターの乗り逃げを追求されていると感ちがいして逃げまわる。期限ギリギリの日にただただ桂馬のことのみを心配している清子に大道将棋屋に化けているところを見つかり桂馬は無事九千万円ふところに--まで来たところで笑いごえがした。ふと目をあけた桂馬の前に義平の笑い顔があった。

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