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  • 平均評点

    79.3点(601人)

  • 観たひと

    1034

  • 観たいひと

    84

  • レビューの数

    65

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1996
公開年月日 1996/7/27
上映時間 108分
製作会社 オフィス北野=バンダイビジュアル作品(製作協力*太田出版)
配給 オフィス北野配給(配給協力*ユーロスペース)
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督北野武 
脚本北野武 
プロデューサー森昌行 
柘植靖司 
吉田多喜男 
撮影柳島克己 
美術磯田典宏 
音楽監督久石譲 
録音堀内戦治 
音響効果帆苅幸雄 
岡瀬晶彦 
照明高屋齋 
編集北野武 
太田義則 
衣裳岩崎文男 
助監督清水浩 
記録中田秀子 
スチール笹田和俊 

キャスト

出演安藤政信 シンジ
金子賢 マサル
石橋凌 ヤクザの組長
森本レオ 担任の先生
山谷初男 ジムの会長
下絛正巳 ヤクザの親分
柏谷享助 ヒロシ
大家由祐子 サチコ
寺島進 組の若頭
モロ師岡 ハヤシ
植田あつき レイコ
丘みつ子 サチコの母
大杉漣 タクシーの客
芦川誠 橋田先生
日野陽仁 タクシー会社の事務
平泉成 ヒロシの上司
倉崎青児 ジムの先輩
矢部享祐 
津田寛治 
宮藤官九郎 
森下能幸 

解説

高校生悪ガキコンビの挑戦と挫折を描いた青春映画。監督・脚本は「みんな~やってるか!」の北野武。撮影をやはり「みんな~やってるか!」の柳島克己が担当している。音楽監督は今作で映画音楽に復帰した「ソナチネ」の久石譲。主演は、本作でデビューし、キネマ旬報新人男優賞をはじめ各映画賞で新人賞を総ナメにした安藤政信と、「ファザーファッカー」の金子賢。この若手ふたりを「迅雷 組長の身代金」の石橋凌、「ありがとう(1996)」の森本レオ、「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の下絛正巳らベテランが脇で支えている。カンヌ国際映画祭監督週間正式出品作品。96年度キネマ旬報ベストテン第2位、同・読者選出ベストテン第2位。

あらすじ

高校時代の同級生だったシンジとマサルは、ある日、偶然再会し、バカなことばかりにエネルギーを費やしていた昔のことを想い返した。18歳の秋、シンジとマサルはいつもつるんで行動し、学校をサボってはやりたいことだけを楽しむ毎日を送っていた。ある夜、ヤクザに絡まれたシンジとマサルは、それを咎めた組長の迫力に素直に感動を覚える。そんなころ、以前にカツアゲした高校生が助っ人に呼んだボクサーにのされてしまったマサルは、自尊心をひどく傷つけられ、自分もボクシングを始めるのだった。酒もタバコもすっぱりやめたマサルは、毎日ジムに通って練習に励んだ。そんなマサルに連れられてジムを訪れたシンジも、なりゆきからジムに入門することになった。ところが、遊び半分の初めてのスパーリングで、マサルに鮮やかなカウンターを浴びせたシンジは、筋の良さをジムの会長に認められ、本格的にプロを目指すことになる。面白くないマサルはジムをやめ、あの時出会った組長のもと、ヤクザの世界に足を踏み入れてしまった。マサルは学校にも来なくなり、シンジは気まずい思いを抱いたまま、互いに顔を合わせることもなくなって、それぞれの日々が過ぎていった。高校を卒業したシンジは、いよいよプロボクサーとしてデビューし、着実にその才能を伸ばしていた。マサルは組のいざこざを利用して、今では子分をかかえてシマを任されるまでにのし上がっている。ある日、マサルがシンジを訪ねてジムにやってきた。ふたりは、お互いにそれぞれの世界でトップに立った時にまた会おうと約束する。しかし、敵対する組のヒットマンに組長を撃たれたマサルは、組同士の利害を考えて事を荒立てようとしない親分に楯突いて、厳しい制裁を受けた。シンジは先輩ボクサーのハヤシに悪習を吹き込まれて体調を乱し、大事な試合に惨敗する。ともに苦い挫折を迎えたふたりは、それぞれの世界から身を引くのだった。シンジとマサルは久しぶりに高校を訪れ、自転車にふたり乗りしながらグランドを走っていた。「俺たちもう終わっちゃったのかなあ」と尋ねるシンジに、マサルは「バカヤロウ、まだ、始まっちゃいねえよ」と答える。

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