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流転の海

  • るてんのうみ
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  • 平均評点

    66.1点(10人)

  • 観たひと

    22

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1990
公開年月日 1990/11/3
上映時間 128分
製作会社 日本テレビ放送網
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督斎藤武市 
脚本須川栄三 
原作宮本輝 
製作総指揮岩淵康郎 
制作指揮漆戸靖治 
企画務台猛雄 
田中正雄 
亀井欽一 
神先頌尚 
企画協力テル・プランニング 
森繁事務所 
プロデューサー平井保 
菊池昭康 
佐藤雅夫 
河西裕 
制作ユニオン映画 
制作協力東映京都撮影所 
撮影監督岡崎宏三 
撮影酒井良一 
美術内藤昭 
音楽池辺晋一郎 
録音堀池美夫 
照明下村一夫 
編集玉木濬夫 
助監督藤原敏之 
スチール高瀬和三郎 

キャスト

出演森繁久彌 松坂熊吾
野川由美子 松坂房江
佐藤浩市 辻堂忠
浅野ゆう子 岩井亜矢子
露口茂 筒井剛
西郷輝彦 海老原太一
芦屋雁之助 丸尾千代麿
藤岡琢也 井草正之助
三浦友和 北沢茂吉
かたせ梨乃 染乃
多岐川裕美 千代鶴
芦田伸介 河内善助
大村崑 柳田元雄
相楽晴子 直子
長谷川直子 のり子
井上順 トニー・オカダ
松岡由利子 筒井節子
奈良岡朋子 岩井暎
浅利香津代 山下志乃
笑福亭仁鶴 稲葉修司
堤大二郎 柄島
田畑猛雄 髭男

解説

終戦直後の大阪を舞台に、疎開先から戻った型破り商人の姿を描く。宮本輝原作の同名小説の映画化で、脚本は「螢川」の須川栄三が執筆。監督は「河内のオッサンの唄 よう来たのワレ」の斎藤武市。撮影監督は「吾輩は猫である」の岡崎宏三がそれぞれ担当。

あらすじ

敗戦直後の冬、郷里伊予一本松の疎開先から一望焼け野原の大阪に帰ってきた松坂熊吾は、自分の土地が闇商人達に占拠されていたため、闇市を取りしきる若いヤクザと際どい勝負で土地を取り戻すが、千人針の復員兵に、「あのヤクザは四人も殺した奴や」と教えられる。灘の仮住居に辿り付くと、妻・房江が一ヶ月も早い出産をしていた。後日、熊吾は元番頭の井草と共に、神戸で自動車部品のの商売を始めた海老原太一の祝いに訪れるが、かつて小僧だった海老原のなれなれしい言葉に熊吾は激怒してしまう。そんな頃、熊吾の商売も漸く始動し、機動に乗り始めるが、その裏で糸を引く海老原の策謀、そして対決と熊吾の身辺には激動が続くのだった。時を同じく、復員兵の辻堂が働きたいと訪れてきた。こうして熊吾は辻堂と、千代麿という不似合な名前を持った運送屋・丸尾を左右の腕に商売を続ける。そんな中で、熊吾に想いを寄せていた芸者千代鶴との再会、美貌の没落貴族の娘・亜矢子との出会いなど色模様もあったが、海老原との対決も次第に拡大していくのだった。それでも闘志を燃やし、その戦にようやく勝ちが見えてきた頃、熊吾は忠実な部下と信じていた辻堂が亜矢子に溺れて背任とも言える行動をしていたことを知る。そして更に房江や息子・伸二の相次ぐ大病などによって重大な選択を迫られることになる熊吾だったが、熊吾の商売人生はまだこれから始まろうとしていたのだった。

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