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冷飯とおさんとちゃん

  • ひやめしとおさんとちゃん
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  • 平均評点

    80.1点(49人)

  • 観たひと

    84

  • 観たいひと

    12

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1965
公開年月日 1965/4/10
上映時間 177分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督田坂具隆 
脚色鈴木尚之 
原作山本周五郎 
企画岡田茂 
小川三喜雄 
三村敬三 
製作大川博 
撮影飯村雅彦 
美術鈴木孝俊 
音楽佐藤勝 
録音中山茂二 
照明和多田弘 
編集宮本信太郎 
スチール諸角義雄 

キャスト

出演中村錦之助 柴山大四郎
木暮実千代 椙女
原田甲子郎 柴山又左衛門
岡田千代 志乃
中村錦司 柴山粂之助
小沢昭一 中村又三郎
花澤徳衛 中井岡三郎
入江若葉 深見ぬい
唐沢民賢 深見新蔵
山乃美七子 下女
千秋実 中川八郎兵衛
不二和子 
河原崎長一郎 平松吉之助
浜村純 屑屋
藤原釜足 古道具屋の親父
東龍子 河重の女将
宮園純子 河重の女中
前川良三 中川家の家士
源八郎 中川家の使者
五十嵐義弘 若殿
矢奈木邦二郎 家老
中村錦之助 参太
三田佳子 おさん
新珠三千代 おふさ
安中滋 伊三
佐藤慶 辰造
大坂志郎 作次
富永佳代子 作次の女房
赤木春恵 小助店のおかみ
中畑道子 棗店のおかみ
市川裕二 乃里屋の番頭
畑中伶一 長屋の男
中村錦之助 重吉
森光子 お直
伊藤敏孝 良吉
岡田由紀子 おつぎ
君塚秀修 亀吉
藤山直子 お芳
渡辺美佐子 お蝶
北村和夫 新助
三木のり平 喜助
坂本武 源平
都賀静子 おくに
高橋漣 長屋のおかみ
中村時之介 酒屋の親父
塩野崎貞子 お玉

解説

山本周五郎原作“ひやめし物語”“おさん”“ちゃん”を「飢餓海峡」の鈴木尚之が脚色「鮫」の田坂具隆が監督した文芸オムニバスドラマ。撮影もコンビの飯村雅彦。

あらすじ

〔第一話「冷飯」〕下級武士の四男坊に生れた柴山大四郎は上役に取りいって出世を夢みる同僚たちと違って、冷飯に甘んじて古書集めに狂奔する明朗な若侍であった。そんな大四郎にも美しい初恋が芽生えた。ある日ふとすれちがった清楚な武家娘深見ぬいに一目惚れしたのだ。母の心配をよそに、二人の気持は日毎に高まっていった。折も折、大四郎の集めた古書が主君の目にとまり、冷飯の四男坊は頼ってもない出世の糸口をつかんだ。そして、素直な大四郎を見込んだ中老は、柴山家に娘婿にと話しをもちこんだ。この話に大喜びの母や兄の気持をよそに大四郎は、好きなぬいを嫁にと決心をしていた。晴ればれとした大四郎、ぬいの新婚家庭を祝福するかのように夕焼が美しかった。 〔第二話「おさん」〕大工の参太はあまりにも感覚的な女房おさんの異常なセックスから逃れるため江戸を離れて上方に出た。だが参太は、おさんを忘れることができず、いつしか江戸への道を辿っていた。途中参太は箱根の宿で、女中をしているおふさという奇妙な女に会い、おふさと一緒に旅をすることになった。おふさと寝ている時も、参太の脳裏をかすめるのはおさんの姿態だった。江戸に入ると参太はおさんの行方を探して歩いたが、参太が江戸を去ったあとのおさんは、男から男を渡り歩いて、ならず者の手にかかり殺されていだ。おさんの眠る無縁墓の前で、参太は一人おさんに語りかけていた。参太とおふさが去った墓に静かに雨がふり注いでいた。 〔第三話「ちゃん」〕五桐火鉢を作らせてはならぶ者のいない名人重吉は、名人気質に固執するあまり時代の流れに取り残され、深酒をあおっては、気をまぎらわせていたが、女房お直と四人の子供をかかえ、貧乏のどん底にあった。だが、無気力な日を送る重吉を、暖かく迎える家族、幼な馴染みの呑み屋の女将お蝶にかこまれ、重吉は幸福であった。ある晩、重吉が連れて来た喜助が、コソ泥であったことから、重吉はいたたまれず家出を決意した。だが「ちゃんが出るなら、皆一緒に出ようという」女房や子供の言葉に、重吉は心機一転火鉢作りに精を出した。火鉢をおさめた婦り、酔っぱらった重吉の姿を、寒月がてらしていた。

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