全世界で同時中継された舞台のライブ録画映像で、アルバートホールという由緒正しい場所でやるから、というよりも、建物自体の状態もあってか、今までの全世界で踏襲されてきたセットや演出を新たにしていますね。特に巨大シャンデリアの扱いがとてもおとなしくなっているのは正直がっかりしましたが、出演陣はよくがんばっていて、ファントムの歌声は最初違和感がありましたが、さすがに後半の存在感は見事で、やはりこの作品の主役は間違いなくファントムだと再認識したなど、まあなかなかの舞台でしたが、通常のカーテンコールが終わったあと、アンドリュー・ロイド・ウェーバーが登場して、25年前のオリジナル・キャスト、スタッフが登場し、初代ファントム、マイケル・クロフォードまで登場し、サラ・ブライトマンが“オペラ座の怪人”を歌いだしたら、4名の歴代ファントムが登場する、という記念セレモニーは実に素晴らしく、この後半部分で、大きく加算しています。