トゥルー・ロマンス

とぅるーろまんす|True Romance|True Romance

トゥルー・ロマンス

amazon
レビューの数

69

平均評点

77.4(589人)

観たひと

1012

観たいひと

103

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー / ラブロマンス
製作国 アメリカ
製作年 1993
公開年月日 1994/1/22
上映時間 121分
製作会社 デイヴィズ・フイルム・プロ
配給 松竹富士
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

激しい恋に落ちた男と女が、暗黒街と警察を向こうに回し、逃亡を続けるさまを描いたラヴ・サスペンス。監督は「ラスト・ボーイスカウト」のトニー・スコット、脚本は監督作「レザボア・ドッグス」で注目されたクエンティン・タランティーノ。製作はサミュエル・ハディダ、「リーサル・ウェポン」シリーズのスティーヴ・ペリー、監督と長くコンビを組んでいるビル・アンガー。撮影は「トップガン」のジェフリー・キンボール、音楽は「アサシン」のハンス・ジマーが祖当。主演は「忘れられない人」のクリスチャン・スレイターと、「インディアン・ランナー」のパトリシア・アークェット。共演は「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」のデニス・ホッパーほか。北米では上映分数が120分だったが、日本ではディレクターズカット版の121分で上映された。2014年12月13日にデジタルリマスター版が「ゥルー・ロマンス ディレクターズ・カット版」と改題され上映された。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

デトロイトのコミック・ブック店で働くクラレンス(クリスチャン・スレイター)は、プレスリーとクンフー映画に夢中の若者。誕生日の夜、場末の映画館で千葉真一の映画3本立てを観ていた彼は、アラバマ(パトリシア・アークェット)というキユートな女の子と知り合う。ベッドの中で彼女は、実はクラレンスの店のボスから、「誕生日のプレゼントに」と頼まれたコールガールであることを明かす。だが、2人は激しく愛し合い、翌日には結婚した。クラレンスは、アラバマの元ヒモであるドレクセイ(ゲイリー・オールドマン)に話をつけに行くが殺されかかり、逆に相手を殺してしまった。あわてて持ち帰ったスーツケースには、大量のコカインが入っていた。翌日、クラレンスは元警官の父、クリフォード(デニス・ホッパー)に会い、妻のアラバマを紹介すると共に、警察の捜査状況を聞く。2人がロサンゼルスに向かった後で、ヴィンセンツ(クリストファー・ウォーケン)と名乗る男がクリフォードの元へ現われ彼を拷間し、2人とコカインの行方を突き止めようとした。シラを切るクリフォードを殺した男は、クラレンスたちの後を追う。クラレンスはヤクの取引きの話をまとめる。取引きの当日、ダイムス刑事(クリストファー・ペン)ら捜査陣と、デトロイトから追ってきた組織の男たちが現場のホテルに向かう。一同が会し、激しい銃撃戦が展間したが、クラレンスとアラバマは生き延びた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2014年12月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「トゥルー・ロマンス ディレクターズ・カット版」

1994年3月上旬号

外国映画紹介:トゥルー・ロマンス

1994年1月下旬号

巻頭特集 トゥルー・ロマンス:対談 塚本晋也x塩田時敏

巻頭特集 トゥルー・ロマンス:作品コメント ジュリー・ドレフュス

巻頭特集 トゥルー・ロマンス:トニー・スコット インタビュー

巻頭特集 トゥルー・ロマンス:パトリシア・アークエット インタビュー

巻頭特集 トゥルー・ロマンス:「トゥルー・ロマンス」を彩る俳優たち

2026/05/03

2026/05/04

72点

購入/ブルーレイ 
字幕


“ロマンス”が生むカオスの快感

一見するとチンピラ同然の若者と奔放な女性が、大量のドラッグを手にして逃避行を繰り広げる“雑な犯罪ロマンス”のように映る。しかし、その粗さこそが本作の表層に過ぎず、内側には緻密に配置されたキャラクターとエピソードの連鎖が潜んでいる。
物語は、主人公たちの行き当たりばったりな行動を軸に進むが、その周囲に配置された脇役たちの存在感が異様に強い。クリストファー・ウォーケンやゲイリー・オールドマンをはじめとする豪華な顔ぶれが、それぞれ短い登場時間の中で強烈な印象を残し、物語に断片的な緊張とユーモアを与えている。結果として本作は、一本の筋の通った物語というよりも、“濃密なシーンの集合体”として機能している。
終盤の三つ巴の銃撃戦に象徴されるように、展開自体はご都合主義的な側面も否めない。だが、その強引さを上回る勢いとテンポが作品全体を牽引し、最終的にはハッピーエンドへと雪崩れ込む。この“雑に見えて成立してしまう力”こそが、本作の特異な魅力である。
興味深いのは、鑑賞後に各キャラクターのエピソードを改めて追いたくなる点だ。物語の流れの中では一瞬で通り過ぎる場面も、個別に切り出せばそれぞれが強烈な完成度を持っている。この“パーツの強さ”が、作品全体の記憶を持続させる要因となっている。
総じて本作は、整然とした物語構造ではなく、キャラクターとシーンの爆発力で押し切るタイプの作品である。粗削りに見える展開の裏に潜む設計と演出の妙を味わうことで、その真価が浮かび上がる一本と言えるだろう。

2026/02/16

2026/02/16

80点

その他/TSUTAYA DISCAS 
字幕


命を懸けたロマンス

和田誠さんの「お楽しみはこれからだ6」からの未見作品鑑賞。
トニー・スコット監督より脚本のクエンティン・タランティーンの方が注目される作品でやはりその暴力性描写はその通りでした。しかし最後の三つ巴で主人公カップル以外全滅は笑いでした。
話はサニー・千葉のカンフーとエルビスの好きなコミック雑誌屋の店員のクレランス(クリスチャン・スレイター)に誕生日祝いのプレゼントとしてやって来たコールガールのアラバマ(パトリシア・アークェット)がやがて結婚する仲までになるが、アラバマの元ヒモのドレクセイ(ゲイリー・オールドマン)から奪ったヤクが元の大騒動が映画のスタートである。
ハネムーンとヤクの始末を兼ねてロスへ走る二人だが、マフィアの幹部ヴィンセンツ(クリスファー・ウォーケン)がクレランスの父親で元警官のクリフォード(デニス・ホッパー)を脅し行き先を知る。
ロスで映画プロデユーサーと麻薬取引を行う場面で、プロデユーサーの用心棒、マフィア、警察隊と三つ巴の銃撃戦。
生き残った二人は20万ドルを持ってメキシコで息子をもうけてハッピー・ハッピー。
ブラッド・ピットやサミュエル・F・ジャクソンがちょい役で登場には驚いた。
和田さんが選んだ名セリフ;
クリスファー・ウォーケンがデニス・ホッパーを殺す前のセリフ;
「神の教えに背く事だが、復讐の気分でね。天国の天使に言うがいい。おれを殺した男は悪魔だったと」

2025/11/03

2025/11/03

65点

レンタル/東京都/TSUTAYA 
字幕


アクション・ロマンス

初公開時にも観ているが、今春テレンス・マリック監督作品『バッドランズ/地獄の逃避行』を劇場鑑賞したので、そこからの連想。

たしかにテレンス・マリック作品を彷彿させるが、基本的にはアクションロマンス映画。
マリック作品へのオマージュは、ハンス・ジマー作曲の劇伴に負うところが大きい。

ストーリーライン的には、冴えない男が苦境に陥った美女を悪漢から救うが、悪漢たちから追いかけられる、といったアクションロマンスのそれで、マリック作品の「父親殺しから行く宛てのない逃亡」という青春の終わりを象徴したものとは、まるっきり異なる。
マリック作品に最も似ているのは、長谷川和彦『青春の殺人者』だと思うが。

本作は、短いショットを繋ぐトニー・スコット演出。
アクション映画としてのキレがあるように感じました。

なれど、合間合間にコントのように挟まれるタランティーノ節に冗漫な感じがしたにもたしか。

初公開時に観た時よりも面白く感じたが、『バッドランズ/地獄の逃避行』を観る前か後かというのが大きいかもしれません。

2015/01/02

2025/06/21

90点

映画館/大阪府/シネマート心斎橋 
字幕


再見。クラレンスとアラバマの常軌を逸した逃避行、でもその全ては「ロマンティックだわ」の一言で片付けられる。そして、脚本だけの関わりとはいえ、サニー千葉の下りや無駄に長い会話等、タランティーノらしさはしっかり健在で、思わずニヤニヤしてしまう。そんな中、何度観ても痺れるのは、デニス・ホッパー演じるクラレンス父とクリストファー・ウォーケン演じるヴィンセンツォの対峙、血塗れでショットガンをぶっ放すアラバマ演じるパトリシア・アークエット。前者は不敵な笑いにゾクゾクし、後者は揺れる巨乳に釘付け。そんなアラバマを始めとする周りの人たちが凄すぎて、クラレンス演じるクリスチャン・スレーターが少し霞んでいるのはご愛敬(笑)。ラストの羽毛が舞う中での三つ巴銃撃戦も、コミカルかつファンタジックで大好き!それにしても、テーマ曲が相変わらず可愛くて癒される。

2023/06/28

2023/06/28

93点

購入/ブルーレイ 
字幕


30年弱振り3回目。漸く観直した。懐かしい。こんなにもスウィートな映画だったか。トニーのロマンティシズムが存分に出ている。タラの書いた脚本通り台詞を変えることなく忠実に演じたというのも驚くが、錚々たる俳優陣がまたとんでもない。サミュエル出てたのは忘れてたが…。配役入れ替えても成立する豪華さで全編楽しい。ホッパーVSウォーケンは云うまでもないが、改めて観るとブラピのジャンキー最高だな。比較的若くして亡くなったガンドルフィーニ、ペン、サイズモアの3人にも思いを馳せる。
ジマーの名曲「You're So Cool」が若年時より響く。小僧では良さが解らなかったようだ。寒々しいデトロイト~陽光のLA~サンセット映えるメキシコまで全ての画に調和しているのが素晴らしい。この曲「地獄の逃避行」で使用されたカール・オルフのガッセンハウアーという曲へのオマージュだったのか。そう言われると話も近いしね。あちらも観直したくなった。

1996/02/06

2023/04/21

94点

レンタル 
字幕


トゥルー・ロマンス

ぶっ飛んだ二人が最高。