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  • 平均評点

    67.6点(447人)

  • 観たひと

    693

  • 観たいひと

    26

  • レビューの数

    87

基本情報

ジャンル ホラー
製作国 日本
製作年 1980
公開年月日 1980/6/28
上映時間 156分
製作会社 角川春樹事務所=TBS
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督深作欣二 
脚本高田宏治 
グレゴリー・ナップ 
深作欣二 
原作小松左京 
製作角川春樹 
プロデューサー岡田裕 
大橋隆 
撮影木村大作 
美術横尾嘉良 
音楽監督鈴木清司 
羽田健太郎 
音楽プロデューサーテオ・マセロ 
主題歌ジャニス・イアン 
録音紅谷愃一 
照明望月英樹 
編集鈴木晄 
監督補佐高須準之介 
スチール池田岳史 

キャスト

出演草刈正雄 吉住周三
夏木勲 中西博士
多岐川裕美 浅見則子
永島敏行 松尾隊員
丘みつ子 辰野の妻
中原早苗 若い母親
森田健作 真沢隊員
千葉真一 山内博士
渡瀬恒彦 辰野隊員
緒形拳 土屋教授
オリヴィア・ハッセー 女性隊員マリト
グレン・フォード リチャードソン大統領
ジョージ・ケネディ コンウェイ提督
ボー・スベンソン カーター少佐
エドワード・J・オルモス ロペス大尉
ステファニー・フォークナー 女性隊員サラ
スチュアート・ギラード マイヤー博士
セシル・リンダー ラトウール博士
チャック・コナーズ マクラウド艦長
ヘンリー・シルバ ガーランド統参議長
ロバート・ボーン バークレイ上院議員

解説

恐怖の細菌兵器のために人類はほとんど絶滅、南極に残されたわずかな人々の生きのびる姿を描く。小松左京の同名の小説の映画化で、脚本は「日本の黒幕」の高田宏治とグレゴリー・ナップ、「赤穂城断絶」の深作欣二の共同執筆、監督も同作の深作欣二、撮影は「金田一耕助の冒険」の木村大作がそれぞれ担当。

あらすじ

一九八×年冬、東ドイツの陸軍細菌研究所から新種のウイルスM-88が盗まれた。この細菌は摂氏マイナス10度で自己増殖をはじめ、零度を越えると猛烈な毒性を発揮する。M-88を奪ったスパイは小型飛行機でアルプスを越えようとするが、吹雪の中で墜落、恐るべき細菌が飛散してしまう。春が来ると、奇妙な事件が頻発。ソ連では羊が集団死、中国ではアヒルの死体が川を漂った。イタリアでは乳幼児が次々と意識不明になり、医師は「イタリア風邪」と名付けた。初夏になると南極昭和基地にも全世界に猛威をふるうイタリア風邪のニュースが伝わってきた。越冬隊員の吉住周三は東京に残してきた恋人、浅見則子の身を案じていた。その頃、東京では次々と死んでいく人々で路上は溢れ、混乱の極に達していた。ホワイトハウスでは連日閣議が開かれていた。そして、バークレイ上院議員はイタリア風邪の原因は、ガーランド将軍が大統領にも内密に開発した細菌兵器M-88であることをつきとめた。そしてM-88は何者かによって東ドイツに渡ったという。リチャードソン大統領は南極基地に「一致協力して生きる努力を傾けていただきたい」とのメッセージを残して息絶えた。夏の終り、南極に残る十一ヵ国八六三人を除いて世界は死滅した。八人の女性を含む残された人々の生活が始まった。そこへ、地震学者の吉住が人類滅亡の第二の危機が迫っていることを伝える。地穀変動調査でアメリカを垂直型地震が襲うことを探知、その衝撃波は、ガーランド将軍が死ぬ前にスイッチを入れた、ホワイトハウス地下にある対ソ連ミサイル攻撃の自動報復システムに作動すると言う。ミサイルが発射されれば、ソ連の報復システムも作動し、そのうちの一つが南極の米軍基地に降ることになるのだ。地震が起きる前に誰かが行かなければ。ホワイトハウスに詳しいカーター少佐は自分がいかねばならないことを知っていた。そして、吉住もカーターの助手として志願する。ノルウエーの女性隊員マリトは密かに吉住を慕っていたが、人類の種を絶やさないために、多くの男性との性交渉を義務づけられていた彼女に、吉住を独占する権利はなかった。吉住が死の旅へ出発する前夜マリトの愛は燃え上がった。「君が生き続けるために役立てるなら……」力をこめて抱き合う二人を染めて、南極の夜が明けようとしていた。

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