酒井敏也
|Toshiya Sakai| (出演)
基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる
本名 |
- |
出身地 |
岐阜県土岐市 |
生年月日 |
1959/05/30 |
没年月日 |
- |
略歴▼ もっと見る▲ 閉じる
岐阜県土岐市の生まれ。県立多治見工業高校を卒業後、地元の自動車会社に就職するも、つかこうへいに憧れて上京、自己紹介と『飛龍伝』の台詞を吹き込んだテープを事務所に送ったところ、独特の声質がつかの心を掴み、1980年のつか作・演出『いつも心に太陽を』で初舞台を踏む。以降、つかの秘蔵っ子として『蒲田行進曲』『寝盗られ宗介』『幕末純情伝』『熱海殺人事件』などの舞台で活躍。81年の相米慎二監督「セーラー服と機関銃」で映画初出演を果たし、目高組の組長となったヒロイン・薬師丸ひろ子の母性をくすぐりつつ息絶える組員の明役で、鮮烈な印象を残す。相米作品では以後も「雪の断章・情熱」85、「風花」01などで、少ない出番の中に得難い個性を発揮。深作欣二監督「蒲田行進曲」82、高橋和夫監督「熱海殺人事件」86、松原信吾監督「青春かけおち篇」87など、つか脚本の作品を足がかりに映像界でも活躍を続ける。93年、岩井俊二演出のフジテレビのドラマ『FRIED DRAGON FISH』『ifもしも/打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』に連続登板。のちに劇場公開もされたこの2作に続き、岩井の長篇映画デビュー作「Love Letter」95、「スワロウテイル」96にも続けて出演した。クセのある役を得意とするが、2011年の平山秀幸監督「太平洋の奇跡・フォックスと呼ばれた男」では、生き別れた子供を想いつつ米軍の捕虜として奔走する民間人役で、懐の深い演技を披露。本田隆一監督「市民ポリス69」11では、俳優生活30年にして映画初主演をつとめ、気弱なサラリーマンが権力を得て激変するさまを妙演した。テレビドラマはほかに、TBS『Stand UP!!』03、日本テレビ『ごくせん』05、フジテレビ『鹿男あをによし』08など。01年に近藤芳正らと結成した劇団“ダンダンブエノ”の活動のほか、『空中ブランコ』08、『マグダラなマリア』10、『ヴェニスの商人』11などの舞台でも活躍している。
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