アメリカ・ペンシルヴェニア州ピッツバーグ生まれ。８歳からダンスを学び、大学卒業後、家族が経営するダンススタジオの講師となるが、37年にニューヨークへ赴く。38年よりブロードウェイでコーラス・ダンサーを務めながら実力を発揮し、ＭＧＭと契約して42年に“For Me and My gal”でジュディ・ガーランドの相手役として映画デビュー。一切のスタントを拒否し、緻密な計算に裏打ちされたアクロバティックなダンスが評判を呼び、フレッド・アステアとともに戦後のＭＧＭミュージカル映画を支える大きな柱として君臨。やがて監督や脚本、振り付けも自ら担当するようになり、数々の名作を世に送り続けていった。

1996年3月下旬号	追悼ジーン・ケリー:
1985年2月下旬決算特別号	ジーン・ケリーが自ら綴った「ザッツ・ダンシング」の魅力:
1971年11月下旬号	特別グラビア:ジーン・ケリー監督の西部劇「テキサス魂」