アイルランド生まれ。ジャーナリストを目指し、新聞社に4年間勤務したのち、49年に初舞台を踏む。従軍後、王立演劇アカデミーで学び、シェイクスピア劇で活躍。「海賊船」（61）で映画デビューし、長身と美しいグリーンの瞳を買われて「アラビアのロレンス」（62）の主役に抜擢。一躍注目を浴び、新人ながら英国アカデミー賞男優賞を受賞した。同作を含めて、アカデミー賞には計8回候補となるも受賞を果たせなかったことで知られる。2003年にはアカデミー賞名誉賞を受賞したものの、その後「ヴィーナス」（06）で再度主演男優賞候補となって現役としての意地をみせ、精力的な俳優活動を2012年の引退宣言まで貫いた。

2014年2月上旬号	光華抄～映画人を偲んで:第9回　田端義夫、島倉千代子、神楽坂浮子、ピーター・オトゥール 成田陽子の忘れられないスター:第235回　【追悼】ピーター・オトゥール
1966年1月上旬新年特別号	新年グラビア特集　世界の超スター20:ピーター・オトゥール
1965年4月上旬春の特別号	巻頭グラビア:春・来日の二人のスター　ピーター・オトゥールとカトリーヌ・スパーク