この世界の(さらにいくつもの)片隅に

このせかいのさらにいくつものかたすみに|----|----

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

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レビューの数

117

平均評点

87.6(627人)

観たひと

801

観たいひと

150

(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / 戦争 / ドラマ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2019/12/20
上映時間
製作会社 2019「この世界の片隅に」製作委員会 (製作統括:GENCO/アニメーション制作:MAPPA)
配給 東京テアトル
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督片渕須直 
画面構成浦谷千恵 
脚本片渕須直 
原作こうの史代
(『この世界の片隅に』(双葉社))
企画丸山正雄 
プロデューサー真木太郎 
キャラクターデザイン松原秀典 
作画監督松原秀典 
美術監督林孝輔 
音楽コトリンゴ 
監督補浦谷千恵 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演(声)のん 北條すず
細谷佳正 北條周作
稲葉菜月 黒村晴美
尾身美詞 黒村径子
小野大輔 水原哲
潘めぐみ 浦野すみ
岩井七世 白木リン
牛山茂 北條円太郎
新谷真弓 北條サン
京田尚子 森田イト
世弥きくよ 堂本
たちばなことね 刈谷
瀬田ひろ美 知多
小山剛志 浦野十郎
津田真澄 浦野キセノ
佐々木望 小林の伯父
塩田朋子 小林の伯母
特別出演澁谷天外 

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2016年に公開され、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第一位を受賞した「この世界の片隅に」に約30分の新規シーンを追加した別バージョン。主人公すずとリンとの交流、妹すみを案じて過ごすなかで迎える昭和20年9月の枕崎台風のシーンなどが追加された。新しい登場人物や、これまでの登場人物の別の側面なども描かれ、すずたちの心の奥底で揺れ動く複雑な想いを映し出す。前作に引き続き、主人公すずをのんが演じるほか、すずの夫・周作を細谷佳正、周作の姪・晴美を稲葉菜月、周作の姉・径子を尾身美詞、すずの旧友・哲を小野大輔、すずの妹・すみを潘めぐみ、すずと仲良くなる女性リンを岩井七世といったボイスキャストも続投。監督・脚本は、前作で第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞を受賞した片渕須直。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃。18歳で広島から呉の北條家に嫁いだすず(声:のん)は、夫・周作(声:細谷佳正)とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。だが戦況は次第に悪化、すずたちの生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。そんなある日、すずは迷い込んだ遊郭でリン(声:岩井七世)と出会う。境遇は異なるが、呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。しかしその中で、すずは周作とリンとのつながりを感じ取るのだった。昭和20年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまう。そして昭和20年の夏がやってくる……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2020年1月上・下旬合併号

グラビア対談 片渕須直[監督]×のん「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」:

UPCOMING 新作紹介:「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」

REVIEW 日本映画&外国映画:「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」

戯画日誌:第116回 クリスマス直前に見た良作の数々

2025/03/29

2025/04/02

-点

レンタル/東京都/ゲオ 


現在の広島、呉を歩いてみた

数十年勤めてきた職場をこの3月末日で退職しました。4月になって多少時間ができたので、これまで「真っ先に」と考えていた広島に行ってきました。目的は、広島平和記念資料館です。広島は30年前に夫婦で訪れたことがあるのですが原爆ドームの横をすっと通っただけでした。今回は、本腰を入れて過去を振り返り、平和の大切さを感じる旅です。それに先立ち『オッペンハイマー』と『この世界の(いくつもの)片隅に』を再見しました。実際に足を運んでみた感想を作品を絡めながらレポートしたいと思います。

一泊二日の弾丸旅だったのですが、一日目は広島市内。二日目は、呉市に足を延ばしました。こうの史代さんの原作をアニメーション化するにあたって片渕須直監督は、当時の広島市と呉市を詳細に調べ上げて作品の舞台を描き込んだことは有名ですね。この旅行での先の大目的の他に作品に登場した見覚えのある風景が今も普通に遺されているので、その辺りを訪ねて歩いて見ることにしました。

冒頭、すずさんが代わって海苔を売りに来た中島本町に建つ大正屋呉服店(当時)は、今は平和記念公園のテラスハウスとなっています。この建物も被爆建築物ですね。公園から相生橋は目と鼻の先、すずさんと周作さんが初めて出会った場所。大変珍しいT字型に渡された橋でこの橋が原爆投下目標地点であったそうですね。
橋を渡りすずさんがデッサンをしていた広島県産業奨励館(当時)、今の原爆ドーム(負の世界遺産)横を通りテラスハウス前に戻りました。夜は、宿に帰りながら道々、福屋百貨店を通る。すずさんが嫁いだあと里帰りの際、スケッチをしたあの建物でこれも被爆建築物。今も福屋八丁堀本店として営業中でした。広島市巡りといっても今回は時間の関係ですずさんの実家、浦野家のある江波には行けませんでした。

二日目、安芸路ライナーで呉駅へ。嫁ぎ先、北條家のある呉市はロケ地巡りがしやすいように観光案内所でマップも配られているしポイントごとに整備もされているんですね。マップルートに沿って歩くと約9キロのコース。まずは下士官兵集会所。すずさんが周作さんに帳面を届けに行ったあの場所ですね。この建物、少し前まで海上自衛隊呉集会所としていた使われていましたが今は外壁に「この世界の」のキャラクターが描き込まれています。建物かどを曲がって坂を登ると突き当たりが海軍病院前の階段。入院している義父、円太郎さんをすずさん、晴美ちゃんがお見舞いのため階段を登っていく。今は国立呉医療センターになっている。

ここから市街地を抜けると上り坂、すずさんが町に出る時に必ず通る三ツ蔵を横目にひたすら登る登る。三ツ蔵は代々、庄屋さんを務めた澤原家の所有する建物。そして斜面に建てられた住宅街の中にようやく「すずさん家」(北條家)を見つけることができました。建物は無く間取りにみのポイントでキャラクターを配したプレートが設置されています。呉の港を見下ろす見晴らしの良い場所。近くにあの段々畑もありますが私有地なのでしょう。立ち入り禁止となっていました。そこからは下り。北條家がお花見に行った二河公園を目指します。公園ですずさんとりんさんがバッタリ会って桜の木の上に登り語り合うシーンは「いくつもの」で追加された部分ですね。でもこの公園、桜満開の季節なのに作品のような桜は見かけなかったなぁ。市街地に降りてくると周作さんとすずさんがデートをしたとき語り合った小春橋。海に注ぐ堺川に幾つかかかる橋の一つでもう現代風の欄干でありました。ようやく呉駅に戻ると総距離数11キロを超えてましたね。時間にして2時間半。とにかく斜面の街でアップダウンにエネルギーをとられますが北條家から港をのぞむ風景は絶景と言えます。

2024/10/04

2024/10/04

85点

テレビ/有料放送/WOWOW 


本当はこういう話は好きじゃないはずなのに

前に最初の劇場版を観たときよりも、ずっと心のなかにすっと入ってくる感じがした。時間の制限を取り払って、より細やかに登場人物たちの心を描いているからなのだと思うけど、何にしても、こういうお話はあまり好きじゃない自分でも、この物語はすごくいいと思った。のんちゃんをキャスティングした制作者は慧眼としか言えない。あまり器用な人ではないから、幅広い役柄を演じられる人ではないけれども、この映画のすずさんは彼女にぴったり、ひょっとしたら朝ドラで演じたあの役よりも向いていたかも。
この物語を終わらせるのに、広島の原爆孤児を家に連れ帰るというのは、原作者のお手柄なんだろうけど、素晴らしい結末だと改めて思った。エンドロールの中で、その後の姿をちらっと見せるのも素敵。その一方で(この映画とは関係ないけど)TBSのドラマ版で現代パート(ラストシーンはカープの試合だったよね)をちょこっとだけ追加した岡田惠和さんのセンスの良さも改めて思い起こされる。

2024/08/03

2024/08/03

100点

映画館/東京都/新文芸坐 


最初のverも観たいなあ

1年ぶりの映画館鑑賞。片渕須直のトークショー付きだったが、トークショーでは新作とアリーテ姫ばかりだったからか、ウトウトしてしまった。

とはいえ1年ぶりの本映画には大満足!すずさんの嫁入り前から泣きそうになっていた。もはやのんが演じるすずさんの声を聞くと、パブロフの犬状態になっているんだろう。

今回は「この世界の片隅に」と「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」はどっちか良かったんだろう、と改めて考えてしまった。
すずさんの「女」としての部分やリンさんとの数奇な関係性が特筆される後者よりはリンさんをよき友人くらいの扱いで描いた前者のほうがストーリー的には好きだが、南国に想いを馳せるテルちゃんが何故かとても好きで、どちらかは決められないな、というのが結論。

とはいえ最近は各映画館とも再映されるのは「さらにいくつもの片隅に」verばかりになっているので、最初のverも映画館で観たいものだ。

2024/07/15

2024/07/15

90点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


コトリンゴ

2024年7月15日
映画 #この世界のさらにいくつもの片隅に (2019年)鑑賞

#この世界の片隅に の別バージョン
30分の新たな場面を追加し、すずと遊郭で働く同年代の女性リンとの交流や、周りに暮らす人々の人生をより深く掘り下げて描く

何回見てもいい映画ですね
毎年夏に見たい映画です

2024/01/02

2024/01/02

60点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


戦争は避けられる❗

NHKは地上波もBSも4Kも地震一色、ケーブルテレビだけはスケジュール通り放映されている。この映画は東京テアトルの最大のヒット作、本当は辛い時代の映画なのです‼️

2023/09/16

2023/09/16

100点

その他/Amazon 

友達の家で視聴。

めちゃめちゃよかった。
主人公のキャラクターが好きだった。
絵を描ける人とても素敵だと思った。

最後まで家族が揃うことが幸せだと感じる。