グレイテスト・ショーマン

ぐれいてすとしょーまん|THE GREATEST SHOWMAN|THE GREATEST SHOWMAN

グレイテスト・ショーマン

レビューの数

374

平均評点

82.1(3028人)

観たひと

3924

観たいひと

280

(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ミュージカル / 伝記 / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2017
公開年月日 2018/2/16
上映時間 105分
製作会社 ローレンス・マーク/チャーニン・エンターテインメント
配給 20世紀フォックス映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ラ・ラ・ランド」の音楽チームが楽曲を手掛けたミュージカル映画。19世紀半ばのアメリカ。興行師バーナムは型破りなショーを成功させるが、社会には認めてもらえない。そんななか、英国女王に謁見する機会を得たバーナムは、オペラ歌手ジェニーと出会う。出演は、「レ・ミゼラブル」のヒュー・ジャックマン、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のミシェル・ウィリアムズ、「ダーティ・グランパ」のザック・エフロン、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」のレベッカ・ファーガソン、「スパイダーマン:ホームカミング」のゼンデイヤ。脚本は、「美女と野獣」の監督を務めたビル・コンドン。監督は、VFX出身のマイケル・グレイシー。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

19世紀半ばのアメリカ、P.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)は幼なじみの妻チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)を幸せにしようと挑戦と失敗を繰り返してきたが、オンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ、成功をつかむ。しかし、バーナムの型破りなショーには根強い反対派も多く、裕福になっても社会に認めてもらえない状況に頭を悩ませていた。そんななか、若き相棒フィリップ(ザック・エフロン)の協力により、イギリスのヴィクトリア女王に謁見するチャンスを得る。バーナムはレティ(キアラ・セトル)たちパフォーマーを連れて女王に謁見し、そこで美貌のオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)と出会う。彼女のアメリカ公演を成功させれば、一流のプロモーターとして世間から一目置かれる存在になると考えたバーナムは、ジェニーのアメリカ・ツアーに全精力を注ぎ込むため、団長の座をフィリップに譲る。フィリップは一座の花形アン(ゼンデイヤ)との障害の多い恋に悩みながらも、ショーを成功させようと奮闘する。しかし、彼らの行く手には、これまで築き上げてきたものをすべて失うかもしれない波乱が待ち受けていた……。

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2025年

2025/06/01

55点

VOD 
吹替


完全無欠なヒュー・ジャックマン

日本で言えば江戸末期~明治時代に実在した興行主が主人公のミュージカル映画。
普通の映画じゃなくミュージカル映画なので、良いシーンでいきなり歌って踊り出すのでそこでいちいち冷静になってしまいリセットされての繰り返しで、良い作品なんだとは思うけど…というのが感想。

歌う俳優たちはみんな上手くて、特にヒュー・ジャックマンは完全無欠な人に思えた。
男前で長身で歌も踊りも演技も評価されていて仕事は順調。プライベートでは良いお父さん。ファンへのサービス精神も旺盛で彼に欠点なんてあるの?人間だからあるんだろうけど凄い人だと思う。

2018/02/21

2025/04/07

80点

映画館 
字幕


ノリとテンポ、視覚的な奔放さ、そして素晴らしい歌たち

 アクションとかSFが専門だとばかり思っていたヒュー・ジャックマンが、「レ・ミゼラブル」で味わい深い歌声を披露したときは、その多才ぶりに驚かされたものですが、今回はその彼が実在したアメリカの興行師P・T・バーナムに扮し、見事なショーマンぶりを発揮しています。

 本作は昨年度の映画賞を総ナメしたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」と同じチームがミュージカル・ナンバーを担当したそうです。そう言われてみればなるほど、ノリノリのオープニングは凄いインパクトでして、主人公の生い立ちから現在に至るまでをたった数分間のナンバー一曲で描ききっているところが実にお見事です。このテンポの良さ、楽しさは確かに「ラ・ラ・ランド」のプロローグとエピローグを彷彿とさせます。

 主人公のバーナムは、19世紀に一世を風靡した興行師だそうで、最初は今で言う“フリークス”を使った見世物小屋で大当たりし、後には珍しい動物や猛獣などを加えてサーカス団を結成し、世界中を廻ったいわゆる“偉大なる山師”とでも言いましょうか? 本作ではそんなバーナムを、家族を愛し自らの夢実現に向けて邁進する誠実な男として描いています。実際は、“見た目普通でない人たち”を集めてそれを見世物にして一儲けなんて、今の常識から考えるとドン引きなのですが、時代は今から150年も前の話なのですから、まずはあまり堅苦しいことは考えず本作を楽しまれることをことをお勧めします。

 そういった意味からも、本作が現実離れしたミュージカル仕立てとしたことは正解でした。また、あまりにきれい事過ぎるバーナムのキャラクターも、ジャックマンが演じれば何となく納得させられてしまうのですから不思議です。元々バーナムの存在すら知らなかった私など、本作に登場する親指トムとかひげ女などを見て、かつて母親が話してくれた見世物小屋を思い出しました。昔から日本にもこの種の出し物はあったようですし、以前読んだイギリスの児童文学「ダレン・シャン」にも似たような描写があったので、この種の興業については、違和感というよりむしろノスタルジーを感じたほどです。

 そう、奇妙なモノ恐いモノを見たりびっくりしたいという気持ちは今も昔も変わらない・・・本作を見ると、そんな昔のワクワク心を思い出すことが出来ます。また、登場するどの曲もシンプルで覚えやすく、インパクトがあります。その音楽に乗せて奇妙な人たちが満艦飾に着飾り踊ったり歌ったり。舞台がサーカスだけあって、その動きは上へ下へ斜めへと、縦横無尽、しかも高低差とスピード感を身を以て感じられるカメラワークも素晴らしいです。

 物語のほうは、昔のサーカス興業という相当胡散臭い商売を今風のショービジネスとして描いているわけですから、冷静に見ればかなり無理があるのですが、そこはそこ、家族愛、希望と挫折、野心と失墜、立場を超えた若い男女の恋など、大衆受けするアイテムを上手く散りばめ、無難にお話をまとめています。何よりもダイナミックなミュージカル演出と素晴らしい楽曲がぬるい脚本を上手くカバーして、最新の視覚映像を以て立体的かつ流動的なエンターテイメント作品へと進化させているところが素晴らしいです。

(2018/2/21 記)

2025/03/31

2025/03/31

84点

VOD/その他/レンタル/テレビ 
吹替


誰の為の名声や成功なのか

フリークショーを商売としてエンターテイメントに挑戦するバーナムの話

バーナムがクズって意見を見るけど、貧富の差からくる妻の両親へのコンプレックスがずっと根底にあって、選択肢を間違え続けたのではと しかし短ぇ!ストーリーは案外普通

ヒュージャックマン歌バカうめぇ
グレイテストショウとフロムナウオン名曲すぎるわ
やっぱりミュージカルは曲が如何に刺さるか、ショーとして楽しめたかどうかすね

show must go onで〆るのは好き

2025/03/28

2025/03/29

-点

テレビ/無料放送/日本テレビ 
字幕-吹替


NYのサーカス

ネタバレ

ヒューが素晴らしい ザック良い声
皆さん素晴らしい 踊りも素晴らしい
妻と娘2人可愛い 娘のバレエ可愛い

2025/03/28

2025/03/28

60点

テレビ/無料放送/その他 
吹替


実話を基にしたミュージカル映画。アメリカの興行師。最新のカメラワークがマンネリ気味。CGを多用したせいで、本来ミュージカルならではの人間の持つ美しさや迫力が半減。実写版「白雪姫」のコマーシャルが入ったのは皮肉?

2010年代

2025/03/28

30点

選択しない 
字幕


ライブ感のないPV風の映像による音楽シーン

主人公のバーナムについは、
巨大なサーカス団だったリングリング・ブラザース=バーナム・アンド・ベイリー一座を描いた、
『地上最大のショウ』(1952)で観た記憶がある。

そんな彼の成果を称える作品なら、
彼の出し物がいかに素晴らしく観客を喜ばせたかを再現させることが重要だろう。

ところが、この作品において出し物を描いたシーンは、
生のライブ感とは全く逆の、
そのシーンだけ「独立したプロモーションビデオ」を観せられた印象だった。

サーカスのテントでなく、観客不在のスタジオ内での撮影。

視点も観客の立場ではなく、演者をアップで移動撮影。

バーナムのショーとは別物のPVを見せられらところで、
「彼は最も偉大なショーマンだ」を実感できるはずもない。

--

ミュージカル映画としても、
「芝居のシーンで登場人物の感情が高まったから歌い出す」
のがミュージカルであって、
決して「突然歌い出す変な表現」ではないと思うが、
この作品では、前述の通り音楽シーンが独立していて、
芝居のシーンと切り離されているので、
「突然歌い出す」になってしまっている。

(以上、2018~2019年頃に観た記憶に基づく感想)