国際市場で逢いましょう

こくさいいちばであいましょう|국제시장|ODE TO MY FATHER

国際市場で逢いましょう

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レビューの数

91

平均評点

78.0(445人)

観たひと

595

観たいひと

64

(C)2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 韓国
製作年 2014
公開年月日 2015/5/16
上映時間 127分
製作会社 JK FILMS
配給 CJ Entertainment Japan
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督ユン・ジェギュン 
撮影チェ・ヨンファン 
美術リュ・ソンヒ 
音楽イ・ビョウン 
衣裳デザインクォン・ユジン 
老化/若返り特殊効果フォートン 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演ファン・ジョンミン ドクス
キム・ユンジン ヨンジャ
オ・ダルス ダルグ
ユンホ ナム・ジン
チョン・ジニョン ドクスの父
チャン・ヨンナム ドクスの母
ラ・ミラン ドクスの叔母
キム・スルギ クッスン

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

朝鮮戦争やベトナム戦争に巻き込まれながら、激動の時代をただ家族のために必死に生き抜いた一人の男の生涯を描く大河ドラマ。監督は「TSUNAMI ツナミ」のユン・ジェギュン。出演は「新しき世界」のファン・ジョンミン、「ハーモニー 心をつなぐ歌」のキム・ユンジン、「パパロッティ」のオ・ダルス、「王の男」のチョン・ジニョン、「チング 永遠の絆」のチャン・ヨンナム、「ソウォン 願い」のラ・ミラン、東方神起のユンホ。2015年3月6日より開催の「第10回大阪アジアン映画祭」のクロージング・セレモニーとして上映。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

幼い頃、朝鮮戦争の興南撤収作戦で父、そして末の妹と離れ離れになったドクスは、母と残された二人の兄妹と共に避難民として釜山の“国際市場”で生活をしていた。やがて成長したドクス(ファン・ジョンミン)は家族を守るため、西ドイツへ出稼ぎに行き、ベトナム戦争へ出兵するが、幾度となく生死の瀬戸際に立たされる。そして現代、激動の時代を懸命に生き抜いた平凡な父親の周りには温かい家族の笑顔があった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2015年11月上旬号

HAPPY TIME 見たいものひとりじめ!:「国際市場で逢いましょう」

2015年6月下旬号

読む、映画:「国際市場で逢いましょう」

2015年6月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評:「国際市場で逢いましょう」

2015年5月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「国際市場で逢いましょう」

2015年5月上旬号

ヤン ヨンヒ、韓国の先鋭たちと語る:「国際市場で逢いましょう」ユン・ジェギュン[監督] 超大ヒット映画誕生の理由

読む、映画:「国際市場で逢いましょう」

2015/06/25

2025/06/21

80点

映画館/大阪府/シネマート心斎橋 
字幕


タイトルのほのぼのさとは裏腹な、家族に人生を捧げた男の波瀾万丈な物語。まず目を奪われるのは、朝鮮戦争で一般市民が避難するシーン。圧倒的なスケールと我先にという無慈悲さ、そこに追い打ちをかけるように吹き付ける風雪が、端から見ていても本当に辛い。そして、父との約束を守るため、懸命に家長を務める長男ドンス。そんな彼の人生に韓国の歴史を上手く落とし込み、個人のドラマとしても大河ドラマとしても観れる作りに。ただ、ドンスにも自分の夢があったのに、長男だからという理由で諦めざるを得ないのが可哀想すぎる。怒りっぽいのが玉に傷だけれど、頑なに店を守った理由とこれまでの我慢は、ただただ尊敬に値する。特に、ドンスが戦地から妻に宛てた手紙、ラスト間近で初めて心境を吐露するシーンが印象的。「ずっと辛かったね、頑張ったね」と、声をかけてあげたい。

2025/05/04

2025/05/04

85点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


人に歴史あり

韓国の近代の歴史をまさしく体現してきた一人の人間の一代記を大きなスケールで一気に描いている。主人公と悪友の切っても切れない関係とか、優しいタイトルが作品の雰囲気を深刻にさせすぎず明るいトーンに仕上げて、見た後の感動もすがすがしい。

2025/04/27

2025/04/27

85点

選択しない 


最後まで家族のために生き、家族を思い続ける主人公の姿にずっと号泣
ファン・ジョンミンがまた泣かせる

2025/02/09

50点

選択しない 


朝鮮戦争後を生き延びた韓国人の戦後史が見どころ

 原題"국제시장"で、国際市場の意。
 釜山の国際市場で洋品店を営む主人公ドクス(ファン・ジョンミン)の一代記を描いたドラマ。
 朝鮮戦争で興南を追われ、釜山の叔母の店に厄介になり、家長として母と弟妹を養うためにドイツの炭鉱、ベトナム戦争下のサイゴンと出稼ぎ、叔母の店を継いで孫たちに囲まれるまでを描く。
 個人的な話だが、1990年代にドイツ・マインツのマクドナルドで、ハンバーガーを注文しようとして東洋人の店員に韓国語で話しかけられたことがある。在住の日本人に話すと、ドイツには韓国人が多く、とりわけ看護婦に多いと聞かされた。
 ドクスがドイツで出稼ぎをするのは1960年代で、マクドナルドの店員はその子供の世代にあたる。そのドイツでドクスは韓国人看護師ヨンジャ(キム・ユンジン)と出会い、帰国後結婚する。
 出稼ぎせざるを得ない貧しい境遇の二人が互いの寂しさを語り合うシーンが印象的で、朝鮮戦争後を生き延びた韓国人の戦後史が、本作の大きな見どころとなっている。
 そうした点で『おしん』の類型で、邦題になっている父との約束、興南脱出時に生き別れとなった妹との再会、ヨンジャとの恋物語と、よくできたシナリオになっているのだが、『おしん』同様の過剰なセンチメントといささか大袈裟なコメディ演出が観客受けを狙い過ぎた通俗で、作品全体の質を落としている。
 父と叔母のために店を手放すまいとするドクスの意思が、単に頑固者という一言で類型に嵌められているのも描写不足で、プロローグの蝶のCGも意味不明。
 ファン・ジョンミンとキム・ユンジンの老齢メイクも出来が悪く、演技も良くない。

2024/10/06

2024/10/06

83点

レンタル/東京都/ゲオ/ゲオ大泉学園店/DVD 
字幕


コップンの店

朝鮮戦争、ベトナム戦争という激動の中を生き抜いた主人公。主演は「一億俳優」とも称される大御所のファン・ジョンミン。家族を想い懸命に働く姿は健気です。

鄭周永、アンドレキムやイマンギ、南珍など後に時代を彩る事となる著名人の登場も実に面白いです。いわば大河のようでした。

礎を築いてきてくれたからこそ我々があると。バトンを繋ぐ(今の食い潰すような政治はあり得ませんね)意義をしみじみ感じます。
色々な人の犠牲もあって、今の発展があるわけですね。

日本も同様ですが、戦争を経験した世代の方には人知れぬ力強さを感じます。息子や孫世代が先人の想いを忘れてはいけません。

あの時の父との約束きっと果たせたと思います。

2022/04/27

2022/04/27

77点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


バランスは良いけど

公開当時に劇場で観て以来の鑑賞。
正直、「あれ?こんな話やったっけ?」と思う所も多々。

約10年ぐらい前の作品なので仕方ないとは思うけど、
「老け」の特殊メイクの拙さが気になる。
後半は慣れてくるんだけど。

一人の人間の人生を追う話なんだけど、
時間の制約とかもあるので、どうしても一つ一つのエピソードがコンパクト且つ、要点だけを押さえているみたいな感じで。
「遊び」がないのが、観ていて、「はい、次。はい、次」と急かされている気分になる。

ただ、バランスがいいのは初回観た時と同じ感想で。
グッとこさせる所と、コメディパートのバランスは絶妙だと。
芝居が大きかったり、too muchな表現が目立つけど、
やっぱり役者さん達はみんな巧者で、微妙な仕草とかアドリブと思われるボディタッチとかが自然で良かった。