初見は日本初公開時(1989年7月)映画館で鑑賞(前売券1150円)、あまり面白くなかった印象が残っていたので、本日35年ぶりに2回目の鑑賞。
(※)この3日続けて、インディ・ジョーンズ・シリーズの3作を1日1本ずつ鑑賞。
本作、インディ・ジョーンズ親子のドラマが中心で、親子たちとナチスとの戦いを色んなパターンで見せてくれて、まぁまぁ面白く観ることができた。
ただ、やはりアクションシーンはあるものの、スピード感に満ちた見せ場が1作目や2作目に比べると少なかったので初見時のイマイチ感があったのかもしれない。
伝説の聖杯を巡る戦いを全編通じて描いているが、少年時代のインディ・ジョーンズ(リヴァー・フェニックス)がムチやハットを貰うエピソード、ハリソン・フォードになってからインディ・ジョーンズがヴェニスで金髪女性(アリソン・ドゥーディ)とイイ仲になり、父親がオーストリアの城で囚われの身となっていることから助けに行く。そしてショーン・コネリーが父親として登場。
父と息子がある女性を共有していた件は映画館で観た時には爆笑だったが、今回はそれを知っているので微笑ましい感じ。
ナチスとのバトルは、飛行船・戦車などであり、聖杯を奪う件はバトルではなくインディがナチスに「聖杯を取りに行かされているだけ」といったエピソードの数々、そして父と息子の「これまでたいした会話をしなかったな…」などというものも含めて、スピルバーグ監督はアクションと父息子物語のバランスを取った結果の作品だと思った。
初見時は、このシリーズ終焉を感じたものだったが、実際には後年『クリスタルスカル』と昨年(2023年)公開作が追加された。