フランシスは、イタイところが多い女性。夢は多いけど、自分が出来ることとの折り合いを上手くつけられない。自分にダンサーの才能がないことを認められず、人にこれが向いていることを言われてもやる気がない。人に認められたくて、自分が出来ること以上に無理をしてしまう。親友にも自分が上手くいっていると見せたくて、嘘をついてしまう。恋愛に夢を見過ぎてしまう。人と上手く合わせることが、出来ない。フランシスの悪戦苦闘が、モノクロだけどポップな味わいの映像美で描かれているのが、リアルで等身大のガールズストーリーという感じで、男女問わずフランシスのイタイところや現実と悪戦苦闘しているところが共感出来るし、街中をフランシスが疾走しているシーンにデヴィッド・ボウイの「モダン・ラブ」が流れるシーンは理屈抜きにアガる名シーンです。