ロマコメかと思ったら人生と家族についての良い映画だった
『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』
About Time
2013
Twitterでどなたかが推薦していたので観ました。とても良かった。ロマコメかと思ったら家族と人生についての感動的な映画だった。紹介してくれた方にお礼を言いたい。名前を記録しておけば良かった。
主人公ティム(ドーナル・グリーソン)は21歳になったある日、(最高にイカしてる)ビル・ナイ演じる父親から我が家の男性は過去に戻るタイムトラベラーなんだと打ち明けられる。戻れるのは自分の過去の人生だけ。ヒトラーを暗殺したりトロイのヘレンを寝取ったりは出来ない。未来にはいけない。
この能力を得たティムは妹キャサリン(通称キットカット・演:リディア・ウィルソン)の友達、素晴らしいブロンド美人シャーロット(輝くマーゴット・ロビー)の愛を手に入れようとするがタイムトラベルして告白をやり直してもうまくいかない。
暗闇レストランで知り合って最高に意気投合したメアリー(レイチェル・マクアダムス)と愛を育もうとしたが、、、
ティムとメアリーの恋愛は映画の半ばで成就する。2人の間に子供が産まれてお話はさらに続く。
結婚してめでたしめでたし、で終わりはなくて人生は続く。妹の不遇な人生、父親の病気。タイムトラベルでやり直せることもあるしやり直せないこともある。
キットカット「多分ね、私は落ちこぼれなの。どこの家族にもいる落ちこぼれ。人並みになれない、けつまずいて、人生終わってるの」
「世界一素晴らしい妖精みたいな妹」だったキットカットからこんな苦しい告白を聞かされるなんて辛い。
ほろ苦い人生ドラマ。毎日繰り返される日々を大切に生きる。『恋はデジャヴ』を思い出しましたね。
・ティムの部屋に「アメリ」のポスターが貼ってある。メアリーに、一目惚れしたのは前髪がアメリと似てるからかな?
・ビル・ナイ最高。粋でユーモアに溢れてて。こんなイケてるおじいさんになりたい。
・暴風雨の結婚パーティー。親友のスピーチ。最高でした。
忘れられない映画に、出会いました。