13歳の男の子が35歳の大人になって恋をするロマンチック・コメディ。精神年齢13歳の大人という難しい役をコミカルに演じるトム・ハンクスが好演。就職したおもちゃ会社では消費者として子ども目線でのアイデアを連発、社長のロバート・ロジアに認めらて出世してしまうのも面白い。意気投合した二人が世代を超えて巨大鍵盤に乗って音楽を奏でるのが名場面。ここだけで印象に残る作品となった。同じ会社のエリザベス・パーキンスのハートを掴み恋愛を経験するのだが大人の女性からしたらその無邪気さが可愛いかもしれない。ラストはハンクスが子どもに戻り別れることになる。その展開は予想通りではあったが、しみじみとした余韻を残し味わいがある。