『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映ということで、はじめてこの作品を劇場で観れることに興奮を覚えながら鑑賞してきた。この作品が出来たのは私が幼過ぎてVHSか地上波放送でしか観ることが叶わなかった作品である。もう何度も観ているので、全編全て知ってはいるが、やはり大画面で劇場の雰囲気を楽しみながら観るのがいい作品の一つだと思う。
この作品を色んな面でみることができるわけだが、今回は背景となった舞台について見てみたい。当時のアメリカは経済面で日本に押されている状態で、作品内の随所にそれを感じられる。冒頭の目覚まし時計はパナソニック製だし、マーティが欲しがる車はトヨタ製。日本がカッコイイ時代で、すごく懐かしい光景です。しかし、アメリカの特に田舎部では経済的打撃で、街並みは荒廃し、失業者にあふれている荒んだ時代であったこともこの作品で感じ取れる一面である。これを観て、いまの日本は立場が逆になってしまったと感じずにはいられないわけである。今や過去の栄光となり、製品は中国かアメリカのハイテク製品を使い、国全体の国力が貧しい方面に向かっていっている。ここに映るマーティは今の我々日本人であるように私の目にはネガティブに映ってしかたがない。それならば、それを皮肉ったように日本版のバック・トゥー・ザ・フューチャーを作ってはどうだろうか?時は30年前の90年代バブル時代へタイムスリップ。そんな妄想しながら楽しい2時間映画を満喫した。