戦略大作戦

せんりゃくだいさくせん|Kelly's Heroes|Kelly's Heroes

戦略大作戦

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レビューの数

33

平均評点

70.7(152人)

観たひと

240

観たいひと

12

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 戦争 / アクション
製作国 アメリカ
製作年 1970
公開年月日 1970/12/26
上映時間 144分
製作会社 カッカ・レープ・プロ製作
配給 MGM
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカの無頼の英雄兵士たちがフランス戦線で、ドイツ軍相手に活躍する戦争アクション。製作はガブリエル・カツカとシドニー・ベッカーマン、監督は「荒鷲の要塞」のブライアン・G・ハットン。脚本は「ミニミニ大作戦」のトロイ・ケネディ・マーティン。撮影は「逃亡者」のガブリエル・フィゲロア、音楽はラロ・シフリン、美術はジョナサン・バリーが担当。編集はジョン・ジンプソン。出演は「ペンチャー・ワゴン」のクリント・イーストウッド、「女王陛下の007」のテリー・サヴァラス、「深く静かに潜航せよ」のドン・ピックルズ、「M★A★S★H(マッシュ)」のドナルド・サザーランド、「ガンファイターの最後」のキャロル・オコナー、「コマンド戦略」のトム・トゥループ、「暴力脱獄」のディック・ダバロス。他にハル・バックリー、スチュアート・マーゴリンなど。テクニカラー、パナビジョン。1970年作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ケリー(クリント・イーストウッド)とガトコウスキー(ディック・ダバロス)は、激戦中に捕虜にした敵軍の大佐をつれ、ビッグ・ジョー(テリー・サヴァラス)、リットル・ジョー(スチュアート・マーゴリン)、ジョッブ伍長(トム・トゥループ)らが待つ、納屋へ戻ってきた。彼らはその捕虜に酒を振舞い、ドイツ占領区内の小さなフランス銀行に、千数百万ドルの金の延べ棒が保管されていることを聞きだした。折りも折り、彼らに3日間の休暇が与えられた。メイトランド大尉(ハル・バックリー)から酒と女はご法度と釘をさされたものの、いまや彼らは、金の延べ棒をいただく戦略に夢中だった。ケリーはまず、計画を練る天才のクラップゲーム(ドン・ピックルズ)と戦車隊の生き残りオッドボール(ドナルド・サザーランド)を仲間に引き入れた。オッドボールは戦車の調達をひきうけた。夜、ケリーたちは戦線を突破し、一路、黄金をめざして進んでいった。一方、司令部では、空中写真が紛失し、コルト将軍(キャロル・オコナー)の雷が落ちていた。ところが現在その地図はオッドボールの手もとにおさめられていた。彼はこれを拡げ、作戦を立てていたのだ。ケリーのグループは奇襲作戦を展開し、敵陣深く進んでいった。その間、仲間も次第に少なくなっていたが、やがてオッドボールの戦車と落ち合うことができた。その夜半、コルト将軍は思いがけず、上司からおほめの電話をもらい、中将進級を約束された。そして、これがケリーたちの活躍のたまものと知ると、さっそく彼らに、英雄の勲章を贈ることを決定した。黄金はタイガー戦車3台に守られ、厳重に保管されていた。最後の戦闘は激烈をきわめたが、ケリーたちは、多くの犠牲を出しながらも見事に金の延べ棒を手中にした。コルト将軍が大部隊を引き連れ応援にかけつけ、一般人の歓呼をうけている時、ケリー、ビッグ・ジョー、オッドボールたちは、延べ棒をもってゆうゆうとトラックで引き上げていった。(MGM配給*2時間28分)

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1970年12月上旬号

旬報試写室:戦略大作戦

1970年8月下旬号

外国映画紹介:戦略大作戦

1970年4月下旬号

特別グラビア:やってくるアメリカン・ニュー・シネマ作品群 「戦略大作戦」

1971年

2024/10/19

99点

映画館/長崎県 
字幕


タイガーⅠが、これでもよかった

戦争映画好きの中学生が、はじめて観たまともな形をしたタイガーⅠ。
ヨーロッパの解放に出ていたソ連戦車の改造版ではありましたが、それまでのバルジ大作戦やらパットン大戦車軍団の塗装とマーキングだけ変えた戦車に比べれば、垂涎ものでした。
まともなタイガーは、VFXで作られたの「フュリー」まで 待たなくてはいけません。
とはいえ、半世紀を経て、息子たちの観ている「ガルパン」のビデオ鑑賞シーンに講釈をたれている進化していない自分に愕然とする。

冒頭で、酔っ払って味方戦車に撃ち殺されるドイツ将校と、地雷原に取り残されたケリーのお仲間の兵隊さんは、いまでも思いだします、70年代の反戦映画だったんですね。

2023/08/27

2023/08/27

95点

テレビ/有料放送/ムービープラス 
字幕


オッドボールがいい味出してます。

タイガー戦車とシャーマン戦車の対決がすごいです。あのあと金塊はうまく運び出せたのでしょうか?ジョー役のサバリスはまっています。

2022/06/01

2022/06/01

80点

テレビ/有料放送/ザ・シネマ 
字幕


戦時中の休暇を利用してドイツ軍が駐留している街の銀行から金塊を奪おうとする痛快娯楽戦争映画。軍隊なのに指揮命令系統がいい加減でかなり笑えるが、それでいてしっかり味方も死んでいく真っ当な戦争映画になっている。
クリント・イーストウッド、テリー・ザバラス、ドナルド・サザーランドをはじめ主要キャストは皆キャラが立っている。

2021/07/10

2021/07/10

80点

購入/ブルーレイ 
字幕


50キロ先の町に1600万ドルの金塊があると捕虜にしたドイツ軍将校から聞き出した男。上官がいない機会を狙って金塊を奪う計画を立てる。金に目がくらんだ連中がそれまで手を焼いていた敵陣を突破。最後は敵兵も丸め込んで・・・。かなり気合の入った娯楽映画。見せ場となる戦闘シーンんも手抜きはない。前にもご贔屓チームが負ける時に見ているが、戦争を皮肉った痛快な展開は何度見ても面白い。

2020/08/29

2021/01/27

76点

テレビ/有料放送/ムービープラス 
吹替


イーストウッド

再々再鑑賞。今回は吹き替え版にて。
さすが安定の娯楽戦争物。
不必要に死ぬ者はいないし、兵士達はユーモラスで気骨に溢れている。
戦争賛美に近いとも言えるがそこは娯楽として流すべき。
この路線はすでに絶えてしまった。

2020/12/19

2020/12/20

80点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 
字幕


バルジ、特攻、そして戦略

ネタバレ

70年ブライアンGハットン監督作。時系列で言うとバルジ65年、特攻大作戦67年で今作という順。3日間の休暇中にドイツ軍の金塊を略奪するコメディ。3作とも出演のテリーサバラスは今作ではやんちゃで優秀なボス役。イーストウッドがいつものクールな役柄で最後に戦車に向かって並んで歩いて向かうシーンはマカロニっぽい音楽でパロディにもなっている。OPのテーマソングもノリが良くテレビで吹替え版ならもっと楽しめたかと思う。ドイツの戦車長はカールオルベルティ。イイ味。ロバートライアンは堅物でジョージケネディのイイ奴っぷりといつもの謎めいた変人サザーランドとなにげに豪華キャストで3作を比べるのは楽しい。今作が楽しくて一番良い。