ストリート・オブ・ファイヤー

すとりーとおぶふぁいやー|STREETS OF FIRE|STREETS OF FIRE

ストリート・オブ・ファイヤー

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レビューの数

91

平均評点

76.7(552人)

観たひと

760

観たいひと

47

(C)1984 Universal Studios. All Rights Reserved.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション / 青春 / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1984
公開年月日 1984/8/11
上映時間 94分
製作会社 ヒル/ゴードン/シルヴァー・プロ作品
配給 ユニヴァーサル=CIC
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ストリート・ギャングに誘拐されたかつての恋人を救うために故郷に帰ってきたヒーローの活躍を描く。製作はローレンス・ゴードンとジョエル・シルヴァー。エグゼクティヴ・プロデューサーはジーン・レヴィ。監督は「48時間」のウォルター・ヒル。脚本はヒルとラリー・グロス、撮影はアンドリュー・ラズロ、音楽はライ・クーダー、プロダクション・デザイナーはジョン・ヴァロン、編集はフリーマン・デイヴィスとマイケル・リップス、衣裳はマリリン・ヴァンス、振付はジェフリー・ホーナディが担当。出演はマイケル・パレ、ダイアン・レイン、リック・モラニス、エイミー・マディガン、ウィレム・デフォー、デボラ・ヴァン・ヴァルケンバーグなど。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は戸田奈津子。テクニカラー、ビスタサイズ。1984年作品。2018年7月21日よりデジタル・リマスター版が順次公開(配給:コピアポア・フィルム)。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

高架線と路地裏の多い街、リッチモンド。リッチモンド生まれのロック・クイーン、エレン・エイム(ダイアン・レイン)がアタッカーズを引き連れて凱旋して来た。ロック・コンサート会場は熱気に包まれ、ピークに達しようとしていた。その時、ストリートギャングボンバーズのリーダー、レイヴェン(ウィレム・デフォー)が手下を指揮してステージに乱入、エレンを連れ去った。その夜、レストランで働くリーヴァ(デボラ・ヴァルケンバーグ)は弟のトム・コーディ(マイケル・パレ)に手紙を出した。トムはエレンのかつての恋人で、彼女の危機を知れば弟が街に戻ってくることをリーヴァは知っていた。数日後、ロングコートに身を包んだトムが帰ってきた。彼はボンバーズの情報を得るため、かつての馴染みの酒場に出かけていった。そこでトムはマッコイ(エイミー・マディガン)と名のる元陸軍の車輛係をしていた女兵士と出会い、意気投合。その夜、宿無しのマッコイをリーヴァのアパートに泊めてやった。翌日、トムは1人で武器を調達、組立式のウィンチェスター・ライフル、ポンプ式ショット・ガン、それに45口径リボルバーで武装しエレン奪還の準備を整えた。その日の午後、エレンのマネージャー兼恋人のビリー・フィッシュ(リック・モラニス)と会い、救出に成功したらトムとマッコイに賞金1万ドルを出させることを約束させた。3人はボンバーズの根城であるバッテリー地区へ向かった。真夜中、バッテリー地区の根城の中では熱狂のロックが渦巻き、外ではバイクを乗りまわすライダー達がたむろしていた。トムがそのライダーたちのオートバイをウィンチェスター・ライフルで破壊、その間隙をぬってマッコイが単身アジトに侵入しレイヴェンに拳銃をつきつけた。トムとマッコイはエレンを救出、4人は作戦の成功を祝った。だがトムが賞金目当てに自分を救い出しに来たことをビリーから聞いたエレンは、卜ムの心を計りかねた。リッチモンドへの帰路、警察の封鎖を突破するため、ドゥアップ・グループソレルズのバスを乗っ取り、封鎖線を強行突破した。リッチモンドの人々はエレンたちを熱烈に歓迎した。トムが自分を救出してくれたのは金のためではないことを知ったエレンはトムの胸にとび込み、2人の間に昔の愛が甦えった。だが、メンツをつぶされたレイヴェンが黙っているわけがない。彼の仲間を集めトムを倒してエレンを奪おうと全面戦争の準備にとりかかった翌朝、ボンバーズがリッチモンドを取り囲んだ。迎えうつ住民たち。トムとレイヴェンの大型ハンマーによる死闘が始まった。数分後、その場に立っていたのはトムだった。夜、エレンのロック・コンサート会場をあとに、トムとマッコイは街を去った。(ユニヴァーサル映画=CIC配給*1時間33分)

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年8月上旬特別号

UPCOMING 新作紹介:「ストリート・オブ・ファイヤー デジタル・リマスター版」

1984年10月上旬号

外国映画紹介:ストリート・オブ・ファイヤー

1984年9月上旬号

外国映画批評:ストリート・オブ・ファイヤー

1984年8月下旬号

グラビア:ストリート・オブ・ファイヤー

特集 ストリート・オブ・ファイヤー ウォルター・ヒル監督作品:座談会 如月尚×堤ケイ×渡辺祥子

特集 ストリート・オブ・ファイヤー ウォルター・ヒル監督作品:作品評

特集 ストリート・オブ・ファイヤー ウォルター・ヒル監督作品:監督論

特集 ストリート・オブ・ファイヤー ウォルター・ヒル監督作品:分析採録

1984年7月上旬号

〈特別グラビア〉スペシャル・セレクション:ストリート・オブ・ファイヤー

2025/05/21

2025/05/21

-点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 
字幕


「ダイアン・レイン 反逆のロック・アイドル」

ネタバレ

(※)KINENOTEにはダイアン・レイン主演作『ダイアン・レイン 反逆のロック・アイドル』が登録されていないので、コチラにレビュー残しておく。評点は付けない。(…50点ぐらい)



ダイアン・レインが、あの『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984年)以前にロックヴォーカリストとして映画に出ていたとは……感のある作品。(本作は1982年製作)
スターチャンネル放映時には、「ダイアン・レイン主演の音楽ドラマで、日本未公開&ソフト未発売&本邦初放送の激レア作品」という宣伝文句あり、確かに【激レア作品】だとは思う。

当時17歳だったダイアン・レインが、パンク風メイクと衣装で反抗的な主人公を演じているが、あの『ストリート・オブ・ファイヤー』では格好いいステージング・パフォーマンスを見せてくれたダイアン・レインだが「歌は口パク」と後年知って「惜しいなぁ…」と思ったものだった。
本作が口パクかどうかは不明。

本作の内容面は、物語はシンプル、そして『ストリート・オブ・ファイヤー』ほどインパクトある曲はなく、「一人の女性シンガーの一面を見る」……というか「ダイアン・レインを見るための映画」というものであった。

2015/04/19

2025/05/05

75点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


20歳代のウィレム・デフォー、いい面構えです。

ネタバレ

音楽映画という企画なのか、ラリー・グロスとヒル監督の脚本自体は西部劇のようなシンプルさ。歌姫が
拉致され、かつての恋人の善玉が呼び戻され、悪玉と一騎打ちの決闘を行う。基本はベタ話を、バージニア
州リッチモンドを舞台にして、50年代のパトカーとアメリカン・バイクの暴走族、汚れた高架列車と道具立て
は不穏な雰囲気。さらに裏町のわびしさに雨を降らしたり、フィルムノワールの味でヴァイオレンスシーンを
演出する。そして80年代のロック・ミュークや60年代のソウル・ミュージックを加えてごった煮にした感じ。

人気ロック歌手エレン・エイム(ダイアン・レイン)が地元で凱旋ライブを行った。ストリート・ギャングのボンバ
ーズが会場に乱入し、エレンを拉致した。エレンのファンだったリーヴァは弟のトム(マイケル・パレ)に救出
を頼んだ。トムはレレンの元恋人、必ず力になると思った。ロングコートのトムの登場も荒れた高架鉄道から。
型にはまった演出だが、様式美を優先した。無口で男気があふれるトムに、元陸軍女性兵士のマッコイが
味方する。レレンのマネージャーのビリーは、救出が成功すれば1万ドルを出すと約束。
トムとマッコイは重装備でボンバーズのアジトを強襲、エレンを救出する。ここではウォルター・ヒル監督の
ワイルドなアクション演出が見どころ。エレンを助け出したが、彼女のトムが金目当てではないかと疑ったが、
トムの金にはこだわらない真心が通じて、二人の愛は甦った。
そしてメンツをつぶされて怒り心頭のリーダ-・レイヴェンとの一騎打ちが待っていた…。

この作品が日本で大ヒットした。本国での興業は失敗したので、日米逆転の評価となった。長所が短所に、
短所が長所になったのかもしれない。「ロックンロールの寓話」と称されたのだが、アメリカでは寓話性は
必要なく、明確な時代相でのロック文化が好まれて、日本では寓話のもつ作り物めいた部分が好まれた
のではないか。日本の観客には、東映の任侠映画のようなストーリーがロックミュージカル化した不思議さが、
そのまま受け入れられ、何度見ても面白い作品となったのではないか。
カッコいいマイケル・パレ、見事な悪玉ウィレム・デフォーの一騎打ち。ボスが負ければ潔くメンバーを引き
下がらせるボンバーズ。一人も死者を出さない演出も寓話にふさわしい。

2025/04/19

2025/04/19

-点

テレビ/無料放送/BS10 
吹替


「ヤヌスの鏡」主題歌

ネタバレ

毅然とした姉すてき 美人さん 美しい映像
元軍人マッコイ!カッコいい 役者さん素敵
スレッジハンマー!ウィレム•デフォー大好き

2025/04/08

2025/04/08

60点

VOD/U-NEXT 

・80年代アメリカのロックやファッション、文化が詰め込まれた作品 当時の日本の憧れがそのまんま作品になっているよう
・自分はこの世代より10歳若いので憧れはないが、ロックとして好きなボンジョビの80年代作品に通じる また、スクールウォーズのテーマも思い出した
・ダイアンレインの美しさは際立っている

・ごろつきとケンカと犯罪と女 物語としては薄い印象
・展開も荒唐無稽に感じる 派手な80年代を演出するバイクの爆発、警察をおちょくる主人公も含めた若者、ヒロインの付き人で恋人である人間の生意気な態度来るから来る違和感、主人公お金のために動いたことでないことが分かったとたんによりを戻すヒロインの安易な行動、最後の警察・市民・ごろつきに囲まれたタイマンバトルのゆるい展開 今見ると残念な印象

2025/04/04

69点

VOD/U-NEXT 
字幕


ロックンロールの寓話

本国アメリカではコケたものの、日本では大ヒットを記録した80年代を代表するネオ・ノワール映画。
とにかく冒頭で歌うロック歌手エレン役のダイアン・レインが美しい。
またザ・イケメンな感じのトム・コーディ役マイケル・パレのビジュアルを堪能できる作品でもある。

西部劇の形式とロックが融合した不思議な世界観が印象的だ。
若干、ジョージ・ミラーの『マッドマックス』風な描写はあるものの、クレイジーさはそこまでではない。
物語はストリートギャング集団に攫われた歌姫を助けるというスーパーマリオブラザーズ的な展開。

トムはかつてエレンと恋仲にあったらしいが、彼女が歌手を目指すことをきっかけに別れたらしい。
とにかくクールで腕っぷしの強いトムは多くを語らない。
背負っているものが多いようにも感じるし、中身がなく薄っぺらい人間のようにも見える。
おそらく彼は孤独であることを自ら選んで生きてきたのだろう。

エレンのマネージャーのビリーの、度胸はないのに口だけは達者な小者感が面白い。
かと思えばボンバーズのヘッドのレイヴンに挑発的な言葉を投げかけぶん殴られる。
ただのアホなのかもしれない。

字幕での一人称が「オレ」の男勝りのマッコイのキャラクターも肝が据わっている。
彼女とトムの関係性がどう変わっていくのかも興味深かった。

レイヴン役のウィレム・デフォーはこの頃からクレイジーな役が似合っている。
どことなく色気もあり、キャラクターの個性は印象的だった。

終盤に向けてもっと派手な展開を期待したが、思った以上に地味だったのが残念。
またトム・コーディがほぼイケメンの印象しかなく、もっとマックスやケンシロウのような強者感が欲しかった。
ラブロマンスとしても不十分に感じたが、やはりダイアン・レインは美しい。

2024/08/14

2024/08/16

80点

VOD/U-NEXT 
字幕


6年ぶり

映画館で観て以来久々の観賞。
頭空っぽで楽しめる良作。
これ観ると「ヤヌスの鏡」観たくなる。