上映時間4時間弱。
さすがに長い、長すぎました。
時折タランティーノ作品のようなショッキング映像があり、パラゾーニ張りの変態ネタがありで長時間観るには辛い映画でした。
何故最後まで観たかと効かれたら困りますが、それは私の主義なもので…。
冒頭から一時間は主人公ユウ(西島隆弘さん)の幼少期から高校生にまでの生い立ちを丁寧に描写しています。実母が亡くなったこと、父が神父になって教会を運営していたこと、その父が神父でありながらもある女性と事実婚とも言える仲になっていたこと、すぐにその女性と別れてユウに対しての父の態度が変わったこと等が丁寧に描写されています。
しかし、本当の物語の始まりは一時間過ぎた後にやってきます。それはヨウコ(満島ひかりさん)との出会いでした。
カトリック信者であるユウは、ヨウコが聖母マリアに見えてしまってからはユウはヨウコに入れ込み始めるのでした。母の遺言「マリア様のような女性と結婚しなさい」もあり、ユウの恋路が動き始めるのです。
ただ、ヨウコが聖母マリアに見えたのもパンチラ見たからと言うのも如何なものでしょうか?かなりB級感出ていて、4時間の大作にしたことは裏目に出たとは個人的に思います。
ヨウコはユウの父が事実婚した相手の女性の子供という設定も漫画チック。敬虔なカトリック信者のすることではありません。そんな家族に、コイケ(安藤サクラさん)という新興宗教の教祖の魔の手が忍び寄る。
どうもテーマは宗教だったようです。それにしても安藤サクラさんの劇中の目つきは、気持ち悪いものがありました。悪意の塊のようなあの目はドン引きものでした。
満島ひかりさんも安藤サクラさんもメジャー女優になったから、このような役柄は今後は演じないでしょう。その意味では貴重な映像を見ることができる作品とは思います。
もう一つ言わせてもらえば血が吹き出るシーンが多いこと。この過激な描写は好みが分かれることでしょう。ウケる人にはウケるが、ダメな人はどうしてもダメでしょうね。
一映画ファンとしては、カンフー映画、タランティーノ作品、「女囚さそり」等のオマージュがあり、園子温監督の映画愛は理解はできます。
しかしパンチラ連発では、興醒めします。
イマイチ乗りきれなかった作品でした。