作り話が過ぎる父のエドワード(ユアン・マクレガー~アルバート・フィニー)と、そのほら話に嫌気がさして、父とは断絶している息子のウィル(ビリー・クラダップ)。父の死期が迫り、和解できるか、という話。
ティム・バートンの得意な、独特な、幻想的な世界観は、面白いと思ったが、ウィルが父のことを理解するのがあまりに遅くて、何だか退屈してしまった。
そして、ラスト10分で、父の最期を迎える時に、ウィルがすべてを理解したかのように、自分で話を作って父に話しながら、父を見送っていく所は圧巻、この瞬間の為にこの映画はあったのだ、と思えるほどだった。
身近にいる人ほど、その人のことを理解できない所はあるのかもと思う。
ティム・バートンの映画を久しぶりに観る。「シザーハンズ」が最も好きだったので、そちらをまた観たいと思う。