映画のために、あちこちのヘビメタバンドから人を集めて作ったスティールドラゴン。そういう設定のサントラ盤が強烈に良い。
主演のマークウォルバーグは口パクであるが。
ヘビメタバンドに憧れ、コピーバンドを作り、コンサートでまさかのサプライズで新ボーカルになるという設定。
栄華を極めるが、恋人と離れてしまったりと、挫折する。
そして、過去の自分のようなフォロワーに引き継ぎ本当の自分の音楽を見つけるというストーリーだが、音楽物の伝記的なものも、必ず、こういった展開になる。
世の中のバンドの大半はそのようになる。
メタリカは未だに健在であるが。
ドライブの時にこのサントラを流すと最高である。
主題歌が流れコンサート会場に向かうシーンは、何度も見れる。
私的には、ボヘミアンラプソディーなんかよりもよっぽど良い。
見ると元気になる素晴らしい映画である。
良い映画というのはいったい何か。いまだにわからないが、監督の作家性とかではなくエンターテイメントがあれば作家性などいらないのではないか。そんな映画である。
追記:偶然に気がついたが、本作の脚本を書いた方が、私のもう一つのお気に入り「イントゥーザブルー」の監督をつとめていた。嬉しい発見であった。