マルホランド・ドライブ

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マルホランド・ドライブ

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レビューの数

101

平均評点

77.5(640人)

観たひと

1004

観たいひと

138

(c)2001 STUDIOCANAL. All Rights Reserved.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ フランス
製作年 2001
公開年月日 2002/2/16
上映時間 146分
製作会社 レ・フィルムズ・アラン・サルド=シンメトリカル・プロダクション
配給 コムストック
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演ナオミ・ワッツ ベティ・エルムス/ダイアン・セルウィン
アン・ミラー 監督アダムの母親、ココ
ジャンヌ・ベイツ イレーヌ
ダン・バーンバウム イレーヌの連れ
アンジェロ・バダラメンティ ルイージ・カスティリアーニ
ローラ・エレナ・ハリング リタ/カミーラ・ローズ
ジャスティン・セロー アダム・ケシャー
ロバート・フォスター マクナイト刑事
メリッサ・ジョージ カミーラ・ローズ
マヤ・ボンド ルースおばさん
マーク・ペレグリノ ジョー
パトリック・フィッシュラー ダン
ヴィンセント・カステラノス エド
ボニー・アーロンズ 浮浪者
ロリ・フーリンス ロレイン
マイケル・ジェイ・アンダーソン ミスター・ローク
ビリー・レイ・サイラス ジーン
メリッサ・クライダー ウィンキーズのウェイトレス
ジョアンナ・ステイン 12号室の住人
ジーノ・シルヴァ ホテルのマネージャー/エムシー
リチャード・グリーン 魔術師
リー・グラント ルイーズ
コリ・グレイザー 青い髪の女
レイパエッテ・モンゴメリー カウボーイ
チャド・イベレット ウディ・カッツ
レベッカ・デル・リオ Herself
リタ・タガート リニー・ジェイムス
ミシェル・ヒックス ニッキー
エリザベス・ラッケイ キャロル
ブライアン・ビーコック バックシンガー

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

魔都ハリウッドを舞台に、記憶喪失の女と女優志願の女が繰り広げる悪夢のようなビザール・サスペンス。監督は「ストレイト・ストーリー」のデイヴィッド・リンチ。製作総指揮は「ストレイト・ストーリー」のピエール・エデルマン。製作は「ロスト・ハイウェイ」のメアリー・スウィーニー。撮影は「フロム・ヘル」のピーター・デミング。音楽は「ホーリー・スモーク」のアンジェロ・バダラメンティ。美術は「ストレイト・ストーリー」のジャック・フィスク。出演は「ザ・リング」のナオミ・ワッツ、「ディレイルド 暴走超特急」のローラ・エレナ・ハリング、「アメリカン・サイコ」のジャスティン・セロウ、「キス・ミー・ケイト」のアン・ミラー。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

真夜中のマルホランド・ドライブ。車の助手席に座る女(ローラ・エレナ・ハリング)は、突如運転手に殺されそうになり、車は事故を起こす。傷を追い逃げた女は、高級アパートの一室に忍び込んで身を隠す。部屋の住人である叔母を訪ねてハリウッドにやってきた女優志望のベティ(ナオミ・ワッツ)は、部屋にいたリタと名乗る記憶喪失の女を叔母の友人と思い込んでしまう。大金と不思議な形の青い鍵を持つリタが、唯一覚えている言葉「マルホランド・ドライブ」を手がかりに、彼女の記憶探しに乗り出すベティ。一方、ベティはオーディションが大成功。新進監督のアダム(ジャスティン・セロウ)と知り合い、惹かれ合う。ある日、偶然入ったレストランでリタは「ダイアン・セルウィン」という名前を思い出し、ふたりはダイアンの住所を調べ家を訪ねるが、そこには腐った女の死体があった。動揺したふたりは互いの感情の高まりを感じ、その夜一線を超える。そして、リタの持つ青い鍵がブラックボックスに差し込まれ、もうひとつの物語が始まる。それはレズビアンの恋人同士ダイアン・セルウィン(ナオミ・ワッツ2役)とカミーラ・ローズ(ローラ・エレナ・ハリング2役)の、裏切りと愛憎の物語だった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2025年3月号

巻頭特集 追悼 デイヴィッド・リンチ いくつかの白昼夢をのこして:「ワイルド・アット・ハート」「マルホランド・ドライブ」

2020年7月上旬号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第7弾 2000年代外国映画ベスト・テン:ベスト16

2002年4月上旬号

劇場公開映画批評:マルホランド・ドライブ

2002年2月下旬決算特別号

NEW CINEMA RUSH 新作紹介:マルホランド・ドライブ

2023/07/09

2025/04/08

80点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 
吹替


むっず!うっすらと話は理解できた、おもろい◎
地味に時系列シャッフルされてるな
前半の違和感に感じる部分が増えてってあーこれ夢?って分かるのに時間がかかった…
夢だとしてもダイアンがいないシーンはどういうことなんだ?よく分からない…
これ難解度合いがレベチすぎるな何十回も見ないと理解できなそう

2025/03/05

2025/03/06

-点

映画館/石川県/シネモンド 
字幕


普遍的な美意識

ネタバレ

役者さんと お役に合うた服装ヘアメイク素敵
卓越した映像 音楽 美術 いつの時代も最先端
「わからない」が心地良い 笑顔が恐い 踊る歌う

2025/03/05

2025/03/05

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


辻褄が合った欲望が具現化。

再見。改めて見ると、ベティの深層意識・欲望があちこちにちりばめられて、おもしろい。正統派女優としてハリウッドで成功する自分、美しいリタとの愛の営み、彼女を奪った監督への嫉妬などなどが前半の物語に挿入。ベティの欲望が具現化しているからこそ、唐突であり、不穏な人物が登場し、無理やり辻褄が合わさっている。これが、物語が破綻せずに、きちんとひとつにまとまっているからリンチ監督すごい。まだまだたくさん作品を見たかったです。『ツイン・ピークス』も続き見たかったです。安らかにお眠りください。

2025/03/02

2025/03/05

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/タブレット 


神経に触る

記憶喪失という設定で物語を進めるが、錯綜し不気味な描写に終始する展開はリンチならではのもの。感性のままに自在な表現を許されていることが羨ましい。その能力があってこそのものだけど。リンチは統合失調症だったのではないかという説も頷けるような、不安で破綻している物語。でも、魅力的で目が離せない。

2025/02/24

2025/02/24

72点

VOD 


登場人物の表情とか服装、メイク、たたずまいが存在感がありミステリアス。
記憶喪失の謎の女性が叔母の家にいて、仲良くなって、身元が明らかになるのかと思ったら、いつの間にか恋愛感情を持っていて、そこから憎しみに変わっている。映画全体としてもミステリアスで、普通のサスペンスではない。

2025/02/20

2025/02/20

85点

映画館/東京都/グランドシネマサンシャイン池袋 
字幕

まるで、永遠に味のするガムのように、無限に解釈し続けられる映画。
メインのレイヤーは、「サンセット大通り」オマージュのベティ- リタ - ダイアンの女優の愛憎劇だと思うのだが、主役をゴリ押しされる映画監督とか、あることないことのゴシップを吹き込まれる新人俳優とか、リンチが現場でうんざりしたであろうシークエンスが興味深い。前半殆どアイドルだったナオミ・ワッツがやさぐれていくさまも凄い。絶賛されるオーディションのシーンはリンチからのメッセージでは。

思えば、リンチはこの作品以降「ツイン・ピークス」以外では「インランド・エンパイア」しか撮っていない。評価と不釣り合いな晩年だった。