リトル・ダンサー

りとるだんさー|Billy Elliot|Billy Elliot

リトル・ダンサー

レビューの数

114

平均評点

81.7(753人)

観たひと

1221

観たいひと

121

(C) 2000 Tiger Aspect Pictures (Billy Boy) Ltd.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 イギリス
製作年 2000
公開年月日 2001/1/27
上映時間 111分
製作会社 タイガー・アスペクト・ピクチャーズ=WT2
配給 日本ヘラルド映画(アミューズピクチャーズ=テレビ東京=博報堂=日本ヘラルド映画提供)
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

バレエ・ダンサー志願の少年の成長を描く感動作。監督は演劇界で活躍するスティーヴン・ダルドリー。脚本はリー・ホール。撮影は「チューブ・テイルズ」のブライアン・トゥファーノ。美術は「スライディング・ドア」のマリア・ジュルコヴィック。衣裳は「ベント 堕ちた饗宴」のステュワート・ミーチェム。出演はオーディションで選ばれたジェイミー・ベル、「ステッピング・アウト」のジュリー・ウォルターズ、「マイ・ネーム・イズ・ジョー」のゲアリー・ルイス、「エブリバディ・ラブズ・サンシャイン」のジェイミー・ドラヴェンほか。特別出演に世界的トップ・ダンサーのアダム・クーパー。2024年10月4日より「リトル・ダンサー デジタルリマスター版」上映。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1984年、ストライキに揺れるイングランド北部の炭坑町。母親を亡くし、父(ゲアリー・ルイス)も兄のトニー(ジェイミー・ドラヴェン)も炭坑労働者のビリー(ジェイミー・ベル)は、ボクシング教室に通っているが、試合に負けてばかりの11歳。そんな時、偶然目にしたウィルキンソン夫人(ジュリー・ウォルターズ)のバレエ教室に強く惹かれ、女の子たちに混じって練習するうちに夢中になっていく。ウィルキンソン先生はどんどん上達するビリーに自分が果たせなかった夢を重ね合わせ、熱心に彼を教える。しかし、家族の金をバレエに使っていたことがバレてしまい、父は激怒。ビリーは悔しさをぶつけるように、一人で踊っていた。だが、ストライキが長引き町中が暗く沈んでいるクリスマスの夜、親友マイケル(ステュアート・ウェルズ)の前で踊るビリーの姿を見て、息子の素晴らしい才能に初めて気づいた父は、彼をロンドンの名門、ロイヤル・バレエ学校に入学させる費用を稼ぐため、スト破りを決意する。それは仲間たちへの裏切り行為であった。だがスト破りの労働者を乗せたバスの中に父を見つけたトニーが、バスを追いかけて必死に止め、父は泣き崩れる。その事情を知った仲間たちがカンパしてくれ、ビリーは学校に行くことができた。15年後。バレエ・ダンサーになったビリー(アダム・クーパー)は、父と兄とマイケルが客席にいるウエスト・エンドの劇場の舞台で、スポットライトに包まれながら堂々と踊るのであった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024年10月号

COMING Old Pictures 旧作紹介:「リトル・ダンサー デジタルリマスター版」

2001年3月上旬号

劇場公開映画批評:リトル・ダンサー

外国映画紹介:リトル・ダンサー

2001年2月上旬号

作品特集 「リトル・ダンサー」:スティーヴン・ダルドリー監督 インタビュー

作品特集 「リトル・ダンサー」:作品評

作品特集 「リトル・ダンサー」:アダム・クーパーとAMP

作品特集 「リトル・ダンサー」:バレエ・ダンサー、森田健太郎が語る「リトル・ダンサー」

作品特集 「リトル・ダンサー」:ミュージカル映画に微風

作品特集 「リトル・ダンサー」:作品評

作品特集 「リトル・ダンサー」:イギリスでの「リトル・ダンサー」

作品特集 「リトル・ダンサー」:「リトル・ダンサー」の時代

2001年1月下旬新世紀特別号

新作紹介:リトル・ダンサー

2024/11/13

2024/11/13

88点

映画館/東京都/シネ・リーブル池袋 
字幕


夢の生まれ方・育み方

ネタバレ

「全てを忘れる」ことができるものに熱中していられることはどれほど尊いことなのだろう。そんなものにまず出会えるかどうかもわからないし、そこまでのめりこめるだけの余裕をもって人生を過ごせるかもわからない。

そういう意味で、素質を見抜く目と信念を持って才能の原石を磨いた先生と、最終的には理解を示した父親の存在は大きい。
父親は妻に先立たれ、職場も政権の方針で縮小が決まって、ストが続いている。
そんな状況の父親が息子の熱中に意識を向けられたのはなぜだろう。
未来ある息子のまっすぐさと、ストを続けることへの虚無感からだろうか。

夢が生まれるには環境は重要ではないと思うが、夢が育まれるには、周りの人々の心の豊かさが重要だと思う。
誰かの夢が生まれる時、私はその育ちの一助となれるだろうか。

2024/10/30

2024/11/03

83点

映画館/神奈川県/kino cinema 横浜みなとみらい 


きれいな映像

少年の純真さと頑固親父の複雑な思いとの激しぶつかり合いが、荒んだ炭鉱の町で繰り広げられる。でも、生活を彩る映像が綺麗なので貧乏たらしくも惨めにも見えない。そこんところが女性客を引き込んでいる原因かもなと感じた。
込み入った場面では、巧みなシーンバックを何度か用いて退屈させない。見事な名作。

2024/10/31

2024/11/02

85点

映画館/東京都/立川 CINEMA CITY/TWO 
字幕


父親

 今回は、父親(ゲイリー・ルイス)の存在がとても良かった。バレエを習いたいと言ったビリー(ジェイミー・ベル)に激怒するが、一転してスト破りする所は、涙無くしては見れなかった、本当に凄い。傑作と思う。

 スティーブン・ダルトリー監督作は、「めぐりあう時間たち」「愛を読むひと」を観たが、やはりこれがいいと思った。

2024/10/07

2024/11/01

-点

映画館/千葉県/USシネマ千葉ニュータウン(旧シネマックス千葉ニュータウン) 
字幕


デジタルリマスター版って響きに吸い寄せられます(笑
観て良かったですね、本人だけでなく、家族や関係者もハッピーになって(と思ってます(^^;

鑑賞後ですが、何気に家のレコーダーの録画リストを見ていたら、、
数年前に録って未鑑賞の同作が((((;゚Д゚)))))))
鑑賞して再度レビューしよっかな(笑

2024/10/19

2024/10/24

79点

映画館 


これもまた父との愛憎を乗り越えてゆく話。
イギリス郊外の炭鉱の町。父と兄は炭鉱労働者。魅了されたバレエをしようとする息子ビリーに「女がやるものは許さん」とにべもない。

隠れてバレエ教室に通うビリー、保守的世界感の真ん中で生きる父


相容れない親子だが、熱意と母代わりでもあるバレエのコーチの言葉に父がある行動に出る……。

この瞬間に世界が色付き出す。詰め寄る兄に「俺たちは終わった人間だ。でも11歳のビリーには才能と可能性がある」

あのクソ親父だと思っていた男の言葉、嬉しさで走り出す姿に泣かない人はいないのでは

2024/10/09

2024/10/20

69点

映画館/愛知県/ミッドランドシネマ名古屋空港 
字幕


世間と自分の評価がわかれると

ネタバレ

とかく評価の高い作品ですが、私にはあまり刺さりませんでした。

先細りの炭鉱の街、病気で亡くなった母、頑固親父、高圧的な兄、認知症の祖母、LGBTの友人、理解あるバレエ教師、父親のスト破り、家族の応援など、様々なプラスマイナスがありながらバレエダンサーという夢に向かってがんばる少年を描く作品。こうしてプラスマイナスを並べてみるとそれだけで面白そうなんですが、なぜかしら終始そそられませんでした。具体的にどこがどうよくなかったかはなかなか言い表すことができません。というか、悪くはないけど、どこがどう素晴らしかったかがよくわからないのです。これを簡単に言うと、合わなかった、となるのでしょうか。

このように、世間と自分の評価がわかれると、自分は映画力(?)が低いのかなと少々落ち込みます。まあ、人がどう言おうと自分の感性を一番に考えればいいんですけど。皆さんもこんなことあります?