1998年のイギリス映画。Filmarksリバイバル上映。悪ガキ4人組がカードゲームでカモにされ50万ポンドの借金を背負う。安普請のアパートの隣室のギャングが麻薬を奪う計画をたてているのを聞きこれを横取りする計画をたてる。その麻薬をマフィアのロリーに買い取ってもらう薬草を取り付ける。一方悪ガキたちをカモった元締めのバリーは銃マニアで銃の強奪をベンツ兄弟に依頼。しかし旧式の銃だったためその価値を知らず悪ガキたちに安く売ってしまいバリーに取り返して来いと怒鳴られてしまう。悪ガキたちが盗んだ麻薬はもともとロリーに献上されるものだったことから逆上したロリーが悪ガキたちのアジトに向かうがそこにいたのは麻薬を奪われたギャングたちでさらにはバリーから依頼されたクリスもやって来る。銃撃戦で死体の山となりクリスは麻薬と金をもってバリーの元へ。自体が飲み込めない悪ガキたちはバリーの元を訪れるがすでに借金は返済されていた。しかし銃を奪いに行ったベンツ兄弟がバリーと撃ち合いになりまたまた死体の山となる。悪ガキたちは事件と自分たちをつなぐ唯一の証拠である銃を橋から捨てに行くが、クリスから渡された銃のカタログから高価なものであることを知りそれを中止しようとするが端に引っかかっていた銃を何とかしようとして身動き取れなくなってしまうのだった。
ガイ・リッチーの初期作品でジェイソン・ステイサムのデビュー作でもある本作は、バカバカしさ満点の悪ガキたちがギャングやマフィアなどを巻き込んで関係のない大人たちが勝手に殺し合いを始めて全滅していくという楽しいお話でした。まあ博打で一攫千金を狙ってもカモにされちゃったということが発端なんだけど、悪者たちの欲に駆られた行動が結局は自分に返ってくるという教訓でもありました。複雑な人間関係と馬鹿な行動が絡み合っての物語なんだけど、混乱することなく楽しく鑑賞できたのは脚本が秀逸だったのか演出がうまかったのか。その後のガイ・リッチーの映画もそうだけどこの疾走感は快感ですね。