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げーむ|The Game|The Game

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レビューの数

73

平均評点

73.5(662人)

観たひと

1157

観たいひと

100

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1997
公開年月日 1998/2/7
上映時間 128分
製作会社 プロパガンダ・フィルムズ作品
配給 ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

金持ちの男が軽い気持ちで参加してしまったゲームによって不条理な危機を味わうスリラー。監督は「セブン」のデイヴィッド・フィンチャー。脚本は「ザ・インターネット」のジョン・D・ブランケットとマイケル・フェリス。製作は「ある貴婦人の肖像」のスティーヴ・ゴリン、フィンチャーと組んで数々のミュージック・クリップを製作したシーアン・チャフィン。製作総指揮は「ブレーキ・ダウン」などの監督としても知られるジョナサン・モストウ。撮影は「ヘブンズ・プリズナー」のハリス・サヴィデス。音楽は「すべてをあなたに」のハワード・ショア。美術は「12モンキーズ」のジェフリー・ビークロフト。編集はジム・ヘイグッド。衣裳はマイケル・カプラン。主演は「アメリカン・プレジデント」のマイケル・ダグラス。共演は「デッドマン・ウォーキング」のショーン・ペン、「クラッシュ」のデボラ・カーラ・アンガー、「インデペンデンス・デイ」のジェームズ・レブホーンほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

サンフランシスコ。ニコラス(マイケル・ダグラス)は大富豪だった父の莫大な資産を引き継ぎ、投資家として成功していた。が、妻と離婚した後は大邸宅にひとりで住み、生活は規則正しく「遊び」とはほとんど無縁の毎日。48歳の誕生日。彼の父親が投身自殺をした年齢だ。弟のコンラッド(ショーン・ペン)と久しぶりにレストランで再会したニコラスは「CRS」という会社の紹介状をプレゼントされる。凄い体験をしたとしか彼は言わない。偶然CRSのオフィスを見つけるニコラス。重役のファインゴールド(ジェームズ・レブホーン)はCRSの商品はゲームだという。疑念を抱きながらも彼はテストを受けた。帰宅したニコラスは玄関の前でピエロの人形を発見。頭をよぎる自殺した父親の死体。テレビのニュースを見ているとキャスターがニコラスに話しかけてくる。コンラッドと待ち合わせたレストランでは約束をすっぽかされ、ウェイトレスのクリスティーン(デボラ・カーラ・アンガー)には服にワインをこぼされる。ウェイターから「彼女を逃すな」という書き置きを渡されたニコラスは彼女を追いかけ、ふたりはちょっとした冒険をする。奇妙な出来事の連続にパニックに陥るニコラス。コンラッドは「奴等にすべて奪われた」と怯え、ニコラスもCRSの仲間だと言って去っていく。ニコラスが乗ったタクシーは海に飛び込み、彼は必死で脱出。警察に助けを求めるとCRSのオフィスはもぬけの殻。クリスティーンの家を見つけて問い詰めると、黒づくめの男達が銃撃してきた。彼女はCRSは大掛かりな詐欺組織で、コンラッドや弁護士もその仲間だという。確かめてみると彼の口座には一銭も残っておらず、ニコラスは彼女に薬で眠らされた。気がつくとそこはメキシコの墓地。彼はやっとのことでサンフランシスコに戻るが、すでに家は競売にかけられていた。復讐を誓うCRSにニコラスはファインゴールドがテレビに出ていたことから役者だと知り、彼を人質にCRS本社へ銃を手に向かう。そこにはゲームを始めてから彼が今まで会った人間がみんないた。すべては仕組まれていたのだ。CRSの警備員が銃撃し、流れ弾に当たったファインゴールドは倒れる。クリスティーンを捕らえたニコラスは屋上へ。逆上した彼は銃を向ける。クリスティーンは青ざめ、これも全てゲームなのだと訴える。全てはコンラッドが誕生日のプレゼントに仕掛けた大掛かりなプレゼントで、扉の向こうではシャンペンを手にした彼が待っているのだと。信じられない彼は扉が開くと銃を撃った。果たしてそこに立っていたのはタキシード姿のコンラッド。実の弟を撃ち殺してしまった彼はショックのあまりビルから飛び降りる……しかし、それもまたゲームだった。彼が着地したのは巨大な救命マット。みんなが誕生日を祝うために集まっていた。血糊をつけたコンラッドが笑いながら言う。「兄貴、誕生日おめでとう」。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1998年6月上旬号

外国映画紹介:ゲーム

1998年2月下旬決算特別号

特集 「ザ・ゲーム」:作品評

特集 「ザ・ゲーム」:デイヴィッド・フィンチャー監督 インタビュー

特集 「ザ・ゲーム」:マイケル・ダグラス&デボラ・カーラ・アンガー インタビュー

グラビア:ザ・ゲーム

2024/04/05

2024/04/07

65点

レンタル 
字幕


初見は面白かった。

デヴィッドフィンチャー監督です。驚きの結末ですが、さすがに初見程の驚きはない。当たり前か。改めて観ると、無理があるような、無いような。ちょっと間違ったら、死人出てるよね。ともあれ、素晴らしい脚本です。

2023/05/06

2023/05/31

-点

VOD/NETFLIX 
字幕


最近知り合ったカナダ人に薦められて。ホラーっぽいけどホラーではない🤣孤独な大富豪が弟からの招待をきっかけにあるゲームに参加するが...。Netflixで見たからけっこう途切れ途切れだったのもあり、あとトーンが終始暗いのもあり、そこまでの衝撃は味わえず。こういうどんでん返し系は一気に観たほうがいいね。映画館がベスト。とはいえ、2回目以降観たら「ここはこれに繋がっていたのか!」といろんな気づきがあること間違いなし。『ゴーン・ガール』『パニックルーム』が好きでデビッド・フィンチャー監督作品は私に向いてるので、好きなジャンルではある。

2023/05/06

2023/05/06

92点

VOD/NETFLIX 
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胸糞系どんでん返し映画

胸糞系どんでん返し映画。全くスッキリしない。途中まで不条理すぎてデヴィッド・リンチを観てるのかと思った。
だけど、こういうの結構好き。
『セブン』、『ゲーム』、『ファイト・クラブ』と続けて観るとデヴィッド・フィンチャーの作家性に酔いしれると思う。

2022/12/19

2022/12/19

60点

VOD/NETFLIX/レンタル/テレビ 
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公開以来の鑑賞

ネタバレ

 公開時位にみて、もう、かなり忘れていて、次はどうなる、と思いながら観て、ラストは、そういえば、こうだったな、と。

 大企業の社長ニコラス(マイケル・ダグラス)が、金には不自由しないが、弟コンラッド(ショーン・ペン)の紹介したゲームに参加、とんでもない目に遭っていくが…という話。

  映画は、どこまで、観てる側をその世界に連れて行ってくれるか、だと思うが、あまりにどんでん返しが何度もあったり、これはまた演出かと思うと白けてしまい、その世界から出てしまう。その辺が残念だった。

 デビッド・フィンチャーの作品をいくつか観直して、これも久しぶりに観てみたが、健闘はしているが、ちょっと力不足か…。

 ただ、マイケル・ダグラスはとても良かった、酷い目に遭うが、ひるまない役が合っていたように思う。

2022/09/10

2022/09/11

62点

テレビ/無料放送/テレビ東京 


現代のクリスマスキャロル?

20年ぶりに再見。
間違ってタイマー録画したのと先日Dフィンチャー監督のゾディアックがよかったので、削除せずみたのだが、やっぱり発想が面白くないし、主人公は何を学んだというのか?独善的で強欲だった自分を反省?クリスマスキャロルじゃあるまいし…。
と思いつつも投資家の主人公のライフスタイルや邸宅といったリアル感は見事都と思いつつ、デジタルツールが進んだ現代との差も感じる点で見るべきところもあったなと思った次第。
それとお手伝いさんがキャロルベーカーが演じていて邸宅の敷地内に別棟で暮らしているのは流石世襲の金持ちぶり。
それでも先代が自殺した理由がよくわからなかった。

1998/02/19

2022/09/05

70点

映画館 
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自分がゲームの主人公になりきれるかどうかがカギ

 主人公が途中で降りることの出来ない危険なゲームを無理矢理にやらされてしまうといえば、すぐに「ジュマンジ」を思い出しますが、この「ゲーム」は、そのスリラー版と言ったところでしょうか(と言っても超自然ものではありません)。

 監督は「セブン」のデーヴィッド・フィンチャーで、前回同様、今回のオープニングも大変魅力的です。まず、ジグソーパズルが画面一杯に広がり、それがパラパラと落ちていくところがミステリアスな雰囲気たっぷりで、思わず見入ってしまいました。そのあとセピア色に染まった主人公の幼年時代の映像が映し出されるのですが、わずか2、3分の短い時間に主人公と父親、そして弟の関係を浮かび上がらせ、漠然とはしているけれど一つの確固としたイメージを観客の心の中に植え付けてしまう手腕は見事です。つまり、このオープニング、トランプで言えば配られた手持ちのカードと場を確認し、「さぁて、これからプレイがはじまりますよ」という、申し合わせの時間のようなものなのです。

 この種の映画は詳しいことを知らないほうが楽しめると思いますので、内容についてはあまり触れないことしますが、物語は意表をついた展開を見せ、思いもよらない結末を用意しています。配役については一癖ありそうな弟を、これまた一癖ありそうな俳優、ショーン・ペンが演じている点にご注目。あと、映画の様々な場面で拳銃が登場しますのでチェックしながら見てみてください。全体としてあまり難しいことを考えず、マイケル・ダグラス演じる主人公になったつもりで大いに楽しんで(恐がって)頂きたいと思います。

(1998/2/19 記)