CURE

きゅあ|----|----

CURE

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レビューの数

93

平均評点

76.3(534人)

観たひと

841

観たいひと

65

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1997
公開年月日 1997/12/27
上映時間 111分
製作会社 大映(製作協力*ツインズ)
配給 松竹=松竹富士
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督黒沢清 
脚本黒沢清 
企画池田哲也 
神野智 
製作加藤博之 
プロデューサー土川勉 
下田淳行 
撮影喜久村徳章 
美術丸尾知行 
音楽ゲイリー芦屋 
録音郡弘道 
整音中田裕章 
音響効果丹雄二 
照明金沢正夫 
編集鈴木歓 
衣裳古藤博 
森田流水 
助監督吉村達矢 
スクリプター柳沼由加里 
スチール中岡美樹 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演役所広司 高部賢一
萩原聖人 間宮邦彦
うじきつよし 佐久間真
中川安奈 高部文江
洞口依子 女医
戸田昌宏 花岡徹
でんでん 大井田
螢雪次朗 桑野一郎
大鷹明良 安川
大杉漣 藤本本部長
河東燈士 精神科医
春木みさよ 花岡とも子

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

猟奇的殺人事件の犯人を追う刑事の姿を描いたサイコ・サスペンス。監督・脚本は「復讐 消えない傷痕」の黒沢清。撮影を「マネージャーの掟」の喜久村徳章が担当している。主演は「バウンス ko GALS」の役所広司で、本作で第10回東京国際映画祭の主演男優賞を受賞した。共演に「ドリーム・スタジアム」の萩原聖人。スーパー16ミリからのブローアップ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ひとりの娼婦が惨殺された。現場に駆けつけその死体を見た刑事の高部は、被害者の胸をX字型に切り裂くという殺人事件が、秘かに連続していることを訝しがる。犯人もその殺意も明確な個々の事件で、まったく無関係な複数の犯人が、なぜ特異な手口を共通して使い、なぜ犯人たちはそれを認識していないのか。高部の友人である心理学者・佐久間が犯人の精神分析を施しても、この謎を解く手掛かりは何も見つからない。そのころ、東京近郊の海岸をひとりの若い男がさまよっていた。記憶傷害を持つ彼は小学校の教師に助けられるが、教師は男の不思議な話術に引きずり込まれ、魔がさしたように妻をXの字に切り裂いて殺してしまう。その後、男は警官に保護され、そして病院に収容されて同様の話術を警官や女医と繰り返した。警官と女医は、それぞれに殺人を犯し、被害者の胸を切り裂いてしまう。催眠暗示の可能性に思い至った高部は、事件の捜査線上に浮かび上がったこの男・間宮を容疑者として調べ始めた。しかし、高部は間宮の記憶傷害による進展のない会話に翻弄され、また精神を病んだ妻・文江の介護による疲れも加わり、その苛立ちを積もらせていく。やがて、間宮が元医大の学生で、メスマーという18世紀の医者が開発した催眠療法の研究をしていたことを知った高部は、正式に調書を作ろうとするものの、間宮の不思議な話術のうちで妻の病気を指摘され、苛立ちを爆発させてしまった。そんな高部を間宮は誉め称え、高部こそ自分の言葉の本当の意味を理解できる人間だと語る。疲れきった高部は文江を病院へ入院させた。高部の精神状態に危機感を抱いた佐久間は、間宮に深入りしないよう忠告するが、自らも間宮と催眠療法の施術に取り憑かれていく。やがて、精神病院に収監されていた間宮が脱走した。時を同じくして、佐久間が奇妙な状態の自殺死体として発見される。高部は、本当の自分に出会いたい人間は必ずここにやって来ると間宮が言う、森の中の廃屋で間宮と再会し、そして彼を殺害した。すべては終わったかのように思われたが、病院では文江がX字に切り裂かれて殺され、高部のいるレストランでは、ウエイトレスが店長に包丁を向けていた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023年9月号

読者の映画評:「To Leslie トゥ・レスリー」原田隆司/「ぼくたちの哲学教室」若林泰之/「CURE」喜井大二朗

2019年10月上旬特別号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第6弾 1990年代日本映画ベスト・テン:ベスト16 解説

1998年4月上旬春の特別号

劇場公開映画批評:CURE キュア

1998年2月下旬決算特別号

日本映画紹介:CURE キュア

1998年1月上旬新年特別号

特集 CURE キュア:座談会 黒沢清×役所広司×萩原聖人×うじきつよし×中川安奈

特集 CURE キュア:「CURE」の俳優たち

特集 CURE キュア:作品評

特集 CURE キュア:黒沢清論

COMING SOON【新作紹介】:CURE キュア

2026/02/22

2026/02/22

75点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


観終わった後、色々と思い返していく度にゾワッとする恐ろしさが湧き出でくる。やっぱりあのラストシーンに全てが集約されている気がする。人間の持つ善悪の境界の曖昧さ。1番身近な存在を最も憎んでしまう人間の性。深層心理を抉り出すような、不快な恐怖に満ち溢れている。高部と間宮が精神病院の病室で対峙する長回しシーンが秀悦。

2025/11/04

2025/11/04

80点

テレビ 


黒沢清炸裂

ずっと前にTVで見た気がするが中身を憶えてないのでまた見てみた。
黒沢清らしさが炸裂している黒沢の出世作。
若き日の洞口依子や中川安奈が見られて嬉しかった。
間宮がいったい何者だったのかはいいとして、高部の行動がよくわからない。
見方が浅かったかな。

2025/10/29

2025/10/29

84点

テレビ/有料放送/WOWOW 


心の闇をCUREしてあげる

ネタバレ

備忘メモ:
いきなりですが、私の解釈を、、、
CUREしてくれる伝道師が間宮(萩原聖人)から高部(役所広司)に移った。間宮が記憶を取り戻した時点で、高部に完全に移ったのだろう。※CUREするという意味は、対象となる人の心の負担を解消してあげる事。その為の手段なら、何をしてもOK。
ラスト、晴れ晴れとしていつものファミレスで食事をとる高部(その前のシーンで、妻が看護師に×殺害されたことを示唆している)。高部がウエイトレスに声を掛けた後、彼女は大きなナイフを持つ、誰を刺しに行くのか?夕暮れの街角を映して、映画は終わる。これが日常で、平和な一時なんだよぉ、とでも言わんばかりの楽曲をバックに。
憑依される以前から、高部は妻が自殺するシーンを頭の中でみていた。その時は、彼の表情は後悔の念に襲われていた。当作品でのCUREは、そういう後悔を排除してあげること。いや~、本音と後悔、これの狭間で悩むからこそ、色んな人間の感情も生じてくる。それを排除して、やりたい事(自分を悩ます人は殺してしまう)に一直線で向かうのは危険。現代社会はそうなりつつあるよぉ、と黒沢清は描いている感じがする。

憑依する者そのものの存在は映像で出てこないが、影響を受けた人物の表情・行動で伝道師の存在が浮かび上がって不気味さを表現している怖さが素晴らしい!
最後の方に出てくる廃墟の倉庫(実験場?)に残る写真の男性が伝道師か?
催眠術の補助ツールは火だけではない。当作品では、水だったんだね。水が這う様に広がるシーンが、これまた不気味。
間宮の禅問答的受け答えは、確かに尋問者のやる気を削ぐ。この作品を見た犯罪者が、この手法を実際に使ったらどうなるだろう、、、

2025/09/22

2025/10/13

80点

テレビ/有料放送/WOWOW 


黒沢清監督×役所広司×萩原聖人

謎の男萩原聖人によって、接触した戸田昌宏、でんでん、洞口依子が謎の死を遂げ、彼を逮捕した刑事の役所広司も医者のうじきつよしも、彼が催眠術の強力な使い手だとわかりつつも、どんどん取り込まれていく。最後の廃屋の対決により、ほっとするのも束の間、ラストは黒沢清監督らしい謎のエンディング。黒沢清監督の大映製作作品は、「蜘蛛の瞳」「蛇の道」('98)など不穏な傑作を連発している。

2025/07/08

2025/07/05

55点

テレビ/有料放送 


黒沢清監督作品

理解出来たとは言い難い。

2025/06/27

2025/07/01

70点

テレビ/有料放送/チャンネルNECO 


催眠暗示

本人が知らないうちに殺人を犯している。そして本人は殺したことを自覚している。しかしそれは本人の意志ではない。という怖い話。
殺人事件を追うのは高部刑事(役所広司)。犯人は記憶喪失の男間宮(萩原聖人)だが、本当に記憶喪失か。
間宮はフランツ・アントン・メスマー(18世紀の医師で催眠療法の実践者)を信奉している元精神科の学生。
見応えのある展開。で次から次へと陰惨な事件が起きる。
事件が一段落してこれで解決と思いきや、高部の周辺ではまだ異常な事件が続いている。ラストは思わせぶり。本当に事件は終わったのか。