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おおいなるせいぶ|The Big Country|The Big Country
60
77.1点(271人)
377
29
基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる
スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる
キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる
解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる
「友情ある説得」のウィリアム・ワイラー監督が、「西部の男」以来18年ぶりで監督した西部劇。サタディ・アヴニング・ポストに連載されたドナルド・ハミルトンの原作をジェームズ・R・ウェッブとサイ・バーレット、ロバート・ワイルダーの3人が共同で脚本化。撮影監督は「誇りと情熱」のフランツ・プラナー。カリフォルニア州ストクトン附近のドレイス牧場一帯と、モジャヴ砂漠がロケ地に選ばれ、広大な野外シーンが常に心してとり入れられている。音楽はジェローム・モロス。タイトル・デザインを「八十日間世界一周」「めまい」のソール・バスが受けもっている。出演者はワイラーと共にプロデュースもしている「無頼の群」のグレゴリー・ペックに、「ベビイドール」のキャロル・ベイカー、「黒い罠」のチャールトン・ヘストン、「野郎どもと女たち」のジーン・シモンズ、「楡の木陰の欲望」のバール・アイヴス、「軍法会議(1956)」のチャールズ・ビックフォード、チャック・コナーズ、メキシコ俳優アルフォンソ・ベザヤ等。製作ウィリアム・ワイラーとグレゴリー・ペック。
あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる
1870年代のテキサス州サンラファエルに、東部から1人の紳士ジェームズ・マッケイ(グレゴリー・ペック)が、有力者テリル少佐の1人娘パット(キャロル・ベイカー)と結婚するためにやってきた。出迎えた牧童頭のスチーヴ・リーチ(チャールトン・ヘストン)は彼に何となく敵意を示した。スチーヴは主人の娘を恋していたのだ。途中まで許婚者を迎えたパットは、スチーヴを先に帰してジェームズと父の牧場に向かったが、途中で酒に酔ったハナシー家の息子パックたちに、悪戯をうけた。しかしジェームズは彼らを相手にしなかった。パットの父テリル少佐は大地主ルファス・ハナシーとこの地の勢力を二分し、争っていた。2人が共に目をつけている水源のある土地ビッグ・マディを、町の学校教師でパットの親友ジュリー・マラゴン(ジーン・シモンズ)が所有していた。彼女は一方が水源を独占すれば必ず争いが起こるところから、どちらにも土地を売ろうとしなかった。少佐は娘の婿にされた乱暴に対して、ハナシーの集落を襲い、息子たちにリンチを加えて復讐した。そんな少佐の態度にジェームズは相いれないものを感じた。彼は争いの元になっている土地ビッグ・マディを見て、女主人ジュリーに会い、中立の立場で誰にでも水を与え、自分でこの地に牧場を経営したいと申し出て彼女と売約契約をかわした。一方血気にはやるパットと父の大佐には、慎重なジェームズの態度が不満だった。水源地ビッグ・マディを手に入れて大佐に対抗するため、ハナシーはジュリーを監禁する挙に出た。ジェームズはメキシコ人牧童の案内で単身本拠にのりこみ、水源は自由にすると明言してジュリーを助け出そうとした。ハナシーの息子バックは、ジュリーに対する横恋慕からジェームズと決闘したが、卑怯な振舞いから父に射殺された。少佐とスチーヴの一隊がのりこんできて乱戦が始まった。そして、1対1で対決した大佐とハナシーは、相撃ちで共に死んだ。憎悪による対立と暴力の時代は終わった。今はジュリーの腕をとって、ジェームズは新しい我が家ビッグ・マディに、新生活を始めるため馬首を進めた。
キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる
第二回 午前十時の映画祭:「シェーン」「大いなる西部」
シナリオ掲載西部劇名場面集:大いなる西部
傑作ウェスタン・シナリオ:大いなる西部
外国映画批評:大いなる西部
旬報賞にかがやく人々:ワイラーと「大いなる西部のスタッフ」
新作グラビア:大いなる西部
ウィリアム・ワイラーと「大いなる西部」:青い魚
外国映画紹介:大いなる西部
レビュー 登録の新しい順 登録の古い順 レビュータイトルの50音順 評価点の高い順 評価点の低い順
鑑賞日 2025/04/11
登録日 2025/05/10
評点 80点
鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 字幕
超えている
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◎ 4度目の鑑賞。NHKーBSの映画放映枠の金曜日は、西部劇である。A級、B級区別なく、いやC級でも堂々放映される。しかし、その枠でこの『大いなる西部』がかかると、ちょっと違和感がある。この作品はウェスタンを超えているのである。 ◎ 希望に溢れた西部の未来を感じさせるラストも、またお決まりの西部劇を超越している。
鑑賞日 2025/01/11
登録日 2025/01/11
評点 72点
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グレゴリー・ペックの婚約者の父テリル少佐と、強面のヘネシーは水源を巡ってライバル関係。水源の地主の娘も加わり、色々な思いが交錯する。それにしても牧場を作るには**kmの塀が必要とは、さすが西部である。グレゴリー・ペックとヘネシーの息子の対決は、10歩歩いて撃つという古典的な決闘。ズルい息子をヘネシーは撃ち殺す。ヘネシーは意外と男気に溢れていた。最後のシーンのロケ地は、映画『バグダッド・カフェ』の舞台でもあるモハーヴェ砂漠だとか。一切笑うことのないチャールトン・ヘストンがとても渋かった。
鑑賞日 2025/01/10
登録日 2025/01/10
評点 75点
ウィリアム・ワーラー!この人に駄作はないのか!?と、思うほど見事な西部劇。丁寧な人物描写。その関係が徐々に浮かび上がってドラマが綴られていく。ひねりの利いた点火も見事な西部劇。
鑑賞日 2024/11/17
登録日 2024/11/17
評点 -点
這え、犬のように
最初に出てくる決闘用の拳銃の伏線がどこに向かうかが1番の見どころかな。 この映画2時間45分もあるのに、ラストのオチのお父さん達は無謀じゃないですか? 昔の映画は単純でエンドマークが出たらなんだか納得したらしい、世界は複雑になった。
鑑賞日 2024/08/16
登録日 2024/08/16
格調高い作品ではあるが
主人公が完全無欠すぎ。敵側のお父さんが男気あふれたりしていて。ツッコミどころはあるが、長時間観てもダレない作品ではる。
鑑賞日 2024/07/28
登録日 2024/07/28
評点 85点
また観た
広大な背景の中で人間が小さく見える。人間の営み、怒りや憎悪を笑うかのような画のインパクトが強い。静かなラストシーンが余韻を残す。
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鑑賞記録
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