アメリカ田舎の砂漠一本道沿いカフェを舞台にした優しいダイバーシティ
ネタバレ
備忘メモ:
大好きな雰囲気を持った映画
斜めに写す
顔のアップに意味が?
カフェの背景の景色が、夕暮れの真っ赤、朝始めの濃い青さ等。
ブーメラン。
1シーン1シーンが、何かほんわかした優しさをもつ。
音楽が良い。と言うか、あの私が以前何度も聞いて良い雰囲気のある曲だと感じていた”Calling You”は当作品オリジナルなんだ!
それから、最後のミュージカル風にバグダッドカフェを歌った曲は、当作品そのものを歌ってて共感出来た。「人生をローギアで生きよう」とか「Tragicな事は忘れて、Magicな世界を楽しもう」。
出会いって、マジック。
最初にカフェ&モーテルに着いた時のジャスミンの顔は、ドイツ人の大柄女性の典型的な固いイメージを映し出していたが、徐々に柔らかくなるのが良かった。
肩を張らず、ローギアな生活シーンを映し出してくれて、とても癒された。
自分なりに、人の為になる事をしようとするジャスミン、見様見真似の手品、人としても優しさを感じる
絵のモデルになるが、だんだんと大胆になるジャスミン。
でも、そんな夢は長続きしない。観光ビザ切れでドイツへ帰国するジャスミン。そして、再度帰ってくる。果たして、同じ様な生活が戻ってくるんだろうか?ここからが、観終わった後の映画の良し悪しを決める分かれ道。
楽しい雰囲気の中に、刺青女性がモーテルを離れる。too much harmonyと言って。おっ、来たな!シビアな出来事を混ぜるか?
今は商売繁盛。長いこと遠目に観ていた夫がブレンダの元に戻ってくる。そして、風が強い朝、ルディが「画家として、紳士として」ではなく「男として」ジャスミンを訪問。何か着ようと思うが、下着のまま迎える彼女。お決まりのダラダラ理由やメリットを述べた後のプロポーズ、そして、彼女の返事が「ブレンダに聞かなきゃ」。観客が「良いって言うに決まっているだろう」と突っ込む間も無く、END。各人の生活が変わっていくので、関係性も変わっていくでしょう。後は、登場人物たちの流れに任せましょう~というラストでした。なるほどねぇ、ハッピーだぁ、とか、不幸の兆しがぁ、とかいうラストではなく、さぁこれから第二章というラストが良かった。
ジャスミンの夫は?