こんなにも静かで、でも不安で、でも魅入ってしまう作品は、そうは出会えない
ネタバレ
備忘メモ:
大人(初老の夫と若い妻)は虚無感が漂うが、二人の姉妹イザベラとアナは元気。イザベラは現実的で、アナは夢想的。イザベラが死んだ真似してアナをからかってから、アナの行動が変わる。イザベラが他の子達と交じって焚火の上を飛び駆けるのをじっと眺めるアナ。夜、廃墟に出向き、そのまま行方不明になってしまう。アナの夢では、フランケンシュタインに出会う、彼の顔も寂しそう。フランケンシュタインは哀しい怪物(人間に造られた)だが、怪物よりも哀しみが強調されている。アナがそう感じたのだろう。そもそもの切っ掛けは、これもイザベラ。いい加減な感じで、あの廃墟にフランケンシュタインいるよ~、なんて言うから、アナは毎日通っちゃう。そこで、逃走中の兵士にあう。彼は妻の兄弟かも?あの死体は、彼を殺しに来て返り討ちに会った奴かな?
ラストの外へのドアの上が蜂の巣だった。ただ、右往左往するだけの存在を示唆しているのだろうか?