ショーシャンクの空に

しょーしゃんくのそらに|THE SHAWSHANK REDEMPTION|THE SHAWSHANK REDEMPTION

ショーシャンクの空に

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レビューの数

283

平均評点

87.0(3585人)

観たひと

5586

観たいひと

477

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1994
公開年月日 1995/6/3
上映時間 143分
製作会社 キャッスルロック・エンターテインメント
配給 松竹富士(松竹=アスミック 提供)
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

20年近くの刑務所生活の中でもおのれを見失わず、ついには脱獄に成功した男の奇妙な逸話の数々と、その親友の囚人をめぐるヒューマン・ドラマ。ホラー小説の大家、スティーブン・キングの非ホラー小説の傑作といわれた中編『刑務所のリタ・ヘイワース』(邦訳は新潮文庫『ゴールデンボーイ』に所収)を、「フランケンシュタイン(1994)」の脚本家、フランク・ダラボンが初監督と脚色を手掛けて映画化。製作はニキ・マーヴィン、撮影は「未来は今」のロジャー・ディーキンス、音楽は「ザ・プレイヤー」のトーマス・ニューマン、美術は「ドクトル・ジバゴ」「オリバー!」で2度アカデミー賞を受賞したテレンス・マーシュがそれぞれ担当。主演は「星に想いを」のティム・ロビンスと「アウトブレイク」のモーガン・フリーマン。共演は「トレスパス」のウィリアム・サドラー、「デモリションマン」のボブ・ガントン、「ナッツ」などのベテラン、ジェームズ・ウィットモアほか。95年度キネマ旬報外国映画ベスト・ワン作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

47年、ショーシャンク刑務所。銀行の若き副頭取、アンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)は、妻と間男を殺した罪で刑に服した。誰とも話さなかった彼が1ヶ月後、“調達係 ”のレッド(モーガン・フリーマン)に、鉱物採集の趣味を復活させたいと言い、ロックハンマーを注文する。一方あらくれのボグズ一派に性的行為を強要され常に抵抗したアンディは、2年間生傷が耐えなかった。49年、アンディは屋根の修理作業に駆り出された時、監視役のハドレー刑務主任(クランシー・ブラウン)が死んだ弟の遺産相続問題で愚痴をこぼしているのを聞き、解決策を助言する。彼は作業中の仲間たちへのビールを報酬に、必要な書類作成を申し出た。取り引きは成立して囚人たちはビールにありつき、彼らはアンディに一目置くようになる。アンディがレッドに女優リタ・ヘイワースの大判ポスターを注文した頃、彼を叩きのめしたボグズはハドレーに半殺しにされ病院送りにされた。ノートン所長(ボブ・ガントン)はアンディを図書係に回すが、これは看守たちの資産運用や税金対策の書類作成をやらせるためだった。アンディは州議会に図書予算請求の手紙を毎週一通ずつ書き始める。6年目に、ついに200ドルの予算を約束する返事と中古図書が送られてきた。アンディはその中にあった『フィガロの結婚』のレコードを所内に流し、囚人たちは心なごんだ。63年、図書室の設備は見違えるように充実していた。所長は、囚人たちの野外奉仕計画を利用して、地元の土建業者たちからワイロを手に入れ、アンディにその金を“洗濯”させていた。65年、ケチなコソ泥で入所したトミー(ギル・ベロウズ)が、以前いた刑務所で同じ房にいた男が「アンディの妻と浮気相手を殺した真犯人は俺だ」と話したと言う。アンディは20年目にやって来た無罪証明の機会に色めきたつが、再審請求を所長は求める彼を相手にしない。所長はアンディが釈放されると、今まで彼にやらせてきた不正の事実が明らかになるのを恐れていた。アンディは懲罰房に入れられ、その間にトミーはハドレーに撃たれて死んだ。その後のある定期検査の日。アンディの房は無人だった。マリリン・モンローからラクエル・ウェルチへ代替わりしていたポスターを剥がすと、その壁には深い穴が開いていた。アンディはあのハンマーで19年間かかって穴を堀り、嵐の晩に脱獄に成功したのだ。アンディは所長たちの不正の事実を明るみにさらし、ハドレーは逮捕され、観念した所長は自殺した。やがてレッドは仮釈放になるが、外の生活に順応できない。彼はアンディの手紙を読み、意を決して今はメキシコで成功している彼の元を訪ねるのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年9月下旬特別号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第5弾 1990年代外国映画ベスト・テン:ベスト15 解説

1995年8月下旬上半期決算号

外国映画紹介:ショーシャンクの空に

1995年6月上旬号

特集 ショーシャンクの空に:ティム・ロビンス  インタビュー

特集 ショーシャンクの空に:ティム・ロビンスの魅力

特集 ショーシャンクの空に:作品評

特集 ショーシャンクの空に:スティーヴン・キング映画の系譜

特集 ショーシャンクの空に:キング作品映画化リスト

グラビア 《New Releases [新作映画紹介]》 :ショーシャンクの空に

2024/07/22

2024/07/23

90点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


やはり名画

初めて観たときは、ストーリーを言葉にするとつまらないものだろうなんて書いてしまったが、丁寧に置かれた伏線を、確認しながら拾い上げていくストーリーが素晴らしいと思った。
スティーブン・キングが原作なのか、なるほど。

2022/09/19

2024/06/07

75点

映画館/群馬県/高崎電気館 
字幕


本当の罪を知る

アンディのお話でありながら
レッドのお話でもある。

アンディにとっては無実の罪に対する抗いを見せながらも
周り皆への気遣いを見せ、そこが刑務所である事を忘れさせていく事で
逆に自分たちが犯した罪が自分たちの日常を奪わせたことを教え込んでいくような…そんな存在になっていたような気がする。
ビールにしてもそう
図書室にしてもそう

娑婆にいれば普通にできることが刑務所の中ではできない。
それを出来るようにすることで秩序を生み出しつつ
娑婆と刑務所との違いをわからせる効果もあったのでは?
特にレッドにはそれが痛感させられたことだったのかもしれない。
アンディといることで感じる様々な感情が
罪に対する気付きを与えていたのかもしれない。

本当の罪を知ったからこそ
レッドは楽園にたどり着けたんだろう。
2人が幸せであることを願いたくなるラストだった。

2024/05/02

2024/05/02

95点

選択しない 


HOPE。ジワタネホ。カルチュラル。

図書館で囚人たちが本を読む姿。これはまさにカルチャーの語源のカルチュラル(耕す)姿そのものだと思った。本を愛し、音楽を愛したアンディ。誰よりも耕されている。が故に誰よりもHOPEを胸に抱き生きている。なんで素晴らしいんだ。自分は文化を愛している。自分は自由な空の下で生きている。そんな当たり前のことを、噛み締めることができた。アンディに感謝。自分もがんばろう!少しでも自分の周りの世界をカルチュラルできるように。自分は気付いたら27歳になっていた。社会に出て3年目だ。長い時が過ぎ、自分はなにもできていないと、ふと思うことがある。でもアンディは20年も刑務所にいたんだ。レッドは40年。ブルックスは50年である。なんだ、まだ3年ぽっちじゃないか自分!無限に羽ばたけるぞおれ。ドンドン行ったれ自分。カルチャー!フリーダム!

2024/02/10

87点

選択しない 


カタルシスがある

ネタバレ

前半、ティム・ロビンスが受ける性的暴力や、出獄後に自殺してしまうジェームズ・ホイットモアのシークエンスなどやるせない展開が続くが、徐々に刑務所内での立場が良くなりホッとする。と思うと刑務所長が不正発覚を恐れてロビンスの再審の期待を握りつぶしてしまいイライラ。それ故にまさかの脱獄が大成功した時のコチラのカタルシスも半端じゃなく爽快。モーガン・フリーマンを迎え入れるラストも幸福感あふれる。

2023/10/21

2023/10/21

80点

映画館/東京都/TOHOシネマズ日本橋 
字幕


いい映画とは思う。のだが

世間での評価がすごく高いのに、どうにも乗らない作品がたまにある。本作もその一つで、公開時見た友人は号泣だったのに自分的には全くハマらず。
今回再検証のため30年ぶりくらいで再見。結果、最初見た時よりはいい作品と思ったが、どうにもモヤモヤが止まないのだ。という訳で高評価はつけるが突き抜けてよかった訳ではない、というのが個人的な再評価結果となった。

2023/10/09

2023/10/10

90点

映画館/愛媛県/シネマサンシャイン重信 
字幕


 午前十時の映画祭で上映されていた過去の映画。以前にも一度見たことがあったのだが、非常に面白かった印象が強かったので再度観た。もっともっと古い映画なのかと思っていたが、実はそんなに古い映画ではなくて、音も映像も今の映画としてみても全く違和感はない。そしてやはり素晴らしい映画だった。無実の罪で刑務所にとらわれた主人公が希望を捨てずに生きていこうとする物語。私の中ではベスト5に入る映画だと思う。