このあいだ朝のFMを聞いていたら「映画Tシャツのヴィンテージモノに高値がついている」という特集をしていた。高値がついている作品ベストスリーのうちベストワンが『パルプ・フィクション』で、胸にユマ・サーマンが例のポーズで転写されたデザインだという。ただいくらで取り引きされているかは忘れた。ちなみに2位は『シザーハンズ』で3位が『トイ・ストーリー』であった。3本ともいい映画ですよね。僕は好きだなぁ。自分もかれこれ映画Tシャツを持っていて年甲斐もなく着流しているが『パルプ・フィクション』関連は3枚。でも最も人気のあるあのユマ・サーマンのデザインは無いな。買っても着れないな(でも映画Tって飾っても映えるんですよね)。
劇場にかかると必ず人が集まる作品。みんな『パルプ・フィクション』が大好きなんだね。今回は、『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』の公開に併せた映画レビューサイトFilmarks提供によるリバイバル上映で、劇場側がコントロールできない価格1600円の特別興行にもかかわらず連日満席に近い状態。そんな中での久々の観賞。調べてみたら4年ぶりでした。
一緒に見に行った友人が、満員の観客を見渡して「1994年作品にもかかわらず若い人が多い」と驚いていました。やっぱどの時代にも共通するアイコン的な作品なんですね。この作品にはどんなに時代が進んでも色褪せない美学がある。だから先のTシャツじゃないけど前を歩いてたカップルの男性なんか見たこともないような『パルプ・フィクション』のアロハなんか着て見に来てた(自分にはとてもできる自信ないけど)。若さっていいですね。
この作品、構成(時制)、音楽、俳優、脚本などみんなみんな語り尽くされてるもんだから、そんな訳で、「時代のアイコンに焦点化したレビューがあってもいいかな」と思い徒然なるままにしたためてみました。