セブン

せぶん|Se7en|Seven

セブン

レビューの数

190

平均評点

81.1(2044人)

観たひと

3373

観たいひと

184

(C)1995 New Line Productions, Inc. All rights reserved.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1995
公開年月日 1996/1/27
上映時間 126分
製作会社 ニューライン・シネマ
配給 ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/DTS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

キリスト教の七つの大罪に基づく連続殺人事件と、それを追う刑事コンビの姿を描いたサイコ・スリラー。先鋭的なヴィジュアル・センスとノイズを駆使したアバンギャルドな音響設計による、世紀末ムードが全編を覆うダークな世界観が魅惑的。N.Y.タワーレコードの店長として働きながら執筆したアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーのオリジナル脚本を、「エイリアン3」のデイヴィッド・フィンチャーが監督。製作は「マスク」「アウトブレイク」のアーノルド・コペルソン、撮影は「デリカテッセン」のダリウス・コンディ、美術はピンク・フロイドやジェネシスなどの舞台で活躍したのち、「マリリンとアインシュタイン」などを手掛けたアーサー・マックス、編集は「硝子の塔」のリチャード・フランシス=ブルース。音楽は「依頼人」のハワード・ショアで、エンド・タイトル曲はデイヴィッド・ボウイの『ハーツ・フィルシー・レッスン(心の淫らなレッスン)』。特殊メイク(死体)は「遊星からの物体X」のロブ・ボッティン、デジタル視覚効果とメイン・タイトル・シークエンスは[R/グリーンバーグ・アソシエイツ・ウェスト、デジタル・スタジオ部]が担当。主演はアクションにも果敢に挑んだ、「レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い」のブラッド・ピットと、「ショーシャンクの空に」「アウトブレイク」の演技派モーガン・フリーマン。共演は、本作がきっかけでピットの恋人となったグィネス・パルトロウ、「黒いジャガー」のリチャード・ラウンドツリー、「フルメタル・ジャケット」のR・リー・アーメイ、「ユージュアル・サスペクツ」のケヴィン・スペイシーほか。公開30周年記念として『セブン』4K版を2025年1月31日よりIMAX初上映。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

雨降りしきる大都会。また新たな殺人事件が発生し、退職まであと1週間のベテラン、サマセット(モーガン・フリーマン)と血気盛んな新人ミルズ(ブラッド・ピット)の両刑事が現場に急行した。被害者は極限まで肥満した大男で、汚物にまみれ、食べ物の中に顔を埋めた恰好で死んでいた。死因は食物の大量摂取による内蔵破裂。男の後頭部に付けられた銃口の痕から、何者かに、死ぬまで食べ続けるよう強制させられていたことが判明した。そして現場には、犯人が残したものと思われる〈GLUTTONY=大食〉と書かれた文字が残されていた。まもなく次の死体が発見される。凄腕で名高い弁護士グールドが、高級オフィスビルの一室で、血まみれになって殺されていた。そして現場には血で書かれた〈GREED=強欲〉の文字が……。サマセットは、犯人がキリスト教における「七つの大罪=憤怒・嫉妬・高慢・肉欲・怠惰・強欲・大食」に基づいて殺人を続けていることを確信、ミルズにあと5人殺されるだろうと告げる。「強欲」殺人の現場を再検証した2人は、壁の絵画の裏に指紋で書かれた「HELP ME」の文字を発見。その指紋は前科者の通称ヴィクターのものだった。ヴィクターの部屋に急行した捜査陣は、舌と右腕を切られた上、ベッドに縛りつけられて廃人同様となったヴィクターを発見。部屋には彼が衰弱していく様を撮影した写真と〈SLOTH=怠惰〉と書かれた紙が残されていた。グールドの部屋の指紋は、ヴィクターの切り取られた右腕で付けられたものだった。捜査は振出しに戻り、サマセットはFBIの友人の協力を得て、犯罪者に利用される恐れのある″要注意図書 ″リストの「七つの大罪」に関する図書館の貸出記録から、容疑者を割り出そうとした。ほどなく″ジョン・ドウ ″という男が該当者に挙がった。半信半疑のまま、2人は男のアパートを訪ねるが、その時、帰ってきた男がいきなり拳銃を発射して逃げた。どしゃ降りの中を追跡したミルズを、男は待ち受けて打ち倒し、頭に銃口を突きつけるが、なぜかとどめは刺さずに去った。ジョン・ドゥの部屋からは、今までの被害者を撮影した無数の写真が発見された。大胆不敵にも、男は報道カメラマンのふりをして、ヴィクターの殺害現場に現れていた。そこへ、ジョン・ドウから挑戦の電話が入る。やがて、第4の殺人〈LUST=肉欲〉として娼婦が殺され、第5の殺人〈PRIDE=高慢〉として顔を切り裂かれて悲観した美人モデルが自ら命を絶った。そんな時、意外にも残る2件を残して、ジョン・ドウと名乗る男(ケヴィン・スペイシー)が警察に自首して来た。拘置された男の過去や身元は全く不明だった。男は自分は選ばれた人間で、誰もなし遂げなかった偉大なことを行ったと言う。ドウは、ミルズとサマセットを伴ってある場所に車を向かわせた。とある荒野で止まった一行の前に、宅配便の車が現れ、小さな箱を置いて去った。ドウはその箱の中に、ミルズの新婚の妻トレイシー(グゥイネス・パルトロウ)の生首が入っていると言い、これは彼を羨んで彼女を殺した〈ENVY=嫉妬〉の罪だとも語った。逆上するミルズは怒りにかられ、ドウに銃口を向けた。サマセットは必死で止めるが、ミルズは相手の挑発に乗り、ドウを射殺してしまう。男の目論見どおり、〈WRATH=憤怒〉の殺人をもって7つの殺人は完結した。ドウと名乗る男の正体も動機も闇と消えた。サマセットは絶望感に包まれ、再び雨降りしきる町に戻った。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1996年7月下旬号

外国映画紹介:セブン

1996年5月下旬特別号

劇場公開映画批評:セブン

1996年2月上旬号

特集 サイコパス・ムービーへの招待:「セブン」作品評

1995年12月下旬特別号

グラビア特集 SPECIAL SELECTION:「セブン」

2025/02/06

2025/03/10

88点

映画館 


ほぼ忘れていたのだけどラストの展開だけは覚えているからずっとしんどい。連続殺人の裏にある七つの大罪というテーマ、ダークだかスタイリッシュでエッジ効きまくりの映像。ぬぼっとした怪物感を見事に見せたケビン・スペイシー、若きブラピとモーガン・フリーマンのバディ感。そしてあの伝説の不快なラスト。フィンチャーの名を知らしめた一作は今見ても怪作。池袋IMAX鑑賞

2025/02/09

2025/02/16

80点

映画館/千葉県/ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸 
字幕


ねっとりと絡みつく

悪趣味全開の映画をIMAXで観る。公開時に観ているので、どういう展開になるのかはわかっているのにはらはらする。驚愕のラストにも震えた。観たら嫌な気分を引きずるのがわかっていながらも観たい私。私はキリスト教ではないので、根本的なことはわかっていないと思うが、ねっとりと絡みつく映画だ。

2025/02/10

2025/02/10

80点

映画館/宮城県/TOHOシネマズ仙台 
字幕

犯人がケヴィン・スペイシーだということに2回目で気づいた
サブリミナルも初見のときは分からなかったな
最寄りのIMAXが2kなのが惜しかった

セブン、と言いながら8人(赤ん坊含めると9人)死んでるのはモヤッた
罪の数が7なので、死体は含まれないらしく、、だとしたら余計にトレイシー殺した犯人に怒りが湧くのでラストシーンもアレはやむ無し

2025/02/03

2025/02/04

85点

映画館/神奈川県/横浜ブルク13 
字幕


IMAX

30年ぶりに観たが、改めて主要キャストが皆良いと実感。ケビン・スペイシーの死んだ目が秀逸。殺人現場が気持ち悪いのでIMAXで見るのをためらったが、目を背けるところがわかってるので意外と大丈夫だった。

2025/02/03

2025/02/04

74点

映画館/宮城県/TOHOシネマズ仙台 
字幕


30年たっても色あせない

 1995年のアメリカ(ニューライン)映画。2024年に監督自ら監修し4K修復されたもの。TOHO仙台では2K上映。定年退職を7日後に控えたベテラン刑事サマセットは赴任してきた新人刑事ミルズとともに超肥満男性の殺人現場検証をする。奥の深い事件であることを感じたサマセットは部長に担当を外すよう願うが聞き入れられなかった。ミルズは弁護士の殺人事件を担当となる。現場の床にGREED(強欲)の血文字が残されていた。サマセットは鑑識から不可解な胃の内容物を見せられ再び現場に赴き、冷蔵庫の裏にGLUTTONY(暴食)の文字とミルトンの「失楽園」の一節が書かれたメモを見つける。七つの大罪をなぞった連続殺人事件だと推測しあと五つの殺人が行われることを予想するも、現場にはそれ以外の手がかりは見つからなかった。しかし弁護士の妻に現場写真を見てもらったとき、壁にかかっていた現代アートの絵画がさかさまであることを指摘され、その絵画の裏に指で書かれたHELPの文字を発見する。その指紋から殺された弁護士が弁護したことのある異常者ビクターが割り出され、彼の部屋をSWATが急襲すると、ベッドのくくりつけられた瀕死のビクターを発見する。救急車で病院へ搬送したが、生き延びてもまともな生活はできない状態だった。そして壁にはSLOTH(怠惰)の文字が。サマセットは知り合いのFBIに頼み七つの大罪に関する本の貸し出し記録を手に入れジョン・ドゥにあたりをつけその住居に向かう。そこで外出から帰って来たジョン・ドゥと遭遇し、ジョンは拳銃を発砲し逃走。ジョンの部屋を捜査しているとジョンからの電話がありサマセットとミルズを賞賛し予定を変更すると伝えてきた。早々に娼婦が殺されそこにはLUST(色欲)の文字が。さらに顔を傷つけられた美人モデルの遺体が発見されPRIDE(傲慢)の文字が残されていた。あと二つというところで血まみれのジョンが警察に現れる。残る二人の遺体の場所へサマセットとミルズにだけ案内すると持ち掛けそれが叶うならすべての罪を認めると言う。二人は自身に盗聴器をつけ、ヘリコプターによる追跡もさせ、ジョンを乗せて車を走らせる。高圧電流の流れる送電所で降りた三人に向かってくる車を確認。サマセットがそれを止めるとミルズ宛の小包の配送だった。ヘリは爆弾処理班を要請したがサマセットが意を決して開封すると中にはミルズの妻トレーシーの頭が入っていた。サマセットはミルズに銃を降ろすよう説得するが何のことかわからす困惑するミルズにジョンは幸福なトレーシーに嫉妬して殺したといい、妊娠しているからと命乞いをしたなどと話すのだった。罠だとサマセットは説得したがミルズはジョンを射殺するのだった。ジョンはENVY(嫉妬)、ミルズはWRATH(憤怒)で七つの大罪が完成した。呆然自室のまま護送車に載せられたミルズにサマセットはヘミングウェイの一節「この世は素晴らしい、戦う価値がある」を思い出し後半は正しいと呟くのだった。
 ダンテだのミルトンだの文学に精通してないとその本筋を理解できない捜査を要求するジョン・ドゥとはどれほど知識があるんだ。自宅で写真の現像もしていたし、ビクターの殺人行為は一年以上かけていたし、革製の殺人器具を作らせていたし、各方面に詳しく頭も切れるし、逃げ足も速い。自分がルシファーだと言うあたりは完全にサイコパスなんだけど、それらの知識を得るほどに高等教育も受けただろう彼の背景がもっと知りたかった。何故な七つの大罪にこだわったんだ。前半は暗くじめじめした感じが続き、終盤は砂漠のような明るく乾いた映像で締めるなんて素晴らしい。引退間近の老練な刑事と新人刑事の対比も楽しかったけど、やっぱ先輩の意見はちゃんと聞こうよ。しかしジョン・ドゥがどう殺したのかは一切描写せず、実際の殺しのシーンがジョン・ドゥをミルズが射殺するシーンだけというのも意味深だった。巻き込まれたトレーシーがとても可哀そうだった。モーガン・フリーマンやブラッド・ピットとともにケヴィン・スペイシーのサイコパス演技が目につきました。30年たっても色あせない映画で、IMAXで観た甲斐がありました。

2025/02/02

2025/02/03

80点

映画館/愛知県/109シネマズ名古屋 
字幕


4K IMAX上映

最初の劇場公開時以来の鑑賞。つまり約30年ぶり。
冒頭から雨降りしきる街。新米としか言いようがないブラピ演じる刑事、渋みもつモーガンフリーマン演じる刑事。ふたりの捜査が、突然、転換すると言ってもよいくらいガラッと変わる。
ラストは知ってるのに、筋をすっかり覚えてる訳でもなく、4Kの映像で堪能しました。