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黒の凶器

  • くろのきょうき
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  • 平均評点

    61.1点(17人)

  • 観たひと

    30

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/6/20
上映時間 89分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督井上昭 
脚色舟橋和郎 
小滝光郎 
原作梶山季之 
企画仲野和正 
撮影森田富士郎 
美術柴田篤二 
録音奥村雅弘 
照明美間博 
編集菅沼完二 
スチル小山田輝男 

キャスト

出演田宮二郎 片柳七郎
浜田ゆう子 登川れい子
金子信雄 黒沼一徳
根上淳 戸村
島田竜三 新藤
石黒達也 長棟
仁木多鶴子 別府さとみ
若松和子 中山京子
真城千都世 バーのマダム
阿井美千子 黒沼睦子
小夜福子 片柳ハツ
丸山修 高杉
矢島陽太郎 黒沼満男
十和田翠 木原マリ子
田村和 成田素子
木村玄 塚谷
千石泰三 島野

解説

梶山季之の「影の凶器」より「黒の爆走」でコンビの舟橋和郎と小滝光郎が脚色「桃太郎侍(1963)」の井上昭が監督した黒シリーズもの。撮影は「山男の歌」の森田富士郎。

あらすじ

日本の弱電機メーカー大日本電機の工員であった片柳は、酒場で知りあった登川れい子と結婚を夢みるようになってから、自分の運命を狂わした。株をやっているという女の関心を買うため、自分の会社が極秘に研究を進めているRV17作戦のデータを提供したが、彼女は株を操ってボロ儲けしたばかりか、競争会社の太陽電器にそのデーターを売った。これが因で、会社を馘になった片柳は、れい子が太陽電器の産業スパイと知りながらも、忘れられなかった。だが、片柳は大日本電機と太陽電器への復讐を忘れてはいなかった。まず馴染のマリ子を使って、太陽電器の黒岩専務の家に女中として住せた。大日本電機の長棟社長に、面談を強要すると、太陽電器の産業スパイに盗まれた、電子魔法瓶の設計図を買って欲しいと、話した。かつて自分を馘にした戸村労政課長のみじめな顔をみながら、片柳は、三百五十万の重みを感じた。さて、今度は、太陽電器への復讐だ。電子冷蔵庫に関するデーターを、大日本電機に五百万円で売りつける。ビルの屋上からザイルを使って、技術室へ忍び込むのだ。しかも明日の夜をはずせば、その設計図は、本社の大金庫の奥深くしまい込まれてしまうのだ。そして、当夜、ガラス切りを取り出して、技術室のガラスにあてた時、中庭のスポットが鮮やかに片柳を照らした。またもやれい子の仕業だ。どこをどう逃げたのか、れい子が非常ロを開けてくれたのだけは覚えていた。とにかく黒沼が特許の出願をする前に、設計図をものにしなければならない。二、三日後、黒沼を脅すと、テレビ・カーを研究所の近くに引き寄せ、テレビ発信送置にかけられた設計図を、キャッチしようとしたのだが、そのテレビ・カーの後には、業界のスパイを乗せた車がピッタリついていた。

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