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草を刈る娘

  • くさをかるむすめ
  • The Grass-Mowers
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  • 平均評点

    61.1点(22人)

  • 観たひと

    40

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/10/25
上映時間 86分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督西河克己 
脚色三木克巳 
原作石坂洋次郎 
企画坂上静翁 
撮影岩佐一泉 
美術佐谷晃能 
音楽池田正義 
録音中村敏夫 
照明三尾三郎 
編集鈴木晄 
スチール寺本正一 

キャスト

出演吉永小百合 モヨ子
浜田光夫 時造
望月優子 そで子婆さん
清川虹子 ため子婆さん
大坂志郎 金作
菅井きん ちえ
山田吾一 佐五治
安田千永子 ヤス子
平田大三郎 一郎
三戸部スエ 加代
高島稔 庄吉
小沢直好 光夫
葵真木子 ユリノ
金子克予 カズミ
千代侑子 トシ子
益田喜頓 小林巡査
佐野浅夫 物売りの小父さん
近藤宏 善太
山岡久乃 はま子

解説

石坂洋次郎の同名小説を「大出世物語」の三木克巳が脚色、「闘いつづける男」の西河克己が監督した青春篇。撮影は「拳銃横丁」の岩佐一泉。

あらすじ

津軽平野に秋がくると、この地方では草刈り隊ができて二週間ほど馬草を刈る。近くには温泉もあり、若者たちには楽しい年中行事だ。十八才のモヨ子は草刈り隊のリーダーそで子婆さんに連れられて、初めてこの草原に来た。同じころ、近くの草原に富田集落の草刈り隊が来た。そのリーダーため子婆さんとそで子婆さんは大の仲よしで、毎年この草刈りで結婚話をまとめるのが楽しみ。こんどもそで子婆さんが連れて来た真面目な若者時蔵が、モヨ子に似合いのお婿さんだと結論が一致した。翌日、モヨ子は一人で山奥の草刈り場にやられ、そこで一生懸命刈っている時蔵に会った。二人きりで草を刈ったというので、両方の草刈り部隊は話の種ができて大喜び、当の二人の心も知らず知らず結ばれていったが、ある日時蔵がモヨ子を抱きしめようとしたので、モヨ子は時蔵の腕に噛みついて逃げた。この事件で草刈り場は大騒ぎ、しかも東京から帰ってきた青年一郎がモヨ子にモーションをかけたりする。だが、心の底ではモヨ子はやはり時蔵が好きだ。ある夜、時蔵は一郎にケンカを売られる。体力的にとてもかなわぬ時蔵は、あっさり負けを認めるが、モヨ子はそれが歯がゆい。ところが、そのとき、村娘が林で殺されるという事件が起こった。「亭主があればこんなことにならねえのによ」というそで子のつぶやきに、モヨ子は夢中で時蔵のところへとんでいった。「おら、お前の嫁になりてえや」。翌日、幸福に包まれた二人は、秋の日ざしの強い草の上に寝ていた。

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1961年11月上旬号

日本映画紹介:草を刈る娘