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鑑賞日 2025/04/01  登録日 2025/04/06  評点 72点 

鑑賞方法 VOD/U-NEXT 
3D/字幕 -/字幕
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ケン・ローチの駄作

 ケン・ローチにしては軽い映画だった。社会性はないかというと、確かに登場人物達は社会の底辺で暮らす人達だが、特にそれを取り上げているわけでは無い。
 主人公のエリックは郵便配達人で2人の息子を持つがあまり息子達とは意思疎通が無い。長男の方がギャングの仲間にさせられ...。
 で、やっぱりイギリスでは郵便配達人は貧困層に入るんだなあ。職業に貴賎は無いんだから郵便配達もちゃんとしたお給料をもらわないと。郵便配達なんて人件費の塊なんだから。
 で、イギリスの下層の人達ってああいう家(アパート?)に住んでいるのよね。それにしても幅がずいぶん狭く感じるんだけど。イギリスの映画を観ていると、この映画に出てくる様な家がよく出てくるよね。玄関から奥までが細長くて、奥に行くとリビンやキッチンがあって、入り口の近くに階段があって。一家族分がマッチ箱を立てた様な細長い家で、それがたくさんくっついた様な建物だ。ずっと奥まで行って、その先に庭がある。
 主人公はサッカーが大好き(イギリス人は大体サッカー好き)で、とくにエリック・カントナが大好き。ある日、彼の前にエリック・カントナが現れ、彼の生き方に助言を与える様になる。当然、彼の中だけに現れる幻想だ。だけど、彼のアドバイスを受けながら行動することでラストはハッピーエンドになる。
 うん、たいしたことない内容だな。せっかくのケン・ローチなのに、この程度の映画にしてしまうことはもったいない。まあ、それでも下層階級で働く人達を登場人物にしたのは彼なりの矜持かな。ラストのギャングとのやり合いも漫画みたいで、本当のギャングなら銃撃戦なのに水鉄砲でおしまいなんて。それに、相手の恥ずかしい姿を撮るなら、丸裸にしてチンチンを見せるとか、浣腸してあげるとかがいいんだけどなあ。
 わかりやすいけど、凡庸な作品でした。