「誤解してた。正直、すまなかった。」と謝りたい。

シャロン・テート惨殺事件をタランティーノが映画化するというニュースを知った際、あんな悲惨な事件をエンタメ化するという悪趣味に腹を立て、上映されても観ないと決め今日まできたのだが、『ルックバック』がコレに影響を受けていると知って（もしや？）と思い録画観賞。（なるほど、こう変えたのか）と感心。このタランティーノのこうなら良かったのにという、願望のドラマにふれ、会った事もないがタランティーノに「誤解してた。正直すまなかった。」と謝りたくなった。そして「アンタ優しいね。カッコいいね。」と言いたくなった。
　ドラマは前半から1969年当時のハリウッド映画やテレビ番組へのオマージュに溢れてゴキゲン。スティーブ・マックィーンはホントに似てたし、ポランスキーも雰囲気ぴったり。サム・ワナメーカーなんて懐かしい。そしてシャロン・テート役のマーゴット・ロビーも良かった。ブラピ、ディカプリオはさすがの名演で、映画愛のある大満足の作品でした。多少冗長なので2時間半ぐらいに収めてくれれば、尚良かった。