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鑑賞日 2025/04/10  登録日 2025/04/10  評点 75点 

鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
3D/字幕 -/-
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晩年の新藤兼人作品はアウトサイダーアートとして観るように脳がオフセットされているので、というかそうとでも防御線を張らないと発狂してしまうある種のアハ体験なので、真正面から対峙するのが難しい。泡吹いてニワトリの鳴き声をBGMに踊る様とか無意味な伊藤歩の全裸とか、正気で受け止めてどう思えばいいのか。そんな中大竹しのぶの怪演が、怪演故にむしろ狂人のそれとしか思えない新藤兼人のコメディセンスの防波堤として機能している。毒をもって毒を制す。バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!「一枚のハガキ」と本作の類似性、とか考えそうになるが、そんな事すら馬鹿馬鹿しく思える泥沼がそこにある。