“ フォレスト・ガンプ　一期一会」のロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクス、ロビン・ライトが再結集！”というにはあまりにもハードルが高くて、一瞬、2016年3月に観たテレンス・マリック監督の「ボヤージュ・オブ・タイム」が頭をよぎってイヤな予感がしたけど、あそこまでの居心地悪さはなくて映像的には面白かったというか、ベビーサークルと杖が並んだ映像に、齢74歳になろうとするゼメキス監督の言わんとすることはわかるような気がしたかも！


それにしてもVFXの力を借りて10代から70代までをトム・ハンクスとロビン・ライトがひとりで演じきるという試みはすごいと思ったけど、トム・ハンクスが18歳とかさすがに無理な気がして居心地が悪かったというか、画面に流れる幾世代もの家族に対してもう少し愛着が感じられるような仕掛けがあれば寄り添うような気持ちで観ることができたような気もしたけど、終わってみればゼメキス監督のプライベートフィルムのようにも思えた、いい意味で？