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逃げ去る恋
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原題"L'Amour en fuite"で、邦題の意。『大人は判ってくれない』(1959)の主人公アントワーヌを描く第5作。 前作『家庭』(1970)の和解から数年後。アントワーヌ(ジャン=ピエール・レオ)とクリスチーヌ(クロード・ジャド)の協議離婚の成立前夜、アントワーヌが新たな恋人サビーヌ(ドロテ)のアパートで目覚めるところから物語は始まる。 印刷所に勤めながら過去の女遍歴をネタに小説も書いているという何とも言えない成長ぶりで、第2作『アントワーヌとコレット』(二十歳の恋、1962)のコレット(マリー=フランス・ピジエ)との偶然の出会い、相変わらずの女癖、サビーヌとの喧嘩、コレットとクリスチーヌの身の上話と続き、アントワーヌがサビーヌの写真に恋し、本人を探し回った経緯を打ち明けて仲直り。 クリスチーヌは成長しないアントワープへの愛情が覚めたことを知り、コレットは新しい恋人と再出発という、どうでもいい恋愛模様が描かれる。 最大の見どころは何歳になっても女の尻を追い回すのが生き甲斐のアントワーヌの女性遍歴で、男はいくつになっても成長しないという、男なら胸にこたえる情けなくも哀しい物語。 女以外に生き甲斐を見いだせないダメ男アントワーヌの壮年、老年の姿も見てみたかったが、6年後にトリュフォーは帰らぬ人となる。
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